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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「グラン・トリノ」 横町のご隠居頑張るの巻

 どうも世間はこの映画に対する絶賛の嵐で飽和してますね。
  曰く「イーストウッドの集大成!」
  「イーストウッド最後の出演作!!」
  「過去の自作へのオマージュの数々!!!」
  「イーストウッドの9・11以後の世界に鳴らす警鐘!!!!!!!!!」
 これらの賛辞はすべて正しい。そういうものはこの映画に確かに全部ある。
 でも、それって面白いか?
 ありゃあいいのか?
 過去数々のイーストウッド映画を絶賛してきたワタクシ、空中さんではあったが、これはまったく面白くなかったです。

 様々な象徴に満ちた映画ではあるが、結果的に映画として面白くなかったら意味ないんじゃないのかなぁ、、、
 どう言い繕っても横町でジジイと不良が死者が出るまで喧嘩するハナシでしかないでないでしょ。相変わらずの悠揚迫らざる演出で観ている間は退屈せずに観れるが、最後まで観終わって、結局何を楽しめばよかったのか分からない。
 「グラン・トリノは○○の象徴だ!」
 「モン族は○○を意味している!!」
 とはしゃいでいる批評をみると「ご苦労様です」としか言いようがない。

 結局なんか言いたいことがあって焦って作っちゃっただけなんじゃなかろうか。前作からのインターバルも異常に短いし。

 でさあ、問題のラストなんですけど、結局アレでいいわけ?アメリカはああいう選択採れるの?っていうか国家としてああいう選択をとるってどういうことなわけ?
JUGEMテーマ:映画
 

at 19:23, 空中禁煙者, 洋画

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「呪怨 黒い少女」 呪怨はブラックジャックじゃない

 うって変わってこちらはワンアイデアな感じ。
 「霊能者が徐霊し間違える」というアイデアで最後まで押しきろうとしてるんだが、コレ、呪怨じゃないよね。
 むしろ、なんとか呪怨のフォーマットに乗っかろうとして打った手が、ことごとく裏目に出てる。

 一之瀬プロデューサーと清水監督は、この、核となるアイデアにこの安里麻里(あさとまりというヒトの可能性を感じたんだろう。それはそれでいいんだけど、もうちょっとどうにかしてあげないと、結局両者(観客も含めれば三者)にとって不幸なのではないか。

 「呪怨」と関係なく、ブラックジャック風のネタとオカルトを組み合わせたこのアイデアでちゃんと一本撮れば、怖くてしかも美しい映画になりそうな気がするだけに残念。

 あと加護ちゃんはもう清純派じゃないんだから、もっとセクシーな役に挑戦すべき(結局そこかよ、、、)。
JUGEMテーマ:映画
 

at 18:45, 空中禁煙者, 邦画

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「呪怨 白い老女」 伽椰子出張中の佐伯家の様子

 今や貞子をも超えるホラーアイコンとなった伽椰子ではあったが、現在残念ながらアメリカ出張中のため、件の佐伯家に残る残留思念だけを頼りに新たな惨劇を描けないか、と言う試みの一編。
 前にも書いたがビデオ版の「呪怨」1と2が並み居るJホラーの中でも格段に怖かったのは、そのルールの無さとアイデアの豊富さのためであり、コレはどちらも元々同じハナシの一部としてではなく作られた数編の短編を無理矢理繋げた事に起因する(とオレは思っている)。
 もう、何が起こるか分からないのである。因縁話としての規則性もクソもない。唯々取り憑いちゃあ殺してる。コイツは一体全体何がしたくて次々とヒトを取り殺すのか全く分からない。
 劇場版以降のシリーズがたいして怖くないのもここに起因する。なんとか一本の映画として辻褄を合わせようとしているから、ビデオ版のムチャクチャさが出ないからなのだ(とオレは思っている)。
 
 で、呪怨の生みの親で育ての親の清水崇は監修にまわって、脚本コンテストで勝ち抜いた二人に監督もさせたこのシリーズ最新作の一編、「白い老女」ですが。
 なにぶん「呪怨」もそれなりのネームバリューを持ってしまった今となってはそうそうムチャも出来ないわけですが、、、

 開巻早々、「あ、コレは出来てる、、、」と思ってしまった。呪怨の二大要件のひとつ、「アイデアの豊富さ」をあっさりクリアしてる。冒頭の「はぁ〜い!今行きまぁ〜す!」の下りでもう、ワクワクする。
 コイツはなんかやってくれるぞ、、、って匂いがプンプンしてる。
 ホラーの演出家として実力がすぐ出てしまう怪異を出す呼吸も軽々クリア。なかなか上手いんだこのヒト。
 
 まあ、結果として最初のビデオ版を超えると言うようなことはないんですが、本家本元が散々味わい尽くした筈の設定に乗っかるって制約の中でココまで出来ればたいしたものではないか。

 一応ウリとしてアッキーナが出てて、そこそこまともな演技をしてます。女優開眼、とかアッキーナの魅力満開、って程ではないですが、一応まともな芝居も出来ますってくらいは証明したのではないか。
 「呪怨」の伝統ダブルヒロインを継いだつもりなのか、みひろもちょっと出てます。別に脱ぎはしない(残念)のだが、もしかするとみひろの方が上手いかも、、、と思わせる体当たりの演技を見せてます。
JUGEMテーマ:映画

at 21:12, 空中禁煙者, 邦画

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「カメレオン」 良いトコも悪いトコも藤原竜也

 松田優作の座付作者のような存在だった丸山昇一が優作のために書いた脚本を、阪本順治監督が藤原竜也主演で映画化。
 結婚詐欺、旅芸人の一座、ボンボンに捨てられた女、銚子の漁村、と言ったATGのような設定(ある意味、優作好みでもある)と、ハリウッド映画のようなハードバイオレンスな設定を、違和感なくスルスルっと融合させている。もちろん脚本が巧いからなのだが、二つの世界を自由に行き来して、接着剤のような役割を果たす藤原竜也の演技力はさすが。

 そう。この映画は藤原竜也のスター映画なのだ。「闇の子供たち」のところで「阪本監督はスター映画に戻って欲しい」などと書いたが、ちゃんとこういう映画も作っていわけだ。ゴメンナサイ、、、
 でも、悪いところも藤原竜也。

 藤原竜也演じる主人公のゴローは、昔アメリカで傭兵の訓練を受けて、今は日本で結婚詐欺師グループのリーダーをやっているという役なのだが、藤原竜也の演技力をもってすれば、老若男女7人からなる詐欺師グループのまとめ役、なんてのは楽勝だ。
 が、「元傭兵」は演技力だけじゃカバーできない要素だ。同じく元傭兵である豊原功補との交渉シーンではふさわしい迫力出せていたが、いざアジトを襲撃されて、唯一の戦闘力として仲間を守らなきゃならないシーンでは、とたんに馬脚を現す。

 動きが全然元傭兵に見えないのね。ノースタントで危険なアクションに挑戦しているのは分かるが、下手すりゃギャグにしか見えないアクションすらある。
 正直言って阪本監督もあんまこういうの得意じゃないんだろうなぁ、、、

 それに続くカーチェイスも、アクション自体はハリウッド級だが、いかんせん訳のわからん荒野と廃墟でしかやってない。ハリウッドはこの動きを街中でやるから迫力が出るんだよな。まあ、これは藤原竜也のせいじゃないけど。

 ところが、ですね。ラストで主人公が反撃に転じるシーンの藤原君のアクションは凄くいいです。いきなり事務所に殴りこんできてからの軽快な動きは、まるでダンスを見ているような美しさで、どう見てもあんまり強そうには見えないにもかかわらず、不思議な説得力があって、ここだけ何度でも観たくなる。このシーンはカメラワークも「遊戯シリーズ」の村川透丸出しで、まさに全員であの頃の再現に取り組んでるんだろう。

 ヒロインの水川あさみは、正直あんまり演技できるタイプじゃないと思っていたので、多分ダメだろうと思ったのだが、意外や凄くよかったですぅ、、、
 丸山昇一は時に「臭い名セリフ」を仕込む。「処刑遊戯」(だったかな)で、片桐竜次が優作に「オマエ、考え甘いんじゃねーか?」と、凄んだ直後に優作にボコボコにされて、逆に優作に「オマエ、考え甘いんじゃねーか?」と返される、みたいな。
 今回もこれに類したことを仕込んでいて、これがまた臭いのだが、コレを、水川あさみちゃんが見事にキメてくれるのだ。オジサン、胸がキュンっとなっちゃいました。JUGEMテーマ:映画
 

at 19:31, 空中禁煙者, 邦画

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「片腕マシンガール」 映画によるハナモゲラ語の試み

 まあ、どうでもいいんだけどさ、この映画の予告編、次々に登場するキャラクターと共に、「YAKUZA!」とか「NINJA!」とか「天ぷら」とか「スーパー遺族!」とかアオリが出て、それだけで爆笑ものなのだが、中でも一番笑ったのは、「監督 井口昇」の下に代表作として「(ウンゲロミミズ)」って書いてあったこと。この開き直りっぷりは素晴らしいと思います。
 
 海外資本で今のヲタク外人どもが考える「日本的なモノ」をぶち込んで作った映画。この構造は、ちょっとタモリのハナモゲラ語に似てるよね。アレはもともと「初めて日本語を聞いた外国人に聞こえる日本語の真似」という芸だったのだ(「ハナモゲラ語ってなに?」っていうヒトはお父さんかお爺ちゃんに聞いてください)。

 結果、ヤクザとか忍者とかセーラー服の美少女とかルーズソックスとか寿司とか天ぷらとかドリルブラとか血みどろとか切り株とか人体損壊とかエロとかグロとかブラックユーモアとか、ジンガイの好きなニッポン満載の映画になっているのだが、重要なのはこれらが井口監督の資質に合っている、ということだよね。 なにしろウンゲロミミズだもん。

 ちょっと驚いたのは、この映画の重要なファクターの一つである「アクション」もどうやら井口監督の資質に合っていたらしいことだ。アクションシーンのカッティングの鋭さ、アクションをカッコ良く見せるカメラアングルの確かさにはちょっと驚いた。DVDジャケットのポーズのカッコよさを見よ!ちょっと不思議な才能だなぁ、、、
 普通のアクション映画でこうならないところが日本映画の悲しさだねぇ、、、

 おそらくは「どうもこの映画は変だな、、、」と思いながらも、まったくナメることなく真剣に取り組んでる八代みなせちゃんも素晴らしい。どうもこの後女優としてブレイクしたってハナシも聞かないが、見る目がないというかもったいないというか、、、
 この映画と一緒に海外雄飛しちゃったほうが仕事あるんじゃなかろうか。
 ところでこの映画、オープニングとエンディングでハナシ変わっちゃってる気がするんだけど、オレの気のせい?JUGEMテーマ:映画

at 15:39, 空中禁煙者, 邦画

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