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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「劇場版 SPEC 〜結〜 爻ノ篇」 驚愕のラスト5分を見逃すなッ!!

 とは言うもののさ、前後編の前編だけ観てヤメるっていうのも、なんじゃないですか。
 しかも完結編。
 やっぱりちょっと気になるじゃない?

 という訳で観てみたわけですが、、、

 正直言って腰が抜けました。
 なんだコレ、スゲェ、、、

 イヤ、別に今までとっ散らかしてきた伏線が見事に回収されるとか、非常に完成度の高い映画であるとか言うつもりはない。
 なんだかもうちょっとサイズもちゃんと作れよと言いたくなるような警視庁の屋上のセットで、戸田恵梨香と加瀬亮とムカイリとユウコリスが怒鳴り合ってるだけの映画です。

 正直ってその全てがドーデモいい。この映画の95%がドーデモいい。

 問題は、ラスト5分、佐野元春の1981年(!)の楽曲「彼女」に載せて綴られるこのシーケンスのあまりの美しさに、ワタクシ空中さんはちょっとチビるくらい感動してしまった。
 イヤ、筋は通ってない。
 ハッキリ言ってデタラメである。
 パラレルワールドだのなんだの持ちだしてはいるが、所詮悪ふざけにすぎない。
 しかし美しい。
 一瞬、ソレまでの全ての悪ふざけが、全てココに至るための必要な過程だったのかな、と信じてしまいそうになる。
 ソレくらい美しい。

 佐野元春はテレビシリーズの最初から、当麻のすでに亡くなった父親の役で「SPEC」に関わっている。主に遺影でだけど。回想シーンで出てきたことがあったかな?
 最初はなぜ佐野元春なのか分からなかったが、このシーンのためなのだろうか。

 提カントクは、「ケイゾク」の頃からこのラストを思い描いていた、等と言っていて、どうせアトヅケの嘘に違いないのだが、この佐野元春問題を考慮に入れると、ひょっとして本当なのだろうか、などと疑わざるを得ない。

 映像と、脚本と、音楽と、演技と、全てが揃って初めて可能な、小説でもマンガでも不可能な、映画でのみ表現できる美しさが、ココにある。

 脱帽。
 コレだから途中で諦めるのは危険なんだよなぁ、、、

 この後また余計なくすぐりさえ入れてなきゃあなぁ、、、
JUGEMテーマ:映画

at 01:43, 空中禁煙者, 邦画

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「劇場版 SPEC 〜結〜 漸ノ篇」 エヴァンゲリオンごっこ

  前作「劇場版SPEC 〜天〜」のエントリーで、「SPEC」シリーズ(と言うか堤幸彦作品)は「悪ふざけ」であり、その「悪ふざけ」を楽しめるものだけが堤幸彦作品の鑑賞に耐えられる、と証明(?)しておいたのだが、どうもコレ、マジメに鑑賞してるヒトもいるのかなぁ、、、

 京大卒の天才汚女デカとSIT上がりの肉体派デカが超能力絡みの事件を解決する、と言うフォーマットは連続ドラマ時代に早々と終わりを告げ、映画、スペシャルドラマ時代に入ってからは、すっかりハルマゲドンものの様相を呈してる「SPEC」シリーズではあったが、すでに対立の構図も、

スペックホルダーvs.一般人
スペックホルダーvs.一般人vs.一般人のスペックホルダー擁護者
スペックホルダーvs.一般人vs.一般人のスペックホルダー擁護者vs.神様

と、もう、誰と誰が何の目的で対立してるのかすら判らない状態である。

 ソコへ持ってきて、さらに「ファティマ第三の予言」だの「ソロモンの鍵」だの「八咫烏」だのともったいぶったワードを散りばめて、「オレだってエヴァンゲれるんだぜ!!」と自慢げな提カントクのご尊顔が目に浮かぶようである。

 要するに「おまーらみたいなもんはこうやって適当に謎散りばめときゃ勝手に色々詮索して盛り上がるんだろ、どうせ」と客に対して悪ふざけを仕掛けてるわけで、結局、いつものとおり提カントクの悪ふざけを楽しめるかどうかが、この映画に対する評価の分水嶺になるわけだ。

 で、「ケイゾク」以来の提カントクの悪ふざけをそれなりに楽しんできたワタクシ空中さんではありましたが、正直言ってもう、全く楽しめません。二番煎じのエヴァンゲリオンごっこに付き合えるほど若くないのね。

 もう、レギュラー陣に対する懐かしさや、北村一輝の怪演や、こんなヒトがこんなアホなことを、、、(基本的にこの映画自体が「アホなこと」なので、出演者全員に言えることではあるが)と言う興味で見てるだけ。
 ハッキリ言ってこの時点で、もう、どういう結末を迎えようがドーデモいい心境になっている。

 どうもワタクシ空中さんは、途中で見切りをつけるということが出来ない、一度手を出したものは最後まで見届けないと気がすまない、という体質で、グイン・サーガにしろ「フツーもう見捨ててるだろ、、、」というようなものにいつまでもこだわり続けてしまう。
 正直、もう「オレには永遠に時間がある」と言う幻想を信じられるような歳ではなくなっているので、いい加減諦めればいいのに、と思うのだが、、、

 しかしエヴァンゲリオンもそうだったけど、「ファティマ第三の予言」と言い、「ソロモンの鍵」と言い、どうしてこういうヒト達の伝奇趣味ってキリスト教文化に寄り添いたがるんだろう。コレ、誰かがまじめに考察してくれないかなぁ、、、

 そういう意味では本作は「八咫烏」だの「卑弥呼」だの「御前会議」だの、日本的な要素もミックスして差別化しようとしてるんだろうか。
JUGEMテーマ:映画

at 19:48, 空中禁煙者, 邦画

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「極大射程 下」 「三大原作のアブリッジが上手な映画」の一つの原作

 本書を読んでもう一つ気付くことは、映画版の「ザ・シューター/極大射程」の映画化に向けてのアブリッジが見事なものである、と言うことだ。
 映画化に向かないエピソードはバッサリ切って、一本の映画として過不足ないようにまとめた手腕は見事。
 原作のボブ・リーに比べ、やや軽い印象のあるマーク・ウォールバーグ主演にも合わせてある。
 原作ではモテモテの二枚目である新相棒のニック・メンフィスがカエルみたいなルックスになっちゃってるのは、多分、二枚目にするとマーク・ウォールバーグが負けるからだろう。

 さらにオレは映画版「ザ・シューター/極大射程」のエントリーで「観客が予想してない時に突然ブシュー。コレがすごく映画的なの。」などと書いているが、コレが実は原作の描写に忠実に演出した結果であることも判った。
 原作にちゃんと

「気をつけろよ、ポニー」といって、トミーが相棒に飛び散る血がかかるのを注意した。
「もう少しで―」
トミー・モントーヤの頭が破裂した。

 などと書いてあるのである。
 この文章の呼吸に忠実に演出したわけだ。

 ハリウッドでは珍しい「白人が主演の映画も撮る黒人監督」アントワーン・フークア、やっぱりタダモンじゃないねぇ、、、

 今のところこの映画は「プレステージ」、「八日目の蝉」と並んで、個人的な「三大原作のアブリッジが上手な映画」の一つと言っていいだろう。

 まあ、「プレステージ」と「八日目の蝉」は「二大原作より面白い映画」なのだが、その一角を担うほどではないが。
JUGEMテーマ:小説全般

at 01:47, 空中禁煙者, 書籍

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「極大射程 上」 ある意味現代版「南部の唄」

 「ザ・シューター/極大射程」の原作。
 「暗殺者グレイマン」がイマイチで消化不良気味だったので、「真打ち登場!」みたいなつもりで読んでみたが、ナルホドコレは格が違う感じ。
 「暗殺者グレイマン」みたいなイデオット・プロット全くなしで、上下巻突っ走る豪腕には恐れいった。

 主人公ボブ・リー・スワガーは「世界最高クラスのスナイパー」であって、陥れられた苦境を脱するために、スナイパーとしての腕前をフルに活用するが、実は「スナイパーとしての腕前」は、ボブ・リーの手駒の一つにすぎない。
 よく読むと、ボブ・リーが窮地を脱する際に一番重要なのは、いつもボブ・リーの周到さなのだ。スナイパーとしての腕前は、周到な作戦を可能にするためにあるに過ぎない。

 そして、日本人である身ではスティーブン・ハンター氏の叙述を信用するしか無いのだが、この「周到さ」はボブ・リーに代表される「南部人」の特徴として言及される。しつこいくらいにボブ・リーが「頑固で周到でしたたかな典型的な南部人」であることが強調されるのだ。
 どうも、スティーブン・ハンター氏の中では、頑固で周到でしたたかであることと、南部人であることは不可分であるらしい。調べてみると、スティーブン・ハンター氏はミズーリ州生まれイリノイ州育ちであり、あまり南部とは関係がない。
 とすると、逆説的に、南部人が「頑固で周到でしたたか」と言うのは、アメリカ人全体に流布するパブリックイメージなのかもしれない。

 更に、一冊だけ読んで(上下巻だけど)判断するのは早計かも知れないが、意外にボブ・リーの人物像は我々の脳裏に確かな像を結ばない。むしろ相棒のFBI捜査官ニック・メンフィスや、ちょい役の老弁護士サム・ヴィンセント、悪役のジャック・ペインのほうが、イキイキとした人物像を結ぶ。
 主役のボブ・リーは、ただ、現代アメリカ最高の戦士と、頑固で周到でしたたかな南部人のアイコンとしてのみ存在しているようである。

 コレが、シリーズを読み進めるにつれ、どのような人物像を結んでいくかも、楽しみだったりするから、やっぱりスティーブン・ハンター氏、巧いんだろうなぁ、、、

 下巻に続きます。
JUGEMテーマ:小説全般

at 19:25, 空中禁煙者, 書籍

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