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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「コラテラル」 説教ヒットマンの憂鬱

トム・クルーズ,ジェイミー・フォックス,ジェイダ・ピンケット=スミス,マーク・ラファロ,マイケル・マン,スチュアート・ビーティー
¥ 1,340
・初期設定に無理がある。
・トム・クルーズがミスキャスト。

 これらの批判は正しい。でもいいじゃん。それらを超えて魅力的。

 なにが素晴らしいって言って、トム・クルーズの体の動きが、ちゃんと特殊部隊出身の殺し屋の動きになってるのが素晴らしい。立錐の余地もなく人々が踊り狂う巨大クラブで、客、ターゲットのボディーガード、FBI、麻薬課の刑事、なんか勘違いしてるギャングが入り乱れる中、捕まらずに暗殺、ってそりゃいくらなんでもムリだろと思うのだが、この時のトム・クルーズの動きのシャープさを観てると、「おお、、、可能なのかも、、、」と思えてくる。
 これは凄いことだ。
 これこそミッション・インポッシブル、不可能を可能にする男だ。

 もっともDVDのこととてこのシーンを次の日もう一度見直したら、ひどく冗長な演出だった。でも、それでいいんだと思う。二度目観た時冗長に感じるくらいじゃないと、一度目に訳わかんなくなるのかもしれない。

 運ちゃんが悟りを開いちゃうシーンなんかも、よく考えると何言ってんだか分んないんだけど、観てる間は「おお、この後きっと凄いことするぞ、、、」って気にさせる。この辺はカメラワークや音楽も合わせた演出の巧さも感じる。
 
 マイケル・マンのスタイリッシュでやや無機的な映像もよく雰囲気を捉えてる。ロサンゼルスの夜景とタクシー内部がスムーズに繋がるカメラワークも、お見事。街中の風景はホントのロサンゼルスじゃないんだろうけど。

 ただ、初期設定を丸飲みしちゃったとしても、どんどん苦しくなってくるのはいかがなものかとは思う。途中で二人でいるとこ警官にも見られちゃってるし、前回の手(最初の方で麻薬課の刑事が、「去年、一晩で3人殺したタクシー運転手が直後に自殺した事件があった」とか言うのね。今回も最初はこの手で行くつもりだったのは明らかな訳)は使えないのに、なぜこの運ちゃんにこだわるのか、と。その辺、何らかの説明が欲しかった。
 「おまえは腕がいい」とか言うんだけど。
 もう、腕のよさより危険の方が多いだろう、と。

 あと、明日のジョーみたいな最後の最後はいいんだけど、その前の5人目のターゲットに絡むアクションがショボイ。と言うかアクションにしちゃったことが残念。今まで何にも出来ないもどかしさが良かったのに。急にどうでも良くなった感じ。
JUGEMテーマ:映画

at 13:00, 空中禁煙者, 洋画

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「Ray / レイ」 監督より編集者

 盲目の天才ミュージシャンが、目の見えない不安や幼少期のトラウマからヤクと女に溺れるものの、やがて自力で再生する様を描いた感動実話。

 と思って観たが全然違う印象。いや、ちゃんとストーリーはそのとおりの映画なんだけど。観た結果、そう思ったヒトもいっぱいいるだろうけど。

 ちゃんとそう言うこともやってるんだけど、この映画を作った奴らの興味はおそらくそんなところに無い。コレは、「名曲が生まれる瞬間の興奮」をフィルムに定着し得た、稀有の音楽映画ではなかろうか。

 劇中、「メス アラウンド」や「アンチェイン マイ ハート」「我が心のジョージア」と言った誰でも知ってる名曲の成立事情が明かされるが、それを成立秘話の披瀝、と言った種明かし的な描き方ではなく、まるで音楽を奏でるかのごとき華麗な映像で描き切る。

 なかでも「ホワッド アイ セイ」と「ヒット ザ ロード」成立の瞬間は全編中の白眉だ。
 「ホワッド アイ セイ」の場合。
 興行主に時間いっぱいやってないと文句言われる。
 ヤケクソ気味に「バンドは付いて来て」とか言って即興で始める。
 聞いた事無い曲に慌てるコーラスのねーちゃん達。
 とりあえず合わせるリズムセクション。
 曲のよさに気づいてノリノリでコーラスつけ始めるねーちゃん達。
 慌てて作ったフレーズを口で伝えるホーンセクションのリーダー。
 やがて(文字通り)狂喜乱舞する客たち。
 (場面変わって)レコード会社で関係者がテープを聞いている。
 過激な歌詞の内容に二の足を踏むプロデューサー。
 やがて勇を振るって発売決定。
 (場面変わって)ビーチの若者がレコードをセット。
 踊り狂う若者達。
 眉をしかめる浜辺のオトナ。

 ここまで音源はライブ→テープ→レコードと変わって音色も変っているが、リズムは繋がっている。映像も曲にあわせた躍動感溢れるもので、特にライブシーンの訳の分らないカメラワークにはちょっとハッとする。イントロをオルガンで始めたレイ・チャールズが、歌と同時にピアノに向き直ったものの、マイクが上を向いていて声を拾わず、慌ててチャールズ自身が手で直す、などと言う臨場感溢れる演出にも痺れる。

 「ヒット ザ ロード」も凄い。

 コーラスのねーちゃんの一人とデキているのだが、いろいろ事情があってホテルの部屋で大喧嘩になってしまう。怒り狂うねーちゃんにチャールズが「その怒りを歌にぶつけろ」とか言ってピアノを弾き出し歌い始めると、ねーちゃんはつられて歌い始めてしまうのである。また、リズムは繋がったままその曲のライブシーンに突入。見事に感情のこもったねーちゃんのソロボーカル。

 まさに映画にしかできない事をやっている。
 やり切ってる。
 凄い。

 音楽を映像で表現した映画としては、個人的には「ファントム オブ パラダイス」以来の傑作ではないか(って何十年振りだよ!)。もちろんオレが知らないだけで、間にいっぱいあるんだろうけど。

 主役のジェイミー・フォックスさんも神懸った名演。
 グラサンかけてニヤニヤ笑って上体揺らしてるとレイ・チャールズにしか見えない。後半、幻想を観るシーンでグラサンとって目を見開くシーンがあるんだけど(幻想の中では目が見える)、そこだけ「コラテラル」の運ちゃんだった。、

 この映画の完成直前までレイ・チャールズは生きて制作に参加しており、そういう意味ではこれはレイ・チャールズ公認の伝記だ。その分、あんまりドロドロした実状は描けず、こちら方面に力を注がざるを得なかった可能性もある。
 映画の奇跡は様々な要素が絡み合って起きる。


 コレ、後でわかったんだけど、編集がファントム・オブ・パラダイスと同じポール・ハーシュでした(てことは初期のスターウォーズとも一緒)。やっぱ編集って大事だなぁ、、、
JUGEMテーマ:映画
テイラー・ハックフォード,ジェームズ・L・ホワイト
¥ 1,166

at 12:24, 空中禁煙者, 洋画

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「血と骨」 たけしだってオールマイティじゃない

 戦前戦中のエピソードはバッサリ切って、戦後のみに焦点を当てているが、それでもダイジェスト感は否めない。ひとつひとつのエピソードは結構面白いんだけど。
 映画にはやっぱり2時間以上を繋ぐ軸が必要だと思う。このおッさんがなぜこうなのか分らないと、このおッさんがエピソードを繋ぐ軸にならない。「たけしだからいいだろう」と思ったのかもしれないが。

 おッさんをゾンビみたいな「ウロウロする狂気」として扱うなら、おッさんの嫁か、語り手の息子を軸にすべきだが、エピソードがウロウロするのでこれも軸足りえてない。

 大体この嫁の役に鈴木京香は無駄。鈴木京香ってだけで客の入りが違うんだろうが、美しく撮る気が無いんだったら、室井滋のほうがリアリティが出たはず。
 あ。
 テレビのサキ役と被るからかな?
 この役が鈴木京香だと、最後に濱田マリに走るリアリティが薄れる。戦争未亡人の愛人役の女優さんはキレイだからいいんだけど。

 語り手の息子=原作者な筈で、どうせ息子が知りえない筈のエピソードテンコ盛りなんだから、嘘でも良いからこのおッさんの晩年ももうちょっと描くべきだった気もする。なぜああなるのかをもうちょっと丁寧に描けば、印象違ったかも。

 結局、最大の収穫は朝鮮人部落のセットかも。これは素晴らしい。ただ、素晴らしすぎて、日本全体の戦後とのリンクを阻害してるかもしれない。
JUGEMテーマ:映画

at 11:08, 空中禁煙者, 邦画

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「ヴィレッジ」 出演が控え目な頃のシャマラン

ホアキン・フェニックス,エイドリアン・ブロディ,M.ナイト・シャマラン
¥ 1,560
 う〜ん、、、オレ、シャマラン大好きなのよ。コレも好き。「シャマラン映画を観た、、、」って気にさせる。だけどコレがつまんないってヒトがいるとしたら、その気持ちもよくわかる。

 シャマラン映画の手法はいつも同じで、
「父子モノ」+「丁寧な演出でジャンル映画をひっくり返す」+「衝撃のオチ」
となっている。
 過去三作全部この手。
「父子モノ」+「演出の丁寧な心霊ホラー」+「オチ」
「父子モノ」+「演出の丁寧なヒーローコミック」+「オチ」
「父子モノ」+「演出の丁寧な侵略ものSF」+「オチ」
って。
 演出の丁寧なヒーローコミックの映画化とか、侵略ものSFってあんまないんだよね。
だからひっくり返し。
 今回のジャンルは強いて言うなら「怪物ホラー」なんだけど、ちょっとジャンル映画の設定とオチが緊密に結びつきすぎちゃって、早々にオチ割っちゃうの。過去三作は全部オチ無しでも映画として成立してるんだけど、これはちょっとオチ無しでは成立しないかなぁ、、、と。
 初めて父子モノ的な要素が薄いのも、オチを引張れなかった原因かもしれない。今回堂々と恋愛モノに挑戦してるのね。
「恋愛モノ」+「(怖くない)怪物ホラー」+「(早めに割っちゃう)オチ」
って感じ。
 この恋愛モノ部分がそこそこ成功してて、オレはその辺が好きなんだけど、得意の父子モノなら充分引張れたんだけど、恋愛モノじゃ引張りきれませんでした、みたいな。

 でも巧いんだ。ヒロインのおねーちゃんが告白するシーンとか。
 ポーチで初めてチューするシーンとか。
 もう、カメラワークも工夫もなんーにもないんだけど。堂々とやられて観せられちゃう、不思議な画面の質と演出力がある。オレはもう、それだけで満足なのかも。

 巷間、このオチは〇〇のパクリ説が猖獗を極めていて、なるほど確かにそのとおりなんだけど、これ、知らないで観たかったなぁ、、、知らなかったら、もう、腰が抜けてたかもしれない。あるいは怒ってたかも。パクリじゃんッ!!って。知ってたから、前半を余裕で楽しめたのかもしれない気もする。

 設定に無理アリアリなんだけど、そこはまあ、不問にしてもいい程度。今回はシャマラン監督の出番も少ないし(過去三作、だんだん出演シーンが長くなってたので、誰かに批判されたのかもしれない)。
JUGEMテーマ:映画


at 18:17, 空中禁煙者, 洋画

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「ヘルボーイ デラックス」 せっかくのロン・パールマンが無意味

 これはつまらん。多分、コミックのファンは
「おお!ヘルボーイが動いてる!!雰囲気でてる!!」
って喜ぶんだろうけど。そうじゃないヒトには全部中途半端。

 なにがイカンって言ってヘルボーイがどう強いのか分らんのがイカン。まあ、丈夫は丈夫だし、力も強いんだろうけど。「オカルト特捜隊」的な組織の実務部隊のリーダーがなぜコイツじゃ無きゃイカンのか、イマイチ見えてこない。実生活でもウジウジしたりわがまま言ったりしてるだけだし。アクションもキレも個性もないし。

 日本にどれだけいるかわかんない原作コミックのファンにオススメ。
JUGEMテーマ:映画
ロン・パールマン,セルマ・ブレア,ジョン・ハート,ルーパルト・エヴァンス,ギレルモ・デル・トロ,マイク・ミニョーラ
¥ 1,978

at 17:48, 空中禁煙者, 洋画

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「オールド・ボーイ」 蜂須賀先輩の過去?

 「JSA」の監督、「シュリ」の役者、そしてそして、80年代にオレが最も影響を受けたマンガ「ボーダー」と同じ原作者、と好物が揃ってるんだけどなぁ、、、

 なんか最近こんな事ばっかり言ってるけど、「SAW」と同じで、別の意味で期待しすぎた。もっとグチャグチャな分けのわからんパワーに満ち溢れた映画かと思ってた。こんなにキレイにマルっとまとまっちゃう話とは思わなかった。

 いや、ヤられたっちゃヤられたんだけど。
 あああああ!そうかぁ!そういやそうだわなぁ、、、と。ムリがあるっちゃあるんだけど、見事にひかっかった。まあ、オレはだいたいなんにでもひっかかるんだけど。

 まあ、だいたい知ってると思うけど、理由も期間も分からず私設刑務所に監禁されてた男が、15年後に突然解放されて、監禁を命じた奴に復讐するハナシ。

 何がイカンって言って、監禁の途中で復讐を誓った主人公は、以後数年に渡って体を鍛えつづけるっていうんだけどさ、役者の体が鍛えられてないの。なんかショボイの。解放後に知り合った女に「そんなに鍛えてるのに〜」って台詞があるのに。なんかこの時点でノリ損ねた。
 でっかい廊下のセットを作って真横に据えたカメラ行ったり来たりさせて、20人くらい素手で倒しちゃうシーンをワンカットで、とか凄く良く出来てるんだけど。

 もう、苛烈な復讐行になると思ったんだけどさ、どっちかって言うと謎解きメインなのね。だから体メインより内省的な演技のできる役者選んだのかなぁ、、、と。

 きっと原作のファンとかはコレでいいのかもしれない。 オレはちょっと「15年間監禁されて〜」って設定に妄想を膨らませすぎた。
JUGEMテーマ:映画


チェ・ミンシク,ユ・ジテ,カン・ヘジョン,パク・チャヌク
¥ 2,498

at 17:33, 空中禁煙者, アジア

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「エイリアンVS.プレデター」 エイリアン可哀そう、、、

サナ・レイサン,ランス・ヘンリクセン,ラウル・ボヴァ,ポール・W・S・アンダーソン
---
 これ、プレデターの地元ではプレデターVSエイリアンってタイトルで上映したらしい。
 エイリアンシリーズの新作としても、プレデターシリーズの新作としても成立してる。両方のファンを納得させうる、稀有の出来。正直、バイオ・ハザードのポール・アンダーソンがココまでやるとは思わなかった。まあ、ほったらかしの伏線とかいっぱいあるんだけど。

 でも、一本分の時間で二本やってるのと同じだから、その分、取りこぼすものもあるよね。予想通り、人間を描くのは疎かになってます。エイリアンもプレデターも、それなりに登場人物から伝わってくるものもあったんだけどね。もう、見事に無い。上演時間の都合でカットされたのかなぁ、、、

 あ、あと、最近のアメリカ映画にはびこる「不細工ヒロイン大活躍」映画の一本でもあります。

プレデターかっこええ、、、
JUGEMテーマ:映画

at 10:19, 空中禁煙者, 洋画

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「誰も知らない」 実話より甘いハナシにせざるを得ない悲しさ

 実話、お涙頂戴、子供ネタ、とオレの嫌いな要素が揃ってる。なんか安易な気がすんのね。そりゃ泣くよなー、、、って言う、、、でも、これはさすがに負けた。リアルなエピソードを丁寧な演出で積み重ねる手法に脱帽。お気づきの通り(知るかッ!)好きなタイプの映画ではないのだが、なんか心に残る一本になったっぽい。

 よく知られている通り、実在の事件をモチーフにした映画なのだが、ちょっと調べみると、実際の事件は映画より数段悲惨なことが分る。実は同じ事件にインスパイアされた映画はもう一本あり(未見だが)、こちらはなんと置き去りにされた少年と暮らすようになる大人の女性が主人公だという。
 要するにどちらも監督の
「せめてこうだったらまだ救われるのに、、、」
と言う願望がモチベーションになっているのではなかろうか。コレを「甘い」と断罪することも可能だ。

 クールに言っちゃうと二時間二十分と言う上映時間も長すぎると言えば長すぎるのね。正直、4分の3辺りでちょっと退屈することもあった。でも、どのエピソードも切れなかった監督の心情も分る。年齢も人数も変えているにもかかわらず、子役達に実際の事件の子供たちが乗り移っているような気がしたんだと思う。映画自体が実際の事件の子供たちへの鎮魂歌だから、切るに忍びなかったんだろうと思う。コレもまた「甘い」と断罪することも可能だ。
 
そんな、映画の向こう側に見え隠れする、実際の事件を想起させちゃうあたり、映画として自立してないんじゃないの?って言う批判は、大々的に可能だ。

 でも、それでもいいや、って気にさせる。演出プランやそれに応える子供たちや美術に、それだけのパワーがある映画だったって事だと思う。
一般に、柳楽優弥クンの演技が絶賛されてるが、実はセリフがけっこう固い。それよりYOUのやさしいダメオンナっぷりに脱帽した。
JUGEMテーマ:映画

at 09:43, 空中禁煙者, 邦画

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「SAW ソウ」 構成はキレイで画面はキタナイ映画

ケアリー・エルウェズ,ダニー・グローヴァー,モニカ・ポッター,リー・ワネル,ジェームズ・ワン
¥ 1,739
 ちょっと期待しすぎた。
 いや、期待以上に面白かったんだけど。なんかもっと違うモノを想像してた。事前の情報から、なんかもっとこう、グチャグチャで訳わかんないパワー押しの映画を期待しちゃってた。
 すげー拮抗の整った、筋の通ったちゃんとした映画なの。
 「CUBE」+「SEVEN」て言われてて、確かにその通りっちゃその通りなんだけど、コレってどっちも訳わかんないじゃん?
 「CUBE」は誰が何のために、とか全然判んないし。
 「SEVEN」は犯人判るんだけど、コイツがどういう奴なのか全く判んないし。
 それでも(ダークな)パワーに満ちてて面白い、みたいな。その辺、全部説明しちゃうの。キレーに。ああ、なるほどって。「CUBE」や「SEVEN」は作ってる奴のダークなパワーをそのままぶつけてきたけど、コレ作ってる奴らは別にそんなにダークなパワー持ってなくて、「ダークなパワーってこういうもんじゃないだろうか、、、」って理知的に考えて作った、みたいな。

 実を言うと部屋ひとつと俳優二人(と死体一つ)で押し切るのかと思ってたのね。
それだけでこんだけ評判いいとは、どんな映画だよ、と。だけど、回想シーンとか同時刻の別のシーンとかもあって、事件の全体像をちゃんと描いてる。
 ここでダニー・グローバーとか有名な俳優が出てるせいで、かえってリアリティをそいでるのかもしれない。全員無名な俳優でよかったんじゃないかなぁ、とも思う。
JUGEMテーマ:映画


at 22:55, 空中禁煙者, 洋画

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「バイオハザードII アポカリプス」 ミラ姉さん変態説

 とりあえず、
「ミラ・ジョボヴィッチってエライなぁ、、、もう、こんなアホな映画でなくっても、 もっといい役いくらでもあるだろうに、真剣にやってて、、、」
て言う感想しかない。
 映画としてみるべきものは全く無い。ミラ姉さんのアクションをカメラワークでゴマカすなボケ。

 今回も前作に続きダブルヒロイン形式で、先に出てくる警官役のねーちゃんも実によいのだが(シエンナ・ギロリー、と言う名前らしい。ヘンな名前、、、)、ミラ姉さん出てきた途端に食われまくり。前回横チチしてるの何のと言う話題もありましたが、今回堂々と良のビーチク見せてます。全力疾走してるお姿がこんなに力強く美しい女優さんて、
やっぱほかにいないよなぁ、、、
JUGEMテーマ:映画
ミラ・ジョヴォヴィッチ,シエンナ・ギロリー,ジャレッド・ハリス,アレクサンダー・ウィット,ポール・W・S・アンダーソン
---

at 20:19, 空中禁煙者, 洋画

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