2009.02.20 Friday
スウィングガールズ [Blu-ray] 己が不明を恥じます
5年も前の、しかも公開当時さんざっぱら話題になって賞も獲りまくった映画を今更「スゴい、、、」って言うのもいかがなものかと思うがしょうがない、恥を忍んで言います。
コレ、スゴいですぅ、、、
正直言ってちょっと映画の観方が変わるくらい感動してしまった。結局、「役者シゴいて実際になんかやってるところを撮る」って言うのが、映画最大のスペクタクルなのかもしれない。コレのあと、「どう、このCGスゴいでしょ?」なんていってる映画みるとバカにしか見えないもんなぁ、、、
夏休みの後半に初めてジャズに出会って、マトモな先生にも付かず無手勝流で大雪の振る日には大向こうをうならせるスウィングジャズを演奏してしまう。んなわきゃあ無いのだが、映画のマジックを使って納得させられてしまう(実際の練習期間も同じようなものだったらしいが、ちゃんとした先生についてメソッドに従って練習したんだろう)。
例えば。
ジャズのリズムに悩む主人公達は、うなだれて横断歩道を渡っていると、メンバーの眼鏡っ子(本仮屋ユイカ)が突然横断歩道のメロディが裏打ちであることに気づく(ゆーっぞっらはっれてっあっきかっぜふっく〜♪)。指摘されても他のメンバーは普通に手拍子を打ってしまい納得行かないが、本仮屋が裏で手を打ち始めると、突然全員ジャズのリズムに開眼してしてまうのだ。
んなバカなと言う無かれ、このシーンの上野樹里のノリノリ振りは全てを納得させるパワーを持っている。このあと数カットのモンタージュを経て、次のシーンではもうちゃんとゆーっぞっらはっれてをジャズのリズムで演奏しているのだ。この監督は確かに映画のマジックを心得ている。
楽器を買う金をどうやって手に入れるか、さらに楽器をどうやって修理するかなど、あらゆる無理な設定を、次々と映画のマジックを使って納得させて(さすがに一度は去ったメンバーが戻ってくるシーンは無理すぎるだろと思ったが)、感動のラストシーンになだれ込んでしまう。確かに日本映画界に一人の天才が現れたのだな、と実感させられる。
さらに特筆すべきは上野樹里の天才コメディエンヌ振りだろう。落ちこぼれの田舎娘ぶりもたいしたもんだと思ったが、ラストの演奏シーンを見よ!明らかに上野が一番ノッている(上手いのは貫地谷しほりやドラムのねーちゃんの方が上手いかもしれない)。一番役になりきって演奏を楽しんでいるのがビンビン伝わってくる。5年前の時点で上野の天才を見抜いていた監督の慧眼には恐れ入らざるを得ない。雪の上に横たわるシーンのとーとつな美しさ!
あと、ベースのねーちゃんがやたら上手い上に可愛いです。
コレ、スゴいですぅ、、、
正直言ってちょっと映画の観方が変わるくらい感動してしまった。結局、「役者シゴいて実際になんかやってるところを撮る」って言うのが、映画最大のスペクタクルなのかもしれない。コレのあと、「どう、このCGスゴいでしょ?」なんていってる映画みるとバカにしか見えないもんなぁ、、、
夏休みの後半に初めてジャズに出会って、マトモな先生にも付かず無手勝流で大雪の振る日には大向こうをうならせるスウィングジャズを演奏してしまう。んなわきゃあ無いのだが、映画のマジックを使って納得させられてしまう(実際の練習期間も同じようなものだったらしいが、ちゃんとした先生についてメソッドに従って練習したんだろう)。
例えば。
ジャズのリズムに悩む主人公達は、うなだれて横断歩道を渡っていると、メンバーの眼鏡っ子(本仮屋ユイカ)が突然横断歩道のメロディが裏打ちであることに気づく(ゆーっぞっらはっれてっあっきかっぜふっく〜♪)。指摘されても他のメンバーは普通に手拍子を打ってしまい納得行かないが、本仮屋が裏で手を打ち始めると、突然全員ジャズのリズムに開眼してしてまうのだ。
んなバカなと言う無かれ、このシーンの上野樹里のノリノリ振りは全てを納得させるパワーを持っている。このあと数カットのモンタージュを経て、次のシーンではもうちゃんとゆーっぞっらはっれてをジャズのリズムで演奏しているのだ。この監督は確かに映画のマジックを心得ている。
楽器を買う金をどうやって手に入れるか、さらに楽器をどうやって修理するかなど、あらゆる無理な設定を、次々と映画のマジックを使って納得させて(さすがに一度は去ったメンバーが戻ってくるシーンは無理すぎるだろと思ったが)、感動のラストシーンになだれ込んでしまう。確かに日本映画界に一人の天才が現れたのだな、と実感させられる。
さらに特筆すべきは上野樹里の天才コメディエンヌ振りだろう。落ちこぼれの田舎娘ぶりもたいしたもんだと思ったが、ラストの演奏シーンを見よ!明らかに上野が一番ノッている(上手いのは貫地谷しほりやドラムのねーちゃんの方が上手いかもしれない)。一番役になりきって演奏を楽しんでいるのがビンビン伝わってくる。5年前の時点で上野の天才を見抜いていた監督の慧眼には恐れ入らざるを得ない。雪の上に横たわるシーンのとーとつな美しさ!
あと、ベースのねーちゃんがやたら上手い上に可愛いです。
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