smtwtfs
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829   
<< February 2012 >>
profile
recommend
マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
映画検索
カスタム検索
  
 
★の数が意味するところ
★★★★★
生涯のベスト10を塗り替える勢い
★★★★
ブルーレイがでたら買うかも
★★★
観といて損はなかったかも
★★
別に観なくてもよかったかも

金はいいから時間返せ
bk1
new entries
categories
archives
recent comment
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    空中禁煙者 (01/23)
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    nk (01/22)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/04)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/03)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/02)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/01)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    空中禁煙者 (06/29)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    通りすがり (06/28)
  • 「ゼロの焦点」 中島みゆきのエンディング・テーマがビックリするくらい浮いている
    通りすがり☆ミ (12/08)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (06/03)
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.

「アリス・クリードの失踪」 誘拐映画なのに誘拐のスリルに頼らなくても面白い

 オトコが二人で何か準備をしている。殺風景な部屋の壁に防音材を貼り、ベッドを持ち込み、マットレスにビニールシートを引いてから、シーツを敷く。部屋の窓を塞ぎ、ワンボックスカーの荷台にまで防音材を貼るに至り、「ああ、誘拐の準備をしているのだな、、、」とわかる(まあ、誘拐に関する映画であることは、だいたい知ってたけど)。車の準備にが終わると、あっという間に出かけて行ってあっという間に暴れるビニールシートを持ち込んで、中から暴れるオンナを引きずりだしてはあっという間にベッドに括りつけてしまう。
 ここまで、一気呵成である。
 テキパキとした手順を、ほとんどモンタージュと言っていいような短いカットの積み重ねでテキパキと見せる。
 
 恐ろしくテンポの良いオープニングにホレボレするが、大事なのは誘拐の瞬間を描いていないことだろう。普通の誘拐映画には当然有る、誘拐の瞬間のスリルが無いのだ。
 「コレは誘拐の映画ですが、普通の誘拐映画にあるような、誘拐のスリルとか、身代金の交渉とか、受け渡しのスリルは有りませんよ」と宣言しているのだ。
 その代わり、この映画には予想もしなかった仕掛けが隠されている。
 それも二つも。

 結局、登場人物は最初から最後までこの三人だけ。
 プロの犯罪者っぽい中年(「シャーロック・ホームズ」の銭形、じゃなかったレストレード警部)。
 中年に従うチンピラ。
 誘拐された富豪の娘。

 前述した二つの仕掛けのネタバレの後は、この三人の、誰が敵だか味方だか解らない化かし合いの映画になるのだ。

 一つ目のネタバレは、「ああーー!なるほどねー。そういうことかぁ、、、」と言う感じだが、二つ目はもう、「エエエエエエエエーーーーーーxっつ!!!!!」と言う感じ。正直、あまりのことに目を疑う。
 この二つの仕掛けを、誰がどう活かすのか。

 富豪の娘は宣伝素材だとやたら美人だが、実は大柄なじゃじゃ馬であり(乳はデカい)、なかなかの性根の持ち主で、決して深窓の令嬢ではない。
 実はこの事実がキーだとも言える。このせいでネタバレの後三人は恐ろしい緊張の中、互いに互いを出し抜こうと腹を探り合う。
 ああ、コレはすごい映画に出会ったかも知れん、、、などと思う。

 しかしココまででしたね。この映画を3つに分けるなら、
1.準備からネタバレまで。
2.ネタバレからこのネタを三人が共有してしまうまで。
3.ネタを三人が共有して以降。
であり、2.が一番長く、一番面白い。
 で。3.で急にグダグダになっちゃうのね。

 もう、このネタ二つを密室でぶつからせたら凄えスリルだぜ!と思いついてほくそ笑む脚本兼監督のジェイ・クレイブソンが眼に浮かぶようだが、残念ながらその後どうやって終わらせるかは、後から一生懸命考えてつじつま合わせたのが見え見え。
 誘拐しちゃった以上、いずれは身代金の受け渡しとか人質の解放とかで外に出なきゃならなくなる。密室劇では終われないのだ。急に人物の出し入れとかがバタバタし始めて、散漫な印象になってしまう。
 かろうじてラストシーンは「まあ、こんなもんかな、、、」と言うところまで持って行けているが。

 ★3.7くらいかな、、、(当ブログはこういう場合切り捨てで3つです)と思ったが、主演女優の乳出しで4つにしました。
JUGEMテーマ:映画

at 20:12, 空中禁煙者, 洋画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「ヘルドライバー」 アイデア豊富ならいいってもんじゃない

 性懲りもなくまたSUSHI TYPHOONを観てしまった、、、

 ガイジンが考えるヲタク・ヘンタイ大国日本っぽいものを集めて映画にするというアイデアは悪くないと思うんだが、、、
 この映画を観るかぎり、結局SUSHI TYPHOONと言うプロジェクトも出資者を騙すための方便に過ぎないのだろう。欲に目が眩んだ出資者に「今どきガイジンにとって日本っつったら美少女に人体損壊に血しぶきにグロですよ!美少女がチェーンソー振り回して人体真っ二つなんて日本以外できるわけ無いんですから!!」とか言って血みどろの花魁がカタナ振り回す絵でも見せときゃ、そこそこ金が集まるのだろう(と言っても大した金額ではないことはこの映画の予算規模を見れば分かるが)。
 それはそれで間違ってない。騙して集めた金でできた傑作だっていくらでもあるだろう。
 結局は本人たちの志の問題なのかなあ、、、

 非常に残念なことに、観客というものは別に欲に目が眩んで映画を観に行くわけではないので、「ああ、コレは外国で受けそうだな、、、」と思ったとしもつまらないものはつまらない。しかもそもそもコレが外国で受けるとは思えない。受けるとしたら「日本ってなんてアホな国なんだ、ギャハハ!!」という感じではないか。いや、それを狙ってるのかなぁ、、、

 まあたいした金が集まっているわけではないので、はなはだビンボ臭いのだが、そーゆー場合はアイデアで何とかするのが常道で、まあ、アイデアは豊富といえば豊富。ある意味、あっと驚くアイデアの宝庫といってもいい。
 ところがこのアイデアがまたなんとも散発的で、ノリにくい。なんというか個々のアイデアがストーリーと有機的に結びついてないというか突発的というか、ここでどうしてそうなるのか判らないアイデアで豊富でも、もう、どう反応していいかわからないのね。

 自慢のヒロインも中性的で硬質な美人であることは分かるが、こういうヒトは静止画とかあまり口を開けないモデルさんの仕事とかで映えるのであって、あんまり大口開けてガシガシ暴れられても、陰惨な気分が中和されないというかかえって増幅されてしまって、せっかく美少女をヒロインにしてる意味がなくなってないか?なんかこう、もっとギャップを楽しむのが美少女ヒロインの価値ってもんじゃないでしょうか。

 ホントにガイジンがコレで楽しんで制作費回収できるんなら、日本人のオレが文句言う筋合いのもんじゃないんだが、さすがにもう、コイツらの商売に付き合うのはやめようと思うのであった(一方で「冷たい熱帯魚」も実はSUSHI TYPHOONの一本だったりするところが難しいんだが、、、)。
JUGEMテーマ:映画
 

at 03:53, 空中禁煙者, 邦画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「秘帖・源氏物語 翁-OKINA」 なんで翁の後に「-OKINA」が必要なのか全然わからない

 夢枕獏氏は涸れてしまった、とする言説がある。
 オレも、30年待った「魔獣狩りシリーズ」のしょぼいラストや、「闇狩り師シリーズ」の既視感たっぷりの最新作などを読むにつけ、ひょっとしてそうかな?と思わざるをえない。
 
 そんな中でシリーズ物ではない純新作の登場(厳密に言うと「陰陽師シリーズ」の一作と言えないこともない気もするが)。
 獏先生、源氏物語に挑戦しています。
 
 別にあの長大な源氏を語り直そうというわけではなく、「秘帖」と言うくらいで源氏物語の中の隠された一帖というくらいの扱い。
 
 イキナリ結論言って申し訳ないが、じゃあコレが我々ユメマクリスト(と言う言葉を今思いつきました)をして、「どーだバーロー誰が涸れたって?獏先生バリバリじゃねーか参ったかッ!!」とイキリ立たせるようなもんではない。むしろ「ま、まあね、思ったより酷くないんじゃない?」というようなもんです。
 
 そもそも芦屋道満を出してきたのは、晴明を出すと陰陽師シリーズになってしまって色々出版社同士の仁義とかそういうものがメンド臭いからだけではないのか。
 
 一応ラストに至って、多情かつモテる天子の子、と言う、まあ、光源氏でしかありえない事情に帰結させたの流石と思ったが、コレ、途中の太秦寺に行くハナシとか、全く無駄じゃね?ミダス王のハナシとかさ、要は枚数稼ぎでしょ?陰陽師用の短編のネタを、出版上の要請で無理やり長編に水増ししているようにしか見えない。
 
 闇よりいづる異形のものたちの描写や芦屋道満の造形など、夢枕獏でしか無い部分も有るには有るが、全体としては過去の次作の(拡大ですらない)再生産に過ぎない印象。
 
 獏先生ももう60過ぎ。何歳になろうと涸れない化物のような作家もいるが、もし涸れてきたら涸れてきたなりの作風の変化が必要であり、おそらく獏先生はまだそれを見つけてないのだろう。
 
 闇狩り師や陰陽師はもともと一話完結なので新作を書かなければそれだけだ。「大帝の剣」はもう諦めてもいい。
 我々ファンとしてはただ、「キマイラ」だけはショボく終わらないでね、と祈りながら本を置くしか無いのだろう。
JUGEMテーマ:小説全般

at 20:06, 空中禁煙者, 書籍

comments(0), trackbacks(0), pookmark

「復讐捜査線」 おじいちゃんVS産軍共同体

評価:
ウィリアム・モナハン,アンドリュー・ボーヴェル
¥ 2,340

 銃撃戦が観たい、と思うのである。
 
 お気づきの方も多いと思うが、オレの映画に対する嗜好は極端に偏向していて、恋愛映画や文芸モノはすっぽりと抜けている。ハッキリ言ってアクション・SF・ホラー・サスペンスばっかりである。中でも銃撃戦がありそうかどうかは、チャンバラがありそうかどうか、カーチェイスがありそうかどうか、主演女優がチクってるかどうかと並んで、オレのその映画を鑑賞するかどうかの重要なモチベーションを形成しているのである。オレはどういう訳か上手な銃撃戦、上手なチャンバラ、上手なカーチェイス、素敵なチクりがあると、疲れが取れる、と言う思い込みがあるのだ。

 で、「復讐捜査線」。メル・ギブスン。娘を殺された刑事が復讐するハナシ。 
 もう、「ペイ・バック」みたいな銃撃戦満載のB級アクションに違いないのである。
 あとは出来の問題だ。銃撃戦の出来がシャープかどうか。そこさえクリアしてれば、脚本が多少粗くても目をつぶる用意がある。どうせB級だし。

 違いました。
 コレ、B級アクションじゃなかった、、、
 意外にもどシリアスな社会派でやんの、、、ええーーー、、、

 社会派と言っても「娘の死の背景には政府と結託した軍需産業の陰謀が、、、」と言った毎度おなじみ的なものでしか無く、やるんならちゃんとやれと言いたい。イマドキこんなもんで衝撃受ける奴ぁいないだろ。「エエーー!アメリカ政府ってそんな悪いコトしてるの、、、」なんて。
 それともアメリカにはいるのかな、、、

 メルギブ7年ぶりの主演作で社会派振りたいのもわからないではないが、こうありきたりだと社会派としてもアクションものとしても中途半端なものになってしまう(なってしまっている)。
 いや、待てよ?コレ、もともとはイギリスのTVシリーズだったらしい。イギリス政府がこんな事やってると思ったらちょっとは衝撃的なんだろうか、、、

 言われてみれば一人、極めてイギリスっぽい複雑さを抱えた人物が登場する。政府側の人間から隠蔽工作を依頼されるジェドバーグと言う初老の人物(何故か「ワイルドだろぉ?」のスギちゃんそっくり)は、30年にわたり裏工作に生きてきた人間の倦怠と不気味さを感じさせて、ラストまで興味を引っ張る。

 疲れが取れるほどの銃撃戦は無いんだが、銃撃自体は有る。あまりシャープではないんだが、「撃たれた人間」の描写にちょっと新味があって、コレは評価に値します。

 映画の冒頭、7年ぶりのメル・ギブスンを観て最初に思ったことは「おじいちゃんになったなぁ、、、」であって、そもそもそんなシャープなアクションを期待するのが間違いなのである。
 観終わった後「マッド・マックス2」か「リーサル・ウェポン」が観たくなる、そんな映画です。
JUGEMテーマ:映画

at 21:55, 空中禁煙者, 洋画

comments(0), trackbacks(0), pookmark