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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「イコライザー」 「許されざる者」の現代版リメイク

 アントワーン・フークア監督は黒人監督には珍しく、「ザ・シューター/極大射程」や「エンド・オブ・ホワイトハウス」など、白人が主演の普通のアクション映画も撮れるヒト。
 しかし、ココ数年はデンゼル・ワシントンの御用監督のようになっている。
 コレはその「アントワーン・フークア御用監督シリーズ」の一作目。
 デンゼル・ワシントンとのコンビは2001年の「トレーニング・デイ」以来13年ぶり(2014年作品です)。

 

 もともとは「ザ・シークレット・ハンター」という80年代アメリカのTVドラマだったらしい。
 フォーマットとしては「引退した元CIAの凄腕工作員が悪い奴をやっつけて人助けする」という至ってシンプルなもの。
 TV版では新聞広告を出しているという設定らしいが、映画ではそこまで行ってない。エピソード・ゼロ的なつもりなのだろう。

 

 ところで「ザ・シークレット・ハンター」というのは日本でテレビ放映した時のタイトルで、もともとはTVシリーズのタイトルも

 

「The Equalizer」。

 

 辞書的な意味だとEqualizeは「等しくする」「平等にする」となっていて、なんかどエライ大げさなハナシになっている。

 

 なにしろ元は1時間(実質45分?)のテレビシリーズでシンプルなフォーマットである。デンゼル・ワシントンといえど、90分くらいのB級アクションになりそうだが、、、

 どういうわけか全然そうなってない。
 2時間10分超えの長尺を使って、なんか悠揚迫らざるペースのアクション映画になっている。

 

 例えば。
 デンゼル・ワシントン演じるマッコールさんは、現状ホームセンターで働いているのだが、若いデブの同僚が警備員の資格を取る手助けをしている。
 デブのダイエットや筋力トレーニングを指導したり、デブママがひとりで切り盛りする食堂が放火にあってデブがホームマートを休んでると見るや、放火犯をボコボコにしたりする。

 

 一方でマッコールさんを殺しにロシアからやって来たトラブルシューターの描写も延々と続く。コイツがいかに有能かつイカれた奴であるのか、コレでもかと見せつけてくる。

 

 もう、この両者の丁寧な描写はまるで文芸作品を見せられているようである。

 ただ、誤解なきように言っておくが、この映画決して退屈ではない。
 アクションシーンのキレは素晴らしい。
 思えば「ザ・シューター/極大射程」も「エンド・オブ・ホワイトハウス」も素晴らしかった。
 前半で、ロシアン・マフィアの巣窟に素手で乗り込んで、数十秒で全員倒すシーンなど、格闘が始まる前、部屋の中に何があるかマッコールさんが探している描写を、カメラがマッコールさんの眼球に入り込んで映し出す演出や、いざ超ハードアクションが始まってからのあまりの無敵ぶりなど、おそらくマッコールさんは、この映画では神の役を振られているのだろうな、と思う。

 

 ところでこの映画、そもそもストーリーが動き出すきっかけは、深夜のダイナーにおける、マッコールさんと、クロエ・グレース・モレッツ演じる少女娼婦の交流である。
 そして、この少女との会話の中で、マッコールには死別した妻がいることが明かされる。
 さらに、上記の殺戮の後、マッコールさんはボソッとひとコト、

 

「すまない、、、」

 

とのたまうのである。

 

 コレらの事どもをまとめると、ですね、この映画はつまり、

「昔はさんざん悪いことをしてきたが、今は亡き妻の言葉を守って真面目に暮らしている男が、娼婦を守るためにもう一度暴力装置としての自分を発動させる」

というハナシである。

 

 お気づきであろうか。

 コレはつまり、クリント・イーストウッドの「許されざる者」と同じである。

 ハッキリ言って、コレはデンゼル・ワシントンによる「許されざる者」のリメイクのつもりなのではあるまいか。

 

 「許されざる者」は、キレの良いアクションのある西部劇であるとともに、クリント・イーストウッドが描き続けているテーマ、「人間と罪」を描いた、深みのある文芸作品でもあった。
 コレがつまりB級アクションのような題材にも関わらず、まるで文芸作品のように人物描写が多い理由でもあるだろう。
 例えばマッコールさんに、わざわざロシアからやって来たトラブルシューターの生い立ちまで語らせるのも、「人間と罪」を追求してるのだろう。

 

 さらに言えば。
 ほとんど神のような存在であるマッコールさんは、ひとつだけ神にあるまじきミスを犯している。彼とクロエ・グレース・モレッツの共通の友人がひとり死んでいるのだ。
 コレもつまり、「許されざる者」におけるモーガン・フリーマンのしと対応しているのだろう。

 

 「許されざる者」のような文芸作品として成功しているかどうかは分からない、
 が、多分アカデミー賞は獲らない(まあ、獲ってない)。

 

 しかし、ハッキリしてることはある。
 デンゼル・ワシントンが、

 

「我、黒人のイーストウッドたらん」

 

とハッキリ宣言宣言したことだ。

 

 我々はそのことを、、アントワーン・フークア監督と組んだ次作、次次作でも思い知らせることになるのであった、、、、

JUGEMテーマ:映画

at 02:59, 空中禁煙者, 洋画

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ほんとにあった!呪いのビデオ 78」 エンディングが不思議な印象を残す川居監督2作目

 通常の巻で115分というのは過去最長ではあるまいか(どういうわけかAmazonでは65分という表示になっている)。
 観終わっても「長かったなぁ、、、」という実感があり、特にミーティングシーンが長い。

 

「踏切」
 いかにも トッポそうな二人組みが「動画サイトに投稿するために」、地元で心霊スポットとの噂がある踏切に撮影に行く。
で、当然奇怪な現象に会うわけですが、現象自体はイキナリ突っ込んでくる電車を利用したカットがあって、ハッとさせられる。

 

 だけどさ、この二人、「動画サイトに投稿するために」撮影してたわけじゃん?だったらせっかく心霊現象も撮れたわけだし、動画サイトに投稿すれば、アクセス数稼げるんじゃないの?「ほん呪」に投稿して「ほん呪」で公開されちゃったらアクセス数減ると思うがどうか。
 別に動画サイトのアドレスも表示されないし、、、

 

「獅子舞」
 現体制の得意技である2段落ち。
 例によって二段目はないほうがいい、というかそもそも全く視認できない。

 

「休日」
 まあ、休日の出来事なんだろうけど、今までも結構休日の出来事だったような、、、

 農家のだだっ広い敷地内で、小学生低学年の娘二人がミニバイクに乗っている風景を父親が撮影している。
 なんかもう、奇怪な現象云々より、姉妹でミニバイク楽しそうだなっていう、、、

 

「ゆれる」
 女子高生3人が、昼間の公園で、スマホ1台、タブレット1台を使ってお互いを撮りあっている。
 やがて辺りが暗くなって公園に人っ子一人いなくなっても、まだ撮っている。
 そんなに撮るもんあるんかと思うが、JKとはそうしたものかもしれない。

 

 もう暗いんだから帰ればいいのにと思うが、なんかキャッキャキャッキャ言いながら撮っていると、誰からともなく、ふと、気付く。
 風もないのに、誰も乗っていないブランコの、4台のうち1台だけが、い、ち、だ、い、だ、け、が、動いていることに、、、

ヒトの乗っていないブランコが動く、コレ以上無いくらいベタな展開にも関わらず、コレは短編としては数年ぶりの傑作と言っていいのではないか。

 

 とにかくJKがしつこいのである。

「ヤダ、動いてる、、、」
「止めてみる?」
「ヤメなよ、、、」
「(近づいていって止める)止まった、、、」
「ヤダ、また動いてる、、、」

 

 コレを計3回繰り返すのだ。
「もうヤメてーーーー!!!」
と思う。

 ふと、ほん呪61巻における、菊池監督の増本演出補イビリを思い出す。

 これだけ「ブランコが揺れる」だけで引っ張れたのだから、最後の奇怪な現象は要らないのではないかという気がするし、JK三人組のうちひとりのその後の運命についての言及も要らないような気がする。
 その辺を吹っ切れるかどうかが、今後のほん呪の運命を握っているような気もするがどうか(大袈裟)。

 

「シリーズ監視カメラ 中古車」
 自宅の敷地内に停めてある中古車のクラクションが、毎日1時過ぎに鳴り響く。
 投稿者はイタズラだと思い、犯人を捕まえるために監視カメラを設置。

 

 で、まあ、1時5分に案の定クラクションが鳴り、車内には、ドアも開いて無いのに怪しい顔が、、、

 インタビュー映像で投稿者は「血みどろの顔が、、、」と言っているが、暗いしかろうじて顔であることが分かる程度で、とても血みどろかどうかは分からない。

 

「排水溝」
 一晩泊めてもらった家出娘がシャワーを浴びていると、シャワー室でなんかカリカリカリカリ音がする。
 どこから聞こえてくるのだろうと耳を澄まして辺りを探っていると、どうも、排水溝から聞こえてくる。
 排水口の蓋を外してスマホで中を撮影してみると、、、

 

 スマホのカメラを排水溝にくっつけたときに、一回真っ暗になるのを利用して絵を繋いでいるような気が、、、

 

 このエピソードはでいちばん重要なのは、むしろインタビュー映像で語られる、家出娘の

「ネットで発信するとすぐ家出娘を泊めてくれるヒトが大勢いるのがどうかと思う」

という、自戒なのかも知れない。

 

「続・ずっと一緒」
 薬剤師の兄による看病のもと、徐々に健康を取り戻しつつあるように見えた彼女ではあったが、前作のラストで元カレである先輩が、
「彼女は一人っ子で、兄など絶対いない」
と言い出したことにより、それまでの投稿者や製作委員会が思い描いていたシナリオは、根底から瓦解してしまう。

 

 投稿者と製作委員会は慌てて再度彼女の家に、兄問題の真偽を質しに押しかけるが、すでに前回訪問済みの彼女のマンションは、すでにもぬけの殻であった、、、

 この辺の展開は意外性の連続で、素晴らしい。

 

 実はこの後も意外なことが起き続け、なかなかどうして我々ファンの度肝を抜着続けるのだが、実は、このエピソードはほん呪史上でもかなり異色のエピソードになった。
 冒頭でも書いたがこの巻はシリーズでも最長の尺数であり、その尺数の半分以上がこの「続・ずっと一緒」に費やされている。
 それは、このエピソードに含まれるシリーズ史上類例を見ない意外な展開を、2つも描いているからなのだと思う。

 

 彼女の家はもぬけの殻だったが、親友である投稿者はどうにか彼女と連絡を取ることができた。
 そして投稿者からさらに衝撃的な事実が製作委員会にもたらされる。

 なんと彼女は、ニセの兄どころか、ニセの両親とともに、疑似家族を作って一緒に暮らしているのだという。

 ココから、ほん呪史上に残る驚嘆すべき展開を見せるのであった、、、

 

 もとより製作委員会は事件を解決するのが目的の組織ではない。
 したがって、別に投稿者や奇怪な現象に見舞われた被害者を救う義務はさらさら無い。

 しかし、普通の市民としてやるべきことはやらなければならないのではあるまいか。

 

 実は、この、被害者が擬似家族と暮らしている、そして、本人はそれなりに幸せであり、実の親のもとには帰りたくないと言っている、という事実が明らかになった時点で、なんと、今の演出陣のトップである川居尚美嬢が、
「製作委員会はコレ以上干渉すべきではない。コレ以上切り口がない。取材はコレで打ち切り!」
と言い出すのである。

 

 本人が幸せならばそれでいいではないか、という論理は分かるが、イヤイヤイヤ、チョット待ってくれ、本人の親ってもんもいるだろ。
 本人は良くても実の親は、我が娘が他人を親と呼ぶ生活に絶対納得行かないのではないか。
 少なくとも彼女の実の親に連絡すれば、まだ展開が望める、撮れ高が稼げる筈である。
 コレを「切り口がない」と言って取材を中止する、というのは映像制作者としてどうなのか、と思わざるを得ない。

 

 この時の川居尚美嬢は何かに悩んでいる。
 それは、「ほん呪」というシリーズ自体への迷い、悩みのようである。

 

 その後、ある意味当然のことながら、製作委員会を無視した投稿者によって、彼女の現状は実の親の知るところとなり、あっさり彼女は連れ戻されてしまう。

 しかし、この事実は、全く予想外の形で委員会にもたらされる。

 

 突然、委員会に、自宅にいた音声担当カワイイ寒ちゃんこと寒川女史から、
「自宅に彼女の兄と名乗っていた男性が押しかけてきた、、、」
と通報してきたのだ。

 

 彼女を失った「兄」は、次は寒ちゃんを標的として定めたのだろうか、、、

 

 このあと、「兄」がなぜ彼女に執着していたのか、彼女をどうしようとしていたのか、等々、イロイロなことが明らかになったり、カワイイ寒ちゃんが「兄」とタイマン勝負させられたりするのだが、最終的に、コレまた全く意外なテイストのラストを迎える。

 

 こういうエンディングも、「ほん呪」史上始めてではないか。

 悲惨なような、どこか甘っちょろいような、不思議な印象。

 

 例えば、そもそもの呪いの被害者であったはずの彼女は途中でどうでも良くなってしまう。
 加害者であるはずの「兄」についても、我々視聴者は素直に断罪できなくなっている。

 自らの乱心を演出したことと、この不思議な印象のエンディングが、川居尚美嬢の個性なのだろうか。

 

 まさか、早くも川居体制終焉に向けての布石だ、とでもいうのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 21:18, 空中禁煙者, 邦画

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「ほんとにあった!呪いのビデオ 77」 久々に負傷者が出ます(しかも2名)。

 期待と不安が交錯する川居尚美嬢演出参加2作目。
 初めての女性演出が吉と出るか凶と出るか、前作では凶とは言わないまでも、吉ではなかったような気も、、、
 イヤ、女性にはアレ、刺さるのかなぁ、、、

 

「ホワイトアウト」
 クルマで雪山にやってきた男女数人が遭難しかかってます。たしかに猛吹雪で、そのうち織田裕二が横で雪を掻き分けて来そう。

 

 コレまた2段落ち。
 もう完全に2段落ちが今の演出陣の手法だと言ってもいいだろう。
 どっちか片方は要らない、と思わせるのも、もう、おなじみ。

 

「子供の風景」
 親子三人で公園に来た際、子供にカメラを渡して撮らせていると、、、というハナシ。

 中村氏のナレーションは13年前にこの公園で少女の遺体が見つかり、その直後に近くの駅でおっさんが飛び込み自殺している、と語り、あたかも少女の遺体と飛び込み自殺に因果関係があるかのごとき語り口である。
 にもかかわらず、息子が撮った映像に写っているのは中年のおっさんの生首である。
 「呪いのビデオ」っつってんだから、この場合、呪う資格があるのは殺された少女であって、おっさんはとっとと成仏するなりなんなりして欲しいと思う。

 

 さらに言えば、委員会はこの飛び込み自殺したおっさんの写真を入手して、生首画像に似ているかどうか検証すべきと思うがどうか。

 

「写真スタジオ」
 街の写真館で記念撮影する家族。この写真館では、撮影中の様子を動画で撮影するサービスが有るという。ホントかしら、、、
 で、何回目かのストロボが焚かれた瞬間、夫婦の顔が別人の顔に入れ替わり、1歳の子供の顔が変形しているというが、、、

 

 委員会がこのスタジオに乗り込んで、カメラマン立ち会いのもと、動画を検証する。
 カメラマン(ていうかこの写真館の社長さん?)はこの動画を見て、割とふつーな感じで
「知ってる家族に似てますねぇ、、、」
とか言ってるが、そういう問題じゃないと思う。
 もっとうろたえるか驚くか申し訳無さそうにするかして欲しい。

 

 要するに以前奥さんの妊娠中に記念写真を撮りに来た家族に似ている、というのだが、投稿者夫婦の顔が変わった後の顔(つまり、以前妊娠中に撮影に来た夫婦の顔)はモザイク無しで映すのに、撮影に来た当時の顔にモザイクが掛かっているのはやや疑問である。

 

 中村氏のナレーションは「子供の顔がひどく変形しているのが気になる」「この家族の無事を願う」と言っているが、おそらくは、「この夫婦はおそらく奥さんが妊娠中に亡くなっている」或いは「最低でもお子さんは死産だったのではないか」と匂わせているのだろう。

 

 さらに言えば、この家族の名前や住所は写真館に残っているのだから、委員会はこの家族がどうなっているのか調査すべきと思うがどうか。

 

「美容院」
 美容師さんのカット練習用ビデオの撮影。ウィッグを載せたマネキンの髪を先生が切る、という、ホラーとしてはベタな設定だが、マネキンの顔が表情を持つ瞬間はやはりインパクトがある。
 まあ、カメラワークじゃねーか、という気もするが。

 

「フェスティバル」
 大きな公園の噴水の中にある岩の塊の中に、奇怪なものが見える。
 中村氏のナレーションは15年前にこの公園であった爆発事件の犠牲者であることを匂わせる。

 

 作品中では明かされないが、まあ、行ったことあるヒトは分かる、コレは新宿中央公園であり、15年前の事件というのは、2002年に起きた連続爆破事件、数年前に発表された藤原伊織氏の小説「テロリストのパラソル」との類似が指摘された事件のことを言っているのだろう。

 

 ただ、あの事件って重傷者が何人か出たけど、死亡者はいなかったような、、、

 

「祖父母の家」

 正月に祖父母の家に一族郎党集まって、一族の最年少である、やっと立つか立たないかくらいの赤ん坊の一挙手一投足をコトホイでいる。

 奇怪な現象があった後、中村氏のナレーションは、

「この日の夜、祖父が亡くなったという。まさか、あの奇怪な顔は死神で、祖父を連れに来た、とでもいうのだろうか、、、」

とか言っているが、死神ともあろうものがなんであんな狭いテーブルの下に身を潜めて赤ん坊観てるのかがわからない。

 奇怪な顔の造形が死神にふさわしいかどうかは各人でご確認を。

 

「ずっと一緒」
 今回の長編。
 もう、開巻早々うんざりする。
 前回と同じ、男女の痴話喧嘩を延々と見せられるのだ。

 

 前回が数年前、高校時代のカラオケルームだったら、今回はつい最近の大学の合宿での飲み会。 
 例によって先輩男子と付き合っていた女子が、どうも彼氏は先輩女子とも付き合ってんじゃないかとか、そんなこんなで投稿者の親友である後輩女子は、不可解な現象に見舞われてしまうのであった。

 

 ところがですね、このエピソード、不可解な現象に見舞われて以来病に臥せっている少女を看病する少女の兄の登場によって、全く意外な展開を見せ始める。

 

 件の少女は彼氏である先輩の愛が離れたと疑った瞬間、過呼吸気味に座り込んでしまい、体中に黒いアザが発現する、という怪現象に見舞われる。

 その後、連絡がつかなくなった彼女の家に、投稿者が製作委員会を引き連れて特攻すると、彼女は兄と同居していて、彼の処方する薬飲むことによって徐々に快方に向かっていた。

 しかし、この後先輩である彼氏に当時の状況を確認すると、驚愕すべき事実が判明するのであった、、、

 

 この展開は悪くない。
 ウンザリして萎えかけていた気持ちが一気に回復し、次の巻への期待を持たせるに十分。
 諦めかけていた次巻78巻も、どうにか見ようという気にさせるのであった、、、

 

 まさか、前巻が川居尚美嬢作品であり、今作は福田陽平作品だ、とでもいうのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 03:09, 空中禁煙者, 邦画

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