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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「ロックンローラ」 ロンドン土地バブル狂想曲

 まあ、誰でも思うことなんだろうけどなぁ、、、
 マドンナと結婚している間迷走していた(まあ、「スウェプト・アウェイ」も「リボルバー」も観てませんが)ガイ・リッチーが、離婚したんで昔なじみの手法で撮ってみた一本。
 
 デビュー作の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルス」(以下「LSTB」)はヒットしすぎてテレビシリーズにもなった筈だが、そのままテレビのノリで作っちゃったような印象。
 「LSTB]や「スナッチ」に比べると、全体的に雰囲気だけ凄く似てるんだけど、勢いもキレもスケールダウンしてます。
 監督自慢のカッコいいオープニングも、アレ、テレビっぽいよね。
 
 例えばロシア人運び屋のしつっこさとか、ラスト近く、エレベーターの中の会話から惨劇に至る流れとか、惚れ惚れするようなウマさ面白さが部分的には有って、まさしく今のところワンアンドオンリーの才能の持ち主だとは思う。
 タランティーノにちょっと近いが、最大の違いはタラ坊より知性が感じられるとかイギリス流のユーモアとかより、自己プロデュース能力なんだろう。タラ坊は自己プロデュース上手いよなぁ、、、
 
 今作はリハビリみたいなものなのかも知れないが、次回作が「シャーロック・ホームズ」、、、
 珍しく自身の脚本じゃないみたいだし、ダイジョブなんか、、、
JUGEMテーマ:映画

at 18:09, 空中禁煙者, 洋画

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「アマルフィ」 風景より日本人のビンボ臭さが心に焼きつく

 この映画のハードボイルドな演出方法は、ある程度評価に値するものだと思う。
 例えばこの映画には、織田クン演じる外交官黒田が「優秀である」というセリフは一切ない。
 にもかかわらず、観客は黒田が優秀であることがちゃんと伝わり、さらには映画の最後で登場人物の誰もが黒田のことを優秀だと思っていることが観客に伝わる。
 これは日本映画としてはなかなかどうして大したものだ。

 それだけに残念。
 なんでこんないい加減な脚本で撮っちゃうの?
 犯人側の偶然に頼り切った犯行計画はシドい。
 娘がトイレ行きたがらなかったらどうするのか。
 身代金の受け渡し場所にいちいちイタリアきっての有名観光地を指定する言い訳すら用意されていない(イタリアには世界的観光地じゃないと監視カメラないのかよ、、、)。
 まあ、原作の真保裕一が「小説家仲間にこの脚本を書いたと思われたくない」という理由で脚本のクレジットを外した、という事実がすべてを物語ってるよね。
 「あーはいはい、脚本のクレジット外せばいいのね?」じゃなくて、どうにかしろよ、と思うんだが、、、

 要するにこの映画のプロデューサー一味は(まあ、フジテレビだろうが)、映画に脚本が必要だなんて思ってないんだろう。
 織田裕二とイタリアの観光名所が映ってりゃいいやと思っているのだ。
 要は「バーチャル観光ムービー」なのだ。
 
 で、バーチャル観光ムービーとしても出来てない。多分監督の抵抗なんだと思うが、別に観光名所を舐めるようにじっくり撮る作りにもなってない。
 もう、何物でもない映画になっちゃってる。

 あと特筆すべき哀しき特徴がこの映画にはある。
 もう、貧乏臭いの。たまらなく。
 イタリアの華麗な風景の中に映り込む日本人俳優が、ビンボ臭い。
 今の日本映画界屈指のスター織田裕二でもダメ。
 ラストのレセプションのシーンなんてあまりのビンボ臭さに、「ここだけ日本でセット組んだだろ」と思ったのだが、全編海外ロケだそうだ。
 コレは多分こっちの問題もあるんだろうが、「アマルフィ」というタイトルだけで客が呼べると思う心性からしてビンボ臭いからだと思うがいかがか。
JUGEMテーマ:映画

at 18:36, 空中禁煙者, 邦画

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「チェイサー」 馴染みの風俗嬢には観て欲しくない

 観はじめてすぐ、「ああ、コレは傑作かもしれないな、、、」と思うことがある。

 韓国の歌舞伎町のようなところ(多分)で、デリヘル嬢と客が待ち合わせるシーンで始まる。
 風俗嬢と客が待ち合わせる薄汚い街。
 この街並みが美しい。
 もともと美しい街並みを美しく撮っても普通だ(イヤそれも難しいんだけど)。
 卑しい街を美しく撮る。
 そこで行われている人間たちの営みは卑しいかもしれないが、心は美しいのだ(ヒトによるけど)。
 特に働いているオンナたちの心は。

 傑作の予感に満ちている。
 元刑事のデリヘル経営者ジュンホは最近おかんむりだ。ここのところデリヘル嬢が立て続けに二人も行方不明だ。多分、彼の用意した支度金を持って逃げたのだ。あのクソアマ共殺してやる!
 ところがふと気がつくと消えた二人は同じケータイ番号の客についた後に消えている。
 アレ?さっき電話で風邪ひいたから休ませてくれって言ってたミジンを無理やり着かせたのも、同じケータイ番号じゃなかったっけ?、、、
 ここからジュンホの必死の追跡劇が始まる。

 このジュンホ役の疲れた表情がいい。そりゃ疲れるだろ。元刑事がデリヘル経営だ。いろんな事があったに違いない。
 だが彼はいったん事が動き出すと意外なパワーを見せつける。
 走る、暴れる。
 相手が容疑者だろうと警察だろうと関係ない。目的完遂のためには誰だろうとケ飛ばす。
 彼のパワーの源泉は怒りと不安だ。
 「オレの商品傷つけやがって!」と言う怒りと「もしかするとオレが無理やり店に出したせいで、、、」という不安。

 冒頭のデリヘル嬢も、風邪をひいていたデリヘル嬢も、同じ住宅街に連れ込まれていたことが判明する。
 この坂の多い住宅街でジュンホは犯人と出っ食わすのだが、このあたりのシーンは濡れ濡れとした夜の道路と、坂を利用した縦の構図で工藤栄一を思い起こさせる。
 そうだこの映画は「野獣刑事」に似ている。
 これもまたモデルとなった事件があったそうだが、なんとなく「野獣刑事」を観ているのではないか、と思わせる。最後の被害者に子供がいる、その子供と主人公の交流がある、後味が悪い、などストーリー上の共通点が多い。
 なにより主人公がロクデナシな点が似ている。

 このロクデナシが徒手空拳で犯人について調べ始め、なんとかミジンの居場所を突き止めようとする過程のしつっこさが良い。役立たずの部下を怒鳴りつけたり、同じく役立たずの警察を利用したりして、真相に迫る。
 ロクデナシは当初、先にいなくなった二人のオンナは逃げたと思っている。 
 が、同じ客に付いたあと姿を消したことに気付き、今度はこの客に売り飛ばされた(乱暴なお土地柄なのね、、、)と思うのだ。
 ところが、調べて行く途中で突然、「あ、コレは殺されてるわ、、、」と気付く。
 このシーンがたまらなく怖い。
 セリフによる説明は何も無いのだが、ロクデナシの眼前にさらけ出されたヒントと、ロクデナシの表情で、「あ、今確信したな、、、」と判る。
 上手いなぁ、、、

 主人公と犯人はポスターのビジュアルやピリングを見てもダブル主演扱いなのだが、犯人の描き方はやや中途半端な印象。
 全く訳の分からない不気味なオトコにしても良かったと思うが、なぜ、彼がこうなってしまったのか、描きそうで描かない隔靴掻痒感がある。
 この宙ぶらりん感がリアルなんだよと言うつもりかも知れないが、ココにイケメン俳優を持ってきたことで、なんか配慮したんじゃねーの?と言う気もする。

 途中ダレるところもあるのだが、証拠不十分だの逮捕の経緯に不明朗な点があるだので釈放せざるを得なくなってからまた、とんでもないスリル。ラストの格闘シーンは蛇足な感じもあるが、この容赦の無い苛烈さは、ちょっと日本映画では考えられない。

 いやホント。日本映画にも得意なジャンルがあって、良い映画はいっぱいあるのだが、ことこういうノワール系に関しては、韓国に大きく水をあけられてしまったなぁ、、、と言う感じ。
 何時までもうじゃじゃけた「なんたらかんたら The Movie」ばっかり撮ってるから、、、
 JUGEMテーマ:映画
 

at 20:33, 空中禁煙者, アジア

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「ブッシュ」 スコット・グレンを悪役で使う映画は嫌いです

  ここにいるのは「華氏 911」で描かれた、ブッシュ一族の資産を増やすためなら手段を選ばない(文字通り、アラブ人がだろうがアメリカ人だろうが何人死のうと気にしない)守銭奴にして極悪人ではない。むしろ気のいいにーちゃんである。ただし、アホの上に根性がない。
 生産的なことには全く知恵も働かず、根性も出ないが、どういうわけかヒトに好かれるためには努力を惜しまないオトコ。友達は多いがまともな仕事は何をしても続かない。
 そんなオトコを大統領にまでのしあげたのは、優秀な父親に対する劣等感であった、とこの映画は言っている。徹底的にそこに的を絞っている。

 オリバー・ストーンがブッシュを描く、と聞けば、みんなもっと無茶苦茶なモノを想像するだろう。「コレはいくらなんでもブッシュ陣営の誰かに訴えられるんじゃないか、、、」と言うような(もちろんこの映画だって完全にバカ扱いしてるわけで、怒ってることは怒ってるんだろうが、多分、訴えられない。全部ホントだから)。だがこの映画はむしろ淡々とブッシュの苦悩とお気楽な日常(と、パパブッシュの怒りと絶望)を交互に描く。
 もしかするとオリバー・ストーンは、ブッシュ大統領を通して、「優秀な父親(と弟)の影に悩む息子」を描きたかったのかもしれない。

 一方、オリバー・ストーンは意外なコメディセンスをも見せる。
 中盤、大統領となったブッシュが取り巻きを引き連れて、自分の広大な農場を散歩しながらミーティングしている。ふと、あたりを見回して大統領が言う。
 「ここはどこだ?こんなところには初めて来たぞ?」
 次のカットではブッシュと取り巻きが広大な農場の一部にポツンと佇む遠景。
 思わずう吹き出してしまうが、よく考えると笑うに笑えない。
 アホにかじ取りを任せた結果、自分たちがどこにいるかわからない。つまりこれが今のアメリカってことさ、と言っているのだ。
JUGEMテーマ:映画

at 16:46, 空中禁煙者, 洋画

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