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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「消されたヘッドライン」 古臭いのはBBCドラマのリメイクだからなのか

 今時珍しい、正統派で正攻法な感じのする映画。
 逆に言うとちょっと古臭い。
 60年代にモノクロで七三分けにワイシャツの袖まくりしたような新聞記者を主人公にシドニー・ルメットが撮ったら傑作のにおいが漂ったかもしれない。
 
 たまにこういう映画を観ると、普段いかに狂った映画を観てるか思い知らされる。この映画にも狂った要素はあるのだが、あえてそこに焦点を当てない作りになっている。
 そう、このハナシ、暗殺者とその依頼者の関係に焦点を絞って描いたら、ぐっと現代的になるよね。
 結局このハナシで一番面白いのってそこじゃなかろうか。今時、単なるしぶといブンヤのハナシをこんな豪華なキャストで描かれても困る。それとも「戦争を外注してる」ってハナシがそんなに衝撃的なんだろうか。

 どうもサスペンスを描きたいのか、ドロドロした陰謀を描きたいのか、主人公のしぶとさを描きたいのか、映画として何でエンターテインしたいのかさっぱり分からん。
 と、思ったら元はイギリスのテレビドラマかぁ、、、
 
 主人公と疑惑の代議士、主人公と疑惑の代議士の妻、主人公と上司、主人公と手柄にはやる部下、といろいろ人間ドラマを用意してなんとか深みを出そうとしてはいるが、全部どうでもいいのはラッセル・クロウがふてぶてしすぎて全部大したことないように見えるからではないか。
 「ワールド・オブ・ライズ」で無理やり太らされて以来の出っ腹がすべてを呑み込んでいるようだ。
 
 あと、別にヘッドラインが消されるシーンは無いと思うんだが、、、
JUGEMテーマ:映画

at 18:31, 空中禁煙者, 洋画

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「1408号室」 いくらなんでもハードル上げ過ぎ

 主人公は、若いころに一冊名作を書いたものの、今はオカルトルポで食いつないでいる作家。彼の「幽霊の出るホテル巡り」の本はそれなりに人気があるらしく、アメリカ全土の「幽霊ホテル」から招待状が届くが、彼はそれが「幽霊ホテル」としての集客を期待したオーナーのやらせであることに気が付いてる。そもそも彼は幽霊の実在名なんて信じてはいない。実を言うと今の仕事にうんざりしているのだ。
 ある日、「ドルフィンホテルの1408号室に泊まるな」と書いた手紙が届く。また宣伝か、、、と思ったものの、調べてみると確かに怪しい。その部屋で人が死んでいるのは確からしい。ナニブン飯のタネなので仕方なく出かけていくと、ホテルの支配人がなんとか1408号室に泊まるのを阻止しようとしてくる。なんとホテル創業以来95年で56人が1408号室で「1時間以内に」死んでいると言う。
 わかったわかった、と。こけおどかしはいいからとにかく泊めてくれ、と。そうじゃなきゃそもそもルポも書けないでしょ、と。
 
 で、結局泊まるんだけどさ、この時点でホラー映画としては問題ありじゃね?死ぬとわかってる部屋に泊った様子を見せられたからってそんなに怖いわけはない。
 じゃこの後ホントに死ぬほどの恐怖がスクリーン上に展開されるかと言うとそんなわけはないのである。そんなことしたら映画館は死屍累々だ。

 映画の「リング」が、ブラウン管から貞子が出てくる、という映画史上に残る恐怖シーンを出すために、その前一週間にわたって主人公たちをジタバタさせなければならなかったことを考えれば、部屋に入って一時間でそんなに怖くなるわけはないではないか。
 案の定部屋に入ってから繰り広げられるのは、水が出たり暑くなったり寒くなったり、「ハイハイCG凄いですねー」といったようモノでしかない。

 つまり、この映画はホラーではないのだろう。なんか、別のものなのだ。
 主人公が幽霊を信じていない、というのはこの映画が何に関する映画なのかに対するヒントだろう。
 回想シーンで、主人公が家族が宗教に頼ろうすると怒る描写が繰り返されるのもヒントの一つに違いない。
 1408号室にあった聖書を何度か主人公が手に取るのは、もう、決定的なヒントと言ってもいいかもしれない。
 ラストシーンで主人公が体験するある「奇蹟」が主人公に与える影響こそが、この映画(というかドルフィンホテルの1408号室)の目的なのだろう。
 
 そもそも支配人はそんなに泊めたくないんなら、「改装中です」とか「倉庫にしちゃいました」とか言っときゃいいんだもんね。 

 ホント、キリスト教徒ってメンド臭えなぁ、、、
JUGEMテーマ:映画
 

at 18:54, 空中禁煙者, 洋画

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「誰も守ってくれない」 志田未来ちゃんはリベラと会ったのかなぁ、、、

 冒頭、普通の女子高生活を営む志田未来の描写から、家に警察殺到→兄逮捕→訳の分からん役人登場→訳の分からん手続き→佐藤浩市が志田未来を保護して逃げる→行く先々でマスコミにバレる→佐藤浩市途方に暮れる、までの怒涛のモンタージュが素晴らしい。まさに、嵐に巻き込まれた家族(と刑事)の混乱と焦燥(と絶望)を伝える映像として間然とするところが無い。訳の分からん手続きを(加害者家族の権利を守るためなんだけど)有無言わせず勧めてくる役人たちのもっともらしさと相俟って、「コレはひょっとして傑作かも知れん、、、」と思う。
 ところがまたコレだ、、、

 警察が犯罪「加害者」の家族の人権を守るハナシだっつってんのに、またぞろ佐藤浩市刑事はトラウマだの家族に問題だの抱えておるのである。なんで最近の日本映画ってそうなっちゃうのかなぁ、、、雪姫を守る真壁六郎太がトラウマだの家族の問題だの抱えてたか?

 結局、佐藤刑事は自分のトラウマと家族の問題が同時に集約されている伊豆のペンションに腰を落ち着けるのだが、落ち着けた途端に案の定製作者一同何をしたら良いのか判らなくなっているのがミエミエだ。
 大体今までは見つかった途端に逃げ出したクセに、なんでココは見つかっても出ていかないわけ?佐藤浩市刑事がどこに逃げて良いか判らないからじゃない。
 製作者一同ココを出てどうすれば結末を迎えられるか判らないからだ。
 結局この田舎町でゴチャゴチャもうとっくに分かってるようなことを言ったり言われたりしながらなんとも陳腐な結末を迎えてしまう。
 ヲイヲイ、加害者家族を守るんじゃなかったのかよ。ホントに守るべきはコレからなんじゃないの?この娘はこれからが大変なんじゃないの?

 つまるところ、「加害者家族の人権を守る任務」を与えられた刑事、なんかちっとも描いちゃいない。仕事に、家族に疲れた刑事が自分より辛い目をみてる少女を通して自分の問題を解決する(勇気を得る)だけじゃないか、、、
 区役所や教育委員会が加害者家族を守るためにシステマティックに動いてるのに対して、警察側は上層部も刑事も自分たちの勝手な思惑でフラフラ動いてるのを描いてるに留まってる。

 勿体無いなぁ、、、誰も思いつかなかった良いネタなのに、、、

 ちなみに、餌に食いつくネット住人の不気味さは良く描けてる。多少の(?)カリカチュアライズはあるとは言え、さすがテレビ資本、ネットを悪く描くのは得意らしい。

 後輩刑事役の松田龍平が良い。冷たい目とつまらなそうな顔をして、先輩の電話一本でどんな問題にもしっかり対処してくれる、神のような存在。この役が嘘くさくならないのは松田龍平の持つ説得力のせいかも知れない。
JUGEMテーマ:映画

at 20:48, 空中禁煙者, 邦画

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「ターミネーター4」 運命は変えられない(その方が儲かるから)

 ターミネーターとはそもそも歴史改変合戦のハナシである。
 「抵抗軍のリーダーが強すぎんならタイムマシンで過去に戻って生まれる前に殺せば良くね?」と言うどう考えてもムチャクチャな発想は、いかにも機械が考えそうで不思議なリアリティが有ったが(一体全体リーダーが生まれないとどうなるの?今まで目の前にいたジョン・コナーがフッと消えるとでも?それともジョン・コナーのいないパラレルワールドのために自分たちは捨石になったの?)、この第一回目の歴史改変の試みはからくも人間側の抵抗によって阻止される。
 続く第二作では、今度は未来を知った人間側から歴史改変の試みがなされる。「じゃいっそ審判の日自体無くせば良くね?」と言う訳だ(コレは、まあ、判る。自分たちが今いる世界のまだ来ていない未来が変わるだけだもんね)。

 で、この試みは成功するのである。
 歴史は変わった。
 審判の日は起きない。
 本来ならココで終わりである。何しろ物語の発端が起きないんだもん。

 ところがココに「それでは商売と言うものが成り立たない」などととんでもないことを言い出す奴が現れた。キャメロンもシュワちゃんもお金に困ってはいないなずなので、多分、どっかの会社のヒトだろう。個人はお金に困ってない場合があるが、企業と言うものはいつもお金に困っているものなのだ。
 
 ココで編み出された言い訳が、「歴史は(ちょっとは変わるかも知れないけど大筋では)変わらない」と言うものだ。
 短く言うと「運命は変えられない」。
 ええ〜、、、「T2」のキャッチは「運命は変えられる」だったのに、、、とはいうものの、この発想の転換は商売としては素晴らしい。何しろ第一作の時点でパラレルワールドの存在が前提になっているのだ。いくらでもスピンオフが作れるではないか!!

 実を言うと「運命は変えられない」と言った瞬間、もう、やるべき事はヒトつしか無い筈だ。「運命は変えられない」と宣言するために「3」が有ったのはまあ、仕方がない(映画の出来も「仕方ないか、、、」と言う程度のものだったが)が、何しろこの後どうなるかみんな分かっちゃってるんだもん。
 「ジョン・コナーがカイル・リースを過去に送ってスカイネットに勝利する」
 本来コレしかやること無いじゃん。極言すればコレ以外は全部スピンオフかココにいたるまでの小さい1エピソードにしか過ぎない。

 で、今回小さい1エピソードです、、、
 未来のとーちゃんたるカイル・リースがスカイネットに捕まったので助けに行く。
 コレだけだもん。
 さすがにコレだけじゃショボすぎると思ったのか、キャメロンの「アバター」にも大抜擢された新星サム・ワーシントン演ずる謎のキャラを出してくるが、コレもタダなんか深みを出したいだけで出してきてるのがミエミエでほとんど意味がない。

 命からがらアジトから抜け出してヘリに乗って逃げようとするものの撃墜されてヘリからも脱出、までがワンカット、などと言う派手な映像には事欠かないが、いかんせんスリルもなんにもない。派手なだけ。
 思えば「ターミネーター」とは、現代の風景の中で未来のロボットがありえない大暴れをする「違和感」がウリだったのだなぁ、、、と痛感する。
 逃走経路とか全く考えないでヒトを殺しまくるシュワちゃん、とかね。
 檻をすり抜けちゃうリキッドメタルおじさん、とかね。
 未来の風景の中でCGで何やられても、もう、ショックもなんにもない。
 結局、「ああ!このハナシを映像にしたいぃぃ!!」って(おそらくは1と2には有ったであろう)映画の原始的な衝動はないんだもんな。ただ、「この設定でまだ稼げる」ってだけ。

 MacG監督はあと二本撮って三部作にするつもりらしいが、この予定調和の世界で何をするつもりなのか、「あと二本分稼げる」ってだけでないことを祈る。
JUGEMテーマ:映画

at 18:11, 空中禁煙者, 洋画

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