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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「NOVA 9  書き下ろし日本SFコレクション」 事前に「敦盛」の予習を!

 前書きによるとNOVAシリーズは次の10巻で終わりらしい。
 日本短編SFの復権に貢献し、一定の役割を終えた、と言うことらしい。
 しかし、SF短編の発表場所が増えたせいで採算性が苦しくなった(ひいては原稿も集まり難くなった)と言う時点で、SF冬の時代が終わっちゃいないことの証明のような気もする。
 オマエらナンボほど小さいパイ分けあっとんねん、と。
 これで「一定の役割を終えた」と言うのは矛盾じゃないんか、と。

 とは言うものの、幸い今回も腹の立つほど「SFじゃない」ものはない。強いて言うなら「晩夏」(浅暮三文)だけど、ワンダーとアイデアに溢れてる。

 結局一番良かったのが眉村卓の「ペケ投げ」なのは、「結局オマエがオールドファンなだけちゃうんか」と言われそうだが、スルスルっと異様な世界に連れ去られてしまう構成力文章力にはホレボレする。
 ラストがあっけないような気もするが、いかにも自信と確信に満ちた(老大家らしいとも言うが)あっけなさではないか。

 コレ以外では「本能寺の大変」(田中啓文)と「ラムネ氏ノコト」( 森深紅)、「サロゲート・マザー」( 小林泰三)が良かった。

 「本能寺の大変」は、映画「影武者」以降信長といえばコレ、と言う「敦盛」の一行目に爆笑した。
 多分、オチよりも中盤のこのギャグがやりたくてこの設定である、と信じるものである。

 「ラムネ氏ノコト」は戦前の文豪たちよって疑似科学とも屁理屈ともメタ小説ともとれる世界が繰り広げられる、「ヒトの屁理屈にトコトン付き合う」感が心地よい。

 「サロゲート・マザー」は事前にオチに気づくかどうかで小説としての評価が大きく変わるだろう。ワタクシ空中さんは、現にオチになる文章を読み始めるまで気が付かなかったノーテンキな人間なので、評価が高いです。

 ってせっかく大森氏が後になるほどSF成分が強いって言ってくれてるのに前半ばっかりじゃん!!

 で、「後に行くほどSF成分が強い」の法則で言えば一番SF成分が強い「アトラクタの奏でる音楽」( 扇智史)なんですが、コレ、納得行かなかったなぁ、、、
 いや、SFとしてじゃなくて小説としてと言うか、いや、違うなぁ、、、
 SFの仕掛けとしては成立してるんだけど、その先に見えてくる世界に全然納得行かないというか、、、

 「あるストリートミュージシャンの演奏を、周りの聴衆の反応を反映しながらARで再現する」って言うんだけどさ、コレ、ダメじゃね?
 もとの演奏をしたミュージシャンはコレやられたら怒るべきだと思う。
 元々ライブではオーディエンスの反応でパフォーマンスが変わるなんてざらにあることでさ。
 プログラムで改変されたものはプログラマーの作品であって、元になった演奏をしたミュージシャンのものじゃない。
 リアルタイムじゃないがダブとかサンプリングを考えて見れば良い。アレはサンプリング「された」ヒトの作品じゃなくてサンプリン「した」ヒトの作品でしょ。

 まあ、SFとか小説とか言う以前に扇智久氏の「作品」とか「芸術」の概念の持ち方が気になった。
 もう、百合だの何だの言う以前にソコが気になってしょうがなかった空中さんでした。
JUGEMテーマ:小説全般

at 02:41, 空中禁煙者, 書籍

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「僕等がいた 後編」 ベタな少女マンガ24年組以降編

 後編は何分社会人編なので、「ベタな学園少女マンガ」という訳には行かない。
 でもやっぱりある意味典型的な少女マンガの特徴を散りばめられて作られてる。
 前編が少女マンガ黎明期のベタさをウリにしてたとすれば、この社会人編は、いうならば24年組以降の少女マンガに特有の手法で成り立ってるって感じ。


 正直言って、イケメンには次々と不幸が降り掛かってヒロインは普通に大学行って就職して(イケメンと連絡つかない以外は)幸せに暮らしてます、みたいなストーリーラインは、もうウンザリでもある。
 ドラマちっくな事(不幸な事)は全部オトコに背負わせて自分は安全地帯でヌクヌクしてたけど、イケメンへの愛だけは保持しております、みたいな女性作家にだけ許される感性ね。
 イケメンは色々(女性関係も)あったけど、最終的にはアタシを選ぶの、と。


 いや、ソコが典型的なんじゃなくて、回想シーンなのかカットバックなのか曖昧な時系列の入れ替えと、内省的な独白の多様で描いていく手法の問題ね。


 まあ、そんなに少女マンガに詳しい訳じゃないんで申し訳ないんだが、ワタクシ空中さんにはこの二つは24年組以降の少女マンガに特徴的な手法に思えるのね。
 なんて言うか、客観性を排して徹底的に登場人物の主観から描いていく手法って言うか。


 厳密に言うともう一つの特徴として、コマの枠線の崩壊って言うのがあるんだけど、コレはさすがに今の映画でやるのは難しかったみたい。


 とりあえず、時系列の入れ替えと内省的な独白の多様って少女マンガの特徴を、コレだけ効果的に使い切った映画を他に知らない。
 そういう意味じゃスゴいなぁと思いながら観てました。
 そのうち少女マンガで枠線を崩壊させる映画も出来るかもしれない。



 ところでさぁ、コレ、映画内で描かれたことだけで考えると、吉高由里子は映画が終わるまで処女ってことになっちゃうんだけど、、、
 そのへん、原作やこの映画のファンの女子たちはどう思ってるのかねぇ、、、
JUGEMテーマ:映画

at 23:27, 空中禁煙者, 邦画

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「僕等がいた(前編)」 ベタな少女マンガ高度成長期編

 お察しの通り、吉高由里子目当てです。

 前編はもう、「オマエマジか?」っていうくらいベタな少女マンガ。

 アタシはドジで目立たないコだけど、学年で一番人気のちょっと陰があって成績も抜群の不良っぽいカレはアタシの事を気に入ってるくれてるみたい、、、二番人気のマジメなカレもアタシの事を何くれとなく気を使ってくれるし(トーゼン、二番人気のカレもアタシに惚れているがアタシは気が付かない)、アタシの高校生活ってそれなりに充実してるかも、、、ってマジかオマエ?

 マジです。
 マジでコレをやってます。
 正直言ってイマドキここまでベタな少女マンガをやってのけて、映画化されるほどの人気を得る事がある、というのは意外だった。
 しかもこのベタさ加減は、中年の声を聞いて久しいワタクシ空中さんが幼少の頃の少女マンガのベタさではないか?
 なんだか少女マンガってこの30年(40年?)間おんなじ事やってるのかなぁ、、、という気にさせられる。

 そういう訳でワタクシ空中さんは、若いヒトたちの恋愛模様など見ていると、
「お若いの、大人になったらもっとシビアなことがいっぱいあるんだぜ、、、」
などとつぶやいてしまう年齢になっているのだが、この映画の吉高由里子を見ていると、
「ああ、そう言えばこの頃はオンナに振られたりしたら全ての存在価値を失った気になったものだなぁ、、、」
などと思ってしまった。
 後編の「社会人編」がある都合で主要キャスト4人が「いくらなんでも高校生は無理なんじゃ、、、」と思わせうる年齢ではあるのだが、中年オトコに青春の甘酸っぱさを思い出させた辺り、スタッフ・キャスト共になかなかの手練なのかも知れない。

 ところで一箇所だけ吉高由里子がとんでもないブスに映っている箇所があって気になった。
 吉高と生田斗真が生田斗真の部屋にシケ込んでいると、本仮屋ユイカが訪ねてきて家の外に出るシーン。
 さしもの吉高由里子もすっぴんだとこのくらいブスなのかなぁ、と思わせるくらいブス。
 なんだろう。
 なんか演出上の意図があるんだろうか。単なるミスだろうか。
JUGEMテーマ:映画

at 20:47, 空中禁煙者, 邦画

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「牽制」 「チーム堂場」とやらの恥ずかしさ

 堂場瞬一氏はもともとスポーツ小説のヒトであって、今回ついに高城賢吾シリーズも失踪したのは甲子園のヒーロー、タイトルも「牽制」とくれば、ついに堂場氏の二大作品群、スポーツものと刑事モノの融合かッ!!と期待も高まるが、別に融合したからと言って傑作になるとは限らない。
 
 なるほど融合はしていて、高校野球界の内幕や微妙な選手心理などを軸に失踪人探しが進んでいくが、何もかもが拍子抜け。
 今回、どうも恐らくは次巻で大きく動くであろう高城の娘問題の序章としての役割しか無く、序章にたいしたプロット持ってくるのももったいないから、手慣れたスポーツものの知識チラつかせてお茶を濁すか、程度のものでしかなかったような気もする。

 なんか毎回言ってるような気もするが、堂場瞬一はキャラクター造形や描写力、その二つの合わせ技であるリーダビリティに特筆すべき物があるのだが、如何せん毎度毎度プロットがボロボロである。
 今回も交番警官の失踪事件なんて何の意味もなく、ただただ宣伝文句に「失踪事件が立て続けに起こる」と書きたいだけではないか。
 なんか「立て続けに起こってくれると宣伝しやすいんだけどなぁ、、、」とか「最近の読者はもうちょっと分厚い本の方が手を出しやすいみたいなんですよ、、、」とかの営業サイドの要求だけでプロットを作っているのではあるまいか。
 コレが中央公論社内に作られた「チーム堂場」(プとやらの仕事だとしたらほとんどお笑いものである。

 いやホント、コレで次巻読んで、今回火事になった家の持ち主が堂場の旧知の刑事であることに必然性がなかったら、こんどこそホントに堂場瞬一に見切りをつけようと思うのであった。
JUGEMテーマ:小説全般

at 02:15, 空中禁煙者, 書籍

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