2008.07.14 Monday
「プラネット・テラー 」 タランティーノ関連作品月間二回目
何度も言うがタランティーノはマジと冗談のバランスを取るのがうまい。マジとしても冗談としても面白く見せて、さらにどこかに突き抜けると言う芸当をやってのける。
が、弟分のロドリゲスはそういう芸当は出来ない。いつもマジか冗談に振ってくる。「SinCity」はマジに振って大成功した例ですな。
今回、徹底的に冗談に振ってます。同じゾンビが題材の「フロン・ダスク・ティル・ドーン」はどっちつかずのものになったが、今回は「グラインド・ハウス」と言うフォーマットがあったせいか、なんとか笑わせることに成功してる。「どうせB級なんだからいいだろ!!」とばかりに掟破りなギャグの連発です。
したがって、ゾンビものとは言え全然、怖くはないです。ゾンビはただ、破壊しても良い肉体としてのみ存在する。もっとも生きてる人間もガンガン破壊されますが。損壊された肉体が腐乱した肉体を破壊する。ただ、その快感のみ。
主役のにーちゃんは苗字が「ロドリゲス」なので、多分家族か親戚だろう。小柄だがまあ、カッコ良いっちゃカッコ良いんだけど、こういうの、どうなん?
て言うか片足マシンガンにされたねーちゃんはいつ引き金引いてるんだよッ!!
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