smtwtfs
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
profile
recommend
マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
映画検索
カスタム検索
  
 
★の数が意味するところ
★★★★★
生涯のベスト10を塗り替える勢い
★★★★
ブルーレイがでたら買うかも
★★★
観といて損はなかったかも
★★
別に観なくてもよかったかも

金はいいから時間返せ
bk1
new entries
categories
archives
recent comment
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    空中禁煙者 (01/23)
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    nk (01/22)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/04)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/03)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/02)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/01)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    空中禁煙者 (06/29)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    通りすがり (06/28)
  • 「ゼロの焦点」 中島みゆきのエンディング・テーマがビックリするくらい浮いている
    通りすがり☆ミ (12/08)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (06/03)
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.

「64-ロクヨン-後編」 前後編にしたほうが儲かるの?

 県警捜査一課が、14年前の事件のそっくりな誘拐事件を、同一犯と思っているのか、模倣犯と思っているのか、或いは判断がつかずに悩んでいるのか、解らないのは、まあ、いい。主人公の佐藤浩市が、今は捜一を離れ広報官だからだ。

 しかし、捜査一課長である三浦友和(コレも年齢的にどうかと思うけどなぁ、、、)が「我々はロクヨンの捜査をしている!」と言うのはずるいと思う。
 結局、何故捜一が第二の誘拐事件の真相に気づいているのか、描かれないからだ。
 特に、事件全体の焦点となる「幸田メモ」の主である幸田を見失っている描写があるだけに、ミステリーとして不誠実と言われても仕方ない。

 

 さらに言えば犯人グループは被害者の長女のどうやって知ったのかとか、そもそも犯人グループは「64」と同様の事件を起こしてナニがしたかったのか、とか、描写不足が多すぎて、どうでも良くなっている。

 イヤ、正直なトコロ、瀬々監督も、佐藤浩市の演説の後は、どうでもいいのではないか。
 ラスト近くの、被害者の次女が永瀬正敏の工場を訪れるシーンあたりからラストに至るまで、展開の脈絡が掴めず、素人が編集したような映像になってしまっている。
 自分がやりたこと終わっちゃった後、いくらなんでもテンション下がり過ぎではないか。

 

 後はまあ、映画としてというより原作上の問題かもしれないが、前半、ひき逃げ事件の加害者の実名を警察が発表するかどうかで、県警広報室と記者クラブが大揉めに揉めているシーンが有る。
 原作者の横山秀夫氏が県警の記者クラブ詰めの記者だった頃は、記者クラブ詰めと言えば新聞記者の花形だったかもしれないが、今は警察発表を垂れ流すだけのヒトたち、と言うイメージが有り、このシーンでの記者クラブの面々がなんだかバカにしか見えないのは困りものだ。
 警察が発表しないんだったら、自分たちで調べればいいのに、と思ってしまう。多分、警察が正式発表しないうちにスッパ抜くと記者クラブから除名されるとかなんとかあるんだろうが。

 

 なんかもう、アラ探ししてるだけになってきたが、最後にもうひとつ。
 前編のエントリーで書いた4.主人公の娘の失踪、について。

 娘の引きこもり→失踪の原因は、容姿が美人である母親(夏川結衣)に似ず、父親似であること苦にして、と説明されているが、肝心の娘の容姿については、激しい動きと長い髪で必死に隠して逃げている。

 

 映画としてはココ逃げちゃダメでしょ。特殊メイクでもなんでもして、観客が「ああ、これじゃあなぁ、、、」とある程度娘に同情できるようにしないと。
 或いは全然似てないのに少女特有の不安定さがそう思わせている、解るようにするとか。
 ココを逃げるくらいなら、娘のエピソード自体切るべき。

 

 全体的に、瀬々監督としては佐藤浩市の演説周りだけやれれば良かったのに、ショーバイ的な要請で前後編にまで引き伸ばしたのかな、と言う感じすらある。
 いや、それならまだ、コレでいいと思って作ってるよりは、救いがあるかなぁ、、、

JUGEMテーマ:映画

at 20:41, 空中禁煙者, 邦画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「64-ロクヨン-」 昭和64年に起きたかどうかはどうでもいい気が、、、

 エラい色んなことをやろうとしている映画である。
 ざっと目につくだけでも、

 

1.昭和64年に起きた児女誘拐殺害事件とその後。
2.記者クラブ、刑事部、警務部上層部の間に立ってもがく広報官の苦悩。
3.警察の隠蔽体質。
4.主人公の広報官の娘の失踪。

 

と四つもある。
 

 あまり言いたくないが、いくら前後編に分けようと、一人の主人公を通してこの四つを同時に描いて上手く行く監督が今の日本にいるとは思えない。
 いや、優秀な映画監督であればあるほど、この内のどれかは捨てるだろう。
 せいぜい2つに絞って、もっと緊密な一本の映画に仕上げるだろう。

 

 いったいいつからこんなダラダラした散漫な映画が許されるようになったんだろう。
 アレか。
 既存の映画的な枠組みをぶっ壊すって奴か。

 

 実を言うと、上記の4要素の内、2.だけは出来ている。
 警察内部での立場も名誉も捨てる覚悟で、記者クラブに己の全存在を賭して立ち向かう佐藤浩市の演説は、なるほど確かに迫力がある。
 佐藤浩市が全てを捨てる覚悟であることを知った部下たちが、必死で止めるシーンからこの演説に、さらにはこの演説がもたらす結果に至る流れは、ほとんど映画的であると言ってもいい。

 

 結局、瀬々監督はコレがやりたかったのだろう。
 組織の論理の中で自分の信条を貫こうともがく個人。
 コレだけは出来ているが、残念ながらそれ以外は支離滅裂だ。

 

 麗々しくタイトルにもなっている「64」事件。
 県警はたった一週間しかなかった昭和64年に起きた事件をこう呼んでいる。
 が。
 この事件自体はたいしたヒネリはない。悲惨ではあるが、単純な事件である。
 何故単純なこの事件が小説に(ひいては映画に)するに値するかというと、14年後、つまり時効の一年前に、この事件とそっくりな事件が起きるからである。
 果たして14年前と同一犯なのか、それとも模倣犯なのか。
 とりあえず焦点はココに移ると思うが、もう、そのへんの描き方が曖昧で、もう、この辺からワタクシ空中さんは、この映画にどう向き合えばいいのか、判らなくなってしまうのであった、、、
<後編に続く>

JUGEMテーマ:映画

at 01:25, 空中禁煙者, 邦画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「テラフォーマーズ」 ある意味三池崇史らしい映画

評価:
---
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
¥ 1,782

 例によって、未完で、大々的に特撮が必要なSFコミックを実写化している。
 そして毎度のことながら、原作ファンが納得できる出来では到底無い。
 原作ファンが納得できるか出来ないかで言えば、はなはだ悲惨な出来と言わざるを得ない。

 

 んなこた最初から判っているいるのである。
 判っていはいるが、実写化されてしまうのである。
 そういうものなである。
 そういうことに、なっているのである。

 しかしだ。
 ここでちょっと視点を変えてみると、だ。

 コレは未完のSFコミックの実写化であると同時に、三池崇史の新作でもある。
 三池崇史と言えば「フルメタル極道」(笑)の時代から、「理不尽な殺戮と人体損壊」を描いてこそ輝く演出家である。
 三池崇史は、要はなんでも引き受けるヒトであり、マトモなプロデューサー不在のこの国の映画界においては駄作を連発するヒトでもあるが、一度自らの資質とマッチした題材に巡り合いさえすれば、「殺し屋1」だの「悪の教典」だのといった超弩級の傑作をものしてきたのである。

 そして本作の原作「テラフォーマーズ」の魅力といえば、まさに「ゴキブリによる理不尽な殺戮と人体損壊」ではないか。
 そう考えると、この原作は正しく三池崇史向きの原作と言える。

 実際、この映画の魅力は、つまるところ武井咲が火星に到着直後に首へし折られたり(コレ、CMで観せちゃうのはどうなのかねぇ、、、どんだけ自信ないだよ、、、)、○○○○子がゴキブリにアタマ踏ん潰されたりするカットの爽快さだろう(イヤイヤイヤ、、、)
 ほとんど、それしか無いと言ってもいい。

 この映画は、ゴキブリに武井咲が首へし折られたり、元アイドルがアタマ踏み潰される映画だと思って観れば、それなりに観どころが全くないでもないと言えないことも無くもないのである(く、苦しい、、、)。

 

 前回「ストレイヤーズクロニクル」のエントリーで、「小説と映画のリアリティは違う」と書いたが、当然のことながらコミックと映画のリアリティも違う。
 今回、一応このリアリティの差を埋めようと努力しているのは、小栗旬演ずる特異なキャラクターである。
小栗旬は「オレ一人でこのリアリティの差を埋めようと努力しているぜ」と言う演技をしている。

 おそらくは主役の伊藤英明も山Pも肉体と存在感のみの役者であり、あまり精密な演技は出来ないだろうから、ココは一つオレがこの脇役だけど難しい役を引き受けなきゃならんかなぁ、、、と思ったのだろうが、別に小栗旬も演技派ではない。
 たんに「変な奴がいる」というレベルで終わってしまっているのは残念だが、一応この「リアリティに差がある」と言う現実に気づいて埋めようと努力していることは評価してあげてもいいと思うのであった。

 

 残念ながらこの映画が三池崇史のフィルモグラフィーにおける傑作にならなかったのは、殺戮し、損壊する側が人間ではなかったからだろう。

 実を言うと二足歩行するゴキブリの描写にはなかなかリアリティがあるのだが、つまるところゴキブリである。

 三池崇史は、あくまで「人間」が「人間」を殺戮し、損壊する様を描くときこそ、輝くのだろう。

JUGEMテーマ:映画

at 18:56, 空中禁煙者, 邦画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「ストレイヤーズ・クロニクル」 レプリカント・クロニクルじゃねーか、、、

 だからさぁ、、、小説のリアリティと生身の人間が演じてる映画のリアリティは違うんだってば、、、
 同じ超能力テーマの「SPEC」や「みんなエスパーだよ」がなんでコメディ仕立てなのか、考えてみて欲しいと思うのであった、、、

 

 どっかで見たような設定の寄せ集めなのは、まあ、仕方がない。
 原作小説ではそれなりにディティールを積み重ねたりして、寄せ集め感を消してたりするのだろう。
 しかし、時間の限られた映画にすると、エッセンスだけになってしまい、それはつまり寄せ集めであることが浮き彫りになってしまう、ということでもある。

 

 当然映画には映画なりに、ウソ臭い設定にリアリティを持たせる工夫が古来よりある程度確立されているのだが、瀬々監督はあまりそういうことに興味が無いようである。

 結果として、嘘くさくて観てられない映画が出来上がるわけである。

 

 とは言うものの、超能力のバラエティが「3秒後が見える能力」だの「超高速移動」だのである。
 この設定をリアリティを持って描くのは相当大変だろうな、とは思う。
 ではどうすればいいのかというと(※)、止めればいいのである。
 他に映画にすべきものなんていくらでもある。

 

 役者は誰もみな、こんなリアリティのない設定をバカにせず、真面目に取り組んでいるだけに不憫ではある。
 主役の岡田将生クンも仲間に優しく、責任感のあるリーダー役をナイーブに演じているが、岡田くん演じる青年の苦悩と世界観が接合しない。「バカのくせにナニ真面目に悩んでんの?」と思ってしまう。
 敵方のリーダー役染谷将太だけはさすがになんとかこのリアリティの無さに拮抗しようとあがいているが、それも虚しい。
 この役の能力が一番リアリティがないのだ。んなもん最初から毒ガスだけ作りゃいいじゃん、と思うんだがどうだろう。

 ラスト近く、黒島結菜ちゃんと、事件と関係のない大学生、本郷奏多が一瞬交流するシーンだけはリアリティがある。

 

 結局そういうことなのだろう。

 

 瀬々監督は別に超能力バトルをどう面白く見せるか、とか興味がない。
 おそらく瀬々監督がこの原作に惹かれた理由は、「あらかじめ失われた青春の後」だろう。

 「失われた青春の後」を唯一託された黒島結菜ちゃんは、メンバー全員の希望を受け止めきれないでいる(だから岡田将生クンのグループとも行動を共にしない)。
 一方、単なる一般人である大学生本郷奏多は就職活動がうまく行かなくて悩んでいる。つまり、「青春の後」だ。
 彼にとっては当然のこととして訪れる「青春の後」に悩む本郷奏多に、「青春の後」の貴重さを知る黒島結菜ちゃんは、「なんとかなりますよ」と言い残して去っていくのであった、、、

 

※たとえばさあ、黒島結菜ちゃんの能力はコウモリの遺伝子を組み込んで得た「レーダー」だって言うのよ。
だったら黒島結菜ちゃんが口からかなんか知らないけど「超音波」を発するカットが有れば、リアリティが増すんじゃないの?
 まあ、この映画の場合、そういうことの積み重ねでどうにかなるレベルでもないんだけど、、、

JUGEMテーマ:映画

at 20:06, 空中禁煙者, 邦画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「ヘイトフル・エイト」 雪がキバむく一つ宿

 黒人の賞金稼ぎが主人公の西部劇と聞いて、てっきりジェイミー・フォックス主演で「ジャンゴ」の続編かと思ったら全然違いました。

 タラ坊作品常連サミュエル・L・ジャクソン主演。

 で、ナニをやっているかというと、ですね。
 「必殺仕置人」屈指の傑作エピソード「夜がキバむく一つ宿」をやっております。

 堂々と。

 悪天候によって仕方なく避難所(的な建物)に集まってきた怪しい奴ら。
 彼らには表向きとは違う目的があった、、、

 というわけで、全編グダグダ会話で満たされていると言う意味でも、密室で疑心暗鬼な悪党どもが殺戮し合うと言う意味でも、はなはだタラ坊向きな題材にはなってます。

 

 なってはいますが、タランティーノ史上、もっとも退屈なのも確か。
 んなもん「必殺仕置人」が45分で片付けていたネタを、2時間45分もかけられても困る。
 どうせイロイロ隠しネタが有るんだろうが、ワタクシ空中さんは、そういうのってあんまり映画の出来と関係ないと思うのね。

 

 一か所。
 紅一点(とは言え一番悪い奴)のジェニファー・ジェイソン・リーが、小屋の中にあった古いギターを爪弾きながら歌うシーンが有るのだが、歌っている途中でカート・ラッセル演じる賞金稼ぎが「ウルセェ!!」っとギターを取り上げ、柱に叩きつけて完膚なきまでに破壊してしまう。
 この時、ジェニファー・ジェイソン・リーが「キャアアっ!」と頭を抱えて怯えるのだが、イヤイヤイヤ、こんな悪女が自分のものでもないギター壊れたからってこんな怯えるかいッ!と思う。
 実はこのカット、ギターは「絶対に傷つけません」と言う条件でメーカーの博物館から借りてきたヴィンテージもので、本来は取り上げてからカットを変えて偽物と取り替えるはずだったが、カート・ラッセルが忘れたか伝わってなかったかで、そのままぶっ壊してしまったカットをそのまま使っているそうだ。
 つまり、ジェニファー・ジェイソン・リーの驚きは本物なのだ。

 なんとなく、宣伝のための嘘ではないか、と思わせるエピソードではある。
 タラ坊だし。

 

 ムダに長いしムダに広いし(なんと70mm。んなもんイマドキ上映できる館あるかッ!!しかも密室劇で、、、)、なんとなくタラ坊がナニを考えているのか判らない。
 さすがにこのムチャクチャなラストは予想できず、ス、スゲエ、、、と思ったが。

JUGEMテーマ:映画

at 18:53, 空中禁煙者, 洋画

comments(0), trackbacks(0), pookmark