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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「ベスト・キッド」 旧作は観てません!(キッパリ

 世界的大スターであるジャッキー・チェンがメインキャストで出ていて、他に名の売れたヒトは出ていない(ミシェール・ヨーがワンカット出てる。美しい、、、)。しかもジャッキー・チェンは充分に魅力的であるにもかかわらず、コレはジャッキー・チェンの映画ではない。制作陣のこの英断には拍手を贈りたい。
 
 コレは12歳の少年が主人公の青春映画なのだ。リメイク元はたしか高校生が主人公だったと思うが、青春映画とはつまりキスするかしないかについての映画であって(セックスするかしないかなら大人の映画でも出来る)、今どきキスするかしないかが問題になるのはせいぜい12歳だろ、ということなのだろう。決して主役を張ってるウィル・スミスの息子が今たまたま12歳だから、ということではないと思いたい。
 
 実際、この子役がイイのである。ウィル・スミスを観て上手いと思ったことなんて無いが、この子は上手い。
 特典映像を観ると、実はラストにジャッキーの大立ち回りも撮っているのである。
 が、コレを入れるとジャッキーの映画になってしまう。子役がダメだったら多分コレを使ってジャッキー映画として収束させるつもりだったのだろう。結果的に子役がどうにかなったので、青春映画として成立させる公算が立ち、使わないで済んだ。
 ジャッキー映画ではなく青春映画として収束させたほうが、映画としてのまとまりはいいのだ。別にジャッキーの扱いが小さいわけではない。充分魅力的なのだから。
 ジャッキーとしてもそのほうがいいのかも知れない。いつまでもカンフーとアクションばっかりで客呼んでられない。老成した役だろうが中年の屈折だろうが出来るんだってとこを見せとかないとね。
 事実主演じゃないにもかかわらず、「新宿インシデント」のジャッキーより魅力的かもしれない。
同じコメディ要素を封印するにせよ、ジャッキーには悪役より父親役の方が似合うということのような気もする。
 
 無意味に万里の長城で修行したり、武当山行ったりするシーンがあるのはご愛嬌。そらスタッフもせっかく中国行ったんなら万里の長城も行きたいわな。
JUGEMテーマ:映画

at 04:31, 空中禁煙者, アジア

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「悪果」 マル暴デカはつらいよ

 そんな訳でもう一冊黒川博行。
 やっぱりなぁ、、、と言う感じ。
 
 今回の主人公は刑事。
 ハナシの前提として、大阪府警のマル暴デカは情報を得るために自らシノギを持たなければなならない、なぜなら本来府警から支給されるはずの情報提供料は官々接待用の裏金として蓄積されてしまうから、というのがある。
 主人公もシノギを持っている。
 非合法なシノギで得た金で情報を買って手柄を立てたりする。で、立てた手柄からまた新たなシノギのネタを得たりする。そんな日常を送っている。
 実は全編の半分近くまでそんなマル暴デカのそんな日常である。
 が、ふとしたこと「そんな日常」が狂い始める。
 
 まったくもってどう仕様も無い刑事の日常。刑事個人が悪いのではない。上層部の出世のための裏金作りに下っ端デカが協力せざる得ない構造の問題が強調される。
 要は刑事も単なるサラリーマンでヒーローではないということだ。ただ、普通のサラリーマンと違うのは。危険と犯罪と隣り合わせていることだ。
 
 結局、マル暴デカが巨悪(ってほどでもないか。中悪くらい)と対決するハナシなのに、もう、呆れるくらいヒロイズムがない。淡々と猥雑な日常を送っているだけだったのに、本当のワルにちょっかいを出されて、仕方なく反撃するだけ。断じて正義のためなどではない。金のためなのだ。主人公の脳裏に「正義」などという単語が去来する様子は全くないまま終わってしまう。
 蛇足的なラストの趣向にいたるまで、黒川博行は徹底的にヒロイズムを否定する。ただ、マル暴デカの存在の在り方だけが虚しく心に響く。
 
 相変わらず頼りになるんだかならないんだか判らない相棒の在り方が良い。いや、役に立つか立たないかという観点に立てば全く頼りになる心強い存在なのだが、それも結局相棒自身のシノギになるかどうかだけが拠り所なのだ。それが分かっているから主人公は遠慮しいしい、シノギをちらつかせて相棒の協力を仰ぐ。ホント、難儀な話だなぁ、、、
 
 前作に続き全くヒロイズムを排したクライムノベルを書き上げた黒川博行。コレはもう、ワンアンドオンリーの手法を確立させたと言ってもいいのだろう。
 
 それにしても日本のミステリー作家は二字熟語のタイトルが好きだなぁ、、、
 堂場瞬一なんて、アレ、絶対自分で区別つかなくなってるよな。アレに比べればまだ黒川博行はマシか。「国境」がどんなハナシだったかはすぐ思い出せるもんね。
JUGEMテーマ:小説全般

at 03:09, 空中禁煙者, 書籍

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