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マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「グランド・マスター」 アクションに興味が無いヒトが撮ったカンフー映画

 予備知識無しで「あ、またイップ・マンが題材の映画だ、、、」と思って観てしまった。「グランド・マスター」っちゅうくらいだから、もしかするとイップ・マン映画の決定版のツモリじゃなかろうか、なんて。なんか知らんけどなんとなくそう思った。

 が、オープニングクレジットを見て腰が砕けた。監督ウォン・カーウァイじゃん、、、
 ウォン・カーウァイと言えば、ワタクシ空中さんの苦手なオサレな恋愛映画のヒトではないか。カンフー映画が観れると思ったのに、、、(ワタクシ空中さんは「ら」抜き言葉を推進しています)。

 とは言うものの、実はこの映画にはカンフーシーンは結構ある。しかもそれぞれちゃんと長い。剰え、武術指導はユエン・ウーピンである。殺陣だってちゃんとしてる。
 にもかかわらず、面白くない。
 ゲンキンなものである。
 どんなにちゃんとしたカンフーアクションを演じても、監督がアクションに興味が無いと、ちゃんとつまらなくなる。

 そもそもこの映画、Wikipediaにまで「やがて最強の拳法家の地位を巡り、すさまじいクンフーの戦いが始まる。」などと書いてあるが、全然そういう映画ではない。
 じゃあナニをやっているかというと、詠春拳のイップ・マン(トニー・レオン)、八卦掌のゴン・ルオメイ(チャン・ツィイー)、八極拳の一線天(チャン・チェン)と言う三人の武道家の日中戦争による激動の時代を描いた歴史絵巻みたいな映画である。しかもゴン・ルオメイと一線天は仮名。
 まあ、一線天はそもそもレジスタンス内のコードネームだけど。

 さらに言えば、この三人の人生が深く絡み合うわけでもない。
 イップ・マンとゴン・ルオメイは「たった一度の手合わせで恋心を抱く」という、武術ものではよくある展開だが、イップ・マンと一線天の人生は全く関係がない。ゴン・ルオメイと一線天も互いに名も知らぬまま一瞬出会うだけ。
 要するに、なんで一線天の人生をこの映画にぶち込んできたのかよく解らない。
 恐らくモデルになった人物が香港で(中国でも?)人気があり、このヒトを描くと描かないじゃ映画の入りが全然違うとかそういう理由だろうが。

 要するに、最強の拳法家の地位を巡り、すさまじいクンフーの戦いが始まるんだろうなぁ、、、などと思って観ていると、ナニを観せられているのか判らないと言う事態になりかねない。

 とは言うものの、映像の美しさは特筆すべきだろう。
 特にチャン・ツィイー絡みのシーンは監督も気が入っているのか美しい。
 お互いの技を見せ合うためにイップ・マンと手合わせし、一瞬、顔と顔が触れそうなほど近づくカット一発で、観てる方は、「ああ、コリャ惚れるわな、、、」と思ってしまう。普通に考えて顔が近づいたからって惚れるわけはないんだが、コレが映画のマジックというものだろう。

 チャン・ツィイー演じるゴン・ルオメイが父親の仇と雨がそぼ降る長距離列車のホームで対決するシーンも、美しいしアイデアに満ちていてかろうじて興味を保てるといえば保てる。
 実際何故このシーンがアクションとしての迫力が無いのかは不思議でさえある。

 観るヒトによっては歴史絵巻もカンフーアクションも両方楽しめるオトクな映画な気もするが、ワタクシ空中さんは両方楽しめませんでした。チャン・ツィイーも乳出さないし。

 やっぱり観る前に監督の名前を確認するのは大事であることを再認識させられた映画でした。
JUGEMテーマ:映画

at 20:17, 空中禁煙者, アジア

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「清州会議」 ある意味劇作家が撮ったっぽい映画

 清須会議とは、本能寺の変で織田信長と嫡男の織田信忠が討たれた後、織田家の重臣たちが集まって、織田家の世継ぎを決めた会議である。会議の目的と結論、出席者はハッキリしているが、当然のことながら会議の議事進行に関する詳細は、後世の創作も含め、諸説入り乱れて複雑である。
 この詳細を自分で作っちゃおう、という試みが、劇作家として魅力的であろうことは想像に難くない。

 そんな訳で当代一の劇作家、三谷幸喜がコレに挑戦したわけである。秀吉や柴田勝家やお市の方と言った歴史上の有名人が、三谷キャラとして三谷ワールドで活躍する、と言うのは確かに面白そう。

 で、事実そうなってます。
 秀吉が、柴田勝家が、お市の方が、その他大勢が、見事に三谷キャラと化して暴れてます。
もちろんキャティングの妙もあるのだが、三谷作品では常連の役所広司や小日向文世や鈴木京香に混じって、大泉洋や浅野忠信ら新参組も見事ではある。
 浅野忠信演じる前田利家は、この映画のメインキャストの中ではほぼ笑いの要素のない、「逆コメディリリーフ」のような存在なのだが、浅野忠信の辛気臭い顔にマッチしていて、実は大泉洋以上のベストキャストかもしれない。
 大泉洋の秀吉は、秀吉のコメディ部分を表現するのには最適だったが、恐らくは秀吉自身には横溢していたであろう凄みが感じられないのはやや残念だが。

 という訳で、まあ、充分三谷ファンを満足させられる映画だとは思うが、予想通り映画的快楽には乏しい。
別に映画と名乗って映画館で上映させるからといって、いわゆる映画的な要素がなければいけないというわけでもないのだが、そういうものを期待する向きには、案の定不向きな映画ではある。

 三田に監督自身がそういう映画的な要素に興味が無い、あるいは無くてもいいと思ってるワケではないと思う。
 例えば、この時代の板張りの「大広間」と言ったようなもの空間をどう表現するか、と言う問題について、三谷監督は細心の注意を払っているようにも見える。
 が、大したことはない。

 せめてビックリするような展開でもあれば、まだある意味映画的になるような気もするが、何分史実には忠実なのでそうも行かない。いっそ、途中から史実を無視する、と言う手もあるのだが、少なくともこの作品において三谷監督はそういう手に出ることは全く考えていない。

 要するに、舞台劇(を想定した書かれた小説)を映画にするにあたっての工夫があんまりなかったな、、、ということになってしまう。

 一方、この映画の中で一番映画的なのは、全く意外なことに中谷美紀演じる「ねね」だ。
 夫の催す夜会を盛り上げるために踊る「田楽踊り」は素晴らしい。単に踊りが素晴らしいだけでなく、「夫のために必死になっている妻」を表現しているのみならず、一方で「田楽踊りを踊るのが楽しくて仕方がない尾張オンナ」すら表現できている。
 やっぱり、中谷美紀も美人すぎてコメディエンヌでしか使えない、そしてコメディエンヌでこそ最も輝くパターンに嵌っちゃったかなぁ、、、
 阿部寛がマジメな役ではちっとも良くなく、コメディリリーフでこそ輝くのと一緒だ。
JUGEMテーマ:映画

at 20:12, 空中禁煙者, 邦画

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