2013.08.23 Friday
「ほんとにあった!呪いのビデオ52」 井上画伯登場!の巻
もうなんか中村義洋さんのナレーションが流れてくるだけで安心してしまう。
怖がるために観ているのに安心してどうすると言う意見もあるだろうが、コレはつまり「ああ、これからまた安定した恐怖が味わえるぞ、、、」と言う安心なのである。
コレがつまり14年の実績というものだろう。ダテに長くやってる訳じゃない。
怖がるために観ているのに安心してどうすると言う意見もあるだろうが、コレはつまり「ああ、これからまた安定した恐怖が味わえるぞ、、、」と言う安心なのである。
コレがつまり14年の実績というものだろう。ダテに長くやってる訳じゃない。
「火だるまの夢」
旅行に出て宿泊先のトレーラーハウスでコイバナに花を咲かせる女子大生3人。よく見ると少し開いたトイレのドアから仰向けに男の顔が、、、というのだが、ほん呪シリーズの真の偉大さはこの男の顔の造形や出現の仕方にあるのではない。女子大生達のグダグダ話にリアリティがあることが偉大なのだ。
まあ、別に女子大生だったことがあるわけではないので、ホントにリアルかどうかは判らないが、なんとなく、リアリティを感じるのである。ソコが重要なのである。
「奇怪な未来」
夏休みの思い出映像に突然4年後の未来が写っている。
アイデアとしては面白いが、前にも言ったようにこういう「ビデオ映像に干渉してくる」ハナシは好きじゃない。
「続・不気味な置物」
50巻の続き。前回以上に顔が歪み、最後にちょっと音声が入っているのが新味。
このネタこそもっと徹底的に調査すべきだと思うけどなぁ、、、人形の産地とか、誰がどこで買ってきたのか親戚に訊きまくるとか。
「シリーズ監視カメラ 廃ビル」
廃ビルに複数監視カメラ仕掛けてるのがまず驚き。侵入者対策ですかね、、、
で、案の定監視カメラに気が付かない不届きなアンちゃん達が侵入して来るのだが、途中から子供がヒョコヒョコ着いてくる。「楽しそうな雰囲気につられて出てきちゃいました。ボクも連れてって」って雰囲気がよく出てて良いです。
「染みの記録」
コレは小ネタ。顔に見えなくもない壁の染みが徐々に濃くなってくる。証人として友人を呼んで隠していたダンボールを取ると無くなってる。
コレこそ壁の向こうを調べろよ、と思う。ヨソの部屋なのかな、、、
「雨の死者」
死者は使者とかかってるんでしょうね。
アパートの一室で飲み会をしていると、突然豪雨の音。ちょうど買い出しに行っていた奴が帰ってきたので、「雨ひどかった?」と聞くと、「雨なんか降ってない」、とその時玄関口に何者かが立っているの気づいた撮影者は、、、
撮影者の侵入者に対する「ナニやってんだオマエ!」と言う叫びがオトコらしい。撮影者が撮影中に怪異に気づくパターンは珍しいが佳作になることが多い気がする。
「失われた仔ども達」
ココ数年の恒例になっている「夏の三ヶ月連続リリース」用の長編。
岩澤カントクらしく、出だしからして凝り倒している。
一見無関係に思われた二つの投稿が実は、、、ってパターンは前にもあったかなぁ、、、
二つの投稿の共通項を探る委員会は、東北のある村に伝わる、聞くと幽霊が出ると言われている「怖い話」に辿り着く。二つの投稿はどちらもこの「怖い話」に関わっているらしい。
三ヶ月連続リリースの一発目でもうこの「怖い話」を詳らかにしちゃってるんだけど、ダイジョブなのかしら、、、このハナシをどう決着付けるかは楽しみ、って言うかまあ、いままでもちゃんとした決着はついてないんだけどね、、、
今回の収穫はなんといっても新人演出補井上イジリでしょう。
「怖い話」をコインランドリーで出会ったオンナに訊いたという男性を発見したスタッフは、男性のハナシを元に井上演出補に似顔絵を描かせるのだが、コレが浜田画伯もかくやと言わんばかりのシロモノ。
絵を見て呆れた岩澤カントクは「え?ハナシ訊いて書いたんだよね?」と念を押すが、全く悪びれた様子を見せず「ハイ!」と答える井上。
イヤ、岩澤さん、、、ハナシを訊いたかどうかの問題じゃないと思います、、、
結局絵を見せて聞き込みをした相手全員に失笑されて収穫ゼロ。会議で別のスタッフに「やっぱり絵に問題があるんじゃないですか?」って聞き込み始める前に、もう、見た瞬間「コレじゃダメだ、、、」って判ってた筈だろ、、、