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「旅先のオバケ」 平成最後の昭和軽薄体(の出がらし)

 

 中学生から20代の終わりくらいまで、「エッセイ集」というものを読み倒していた。
 読み倒していた、というのは、幅広く大量に読んでいた、というよりも、ごく数人の作品を繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、何度も何度も何度も何度も読んでいたのであった。
 その数人とは、
 筒井康隆
 丸谷才一
 山下洋輔
 椎名誠
 の四氏である。
 もちろん、筒井先生と椎名氏に関してはエッセイ以外もほぼ100%読んでいた。
 丸谷才一先生も6〜7割は読んでたかな。
 しかしこの4氏のエッセイの面白さは突出している。
 
 まあ、一番笑えるのは山下洋輔氏なんだけど。
 正直言ってこの歳まで読んだ書物の中で一番笑ったのは山下洋輔氏のエッセイなんだけど。
 
 しかし。
 その後山下洋輔氏のエッセイがどうなったかは、「山下洋輔の文字化け日記」に書いた。
 さらに、丸谷才一氏は残念ながら亡くなってしまった。
 さらにさらに筒井先生はエッセイなんか書かなくったって小説さえ書いていただければそれで充分でもある。
 残るは椎名誠氏である。
 椎名誠氏のエッセイも、もう、舐めるように何度も何度も読んだものだ。
 あんまり読みすぎて、一時期喋る言葉が椎名口調になってしまい、結婚してから奥さんと本棚を共有するようになってから、
「アナタの使うへんな口調は全部ココ(椎名氏の書籍のコト)に書いてある。『おんなしおんなし的』とか『事実にいちゃん』とか」
などと指摘されたのも今はいい思い出です。

 そんな中、椎名誠氏2018年の新作。
 椎名誠と言えば旅である。
 そんな椎名氏が、タイトルの通り旅先で、主に宿で遭遇した恐怖体験を集めたエッセイ集。
 
 で、ですね。
 「旅先のオバケ」
 ですよ。
 
 た・び・さ・き・の・お・ば・け
 
 椎名氏のエッセイ集のタイトルと言えば、
 「さらば国分寺書店のオババ」
 である。
 「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」
 である。
 「哀愁の街に霧は降るのだ」
 である。
 
 しかるにコレはどうだろう。
 何度も言うが、
 「旅先のオバケ」。
 
 なんとなく、タイトルの変化が内容をも予感させるのだが、、、
 
 まあ、そういう意味では予想どおりだよね。
 「山下洋輔の文字化け日記」と同じ。
 もう、あの椎名誠はいないのだろう。
 そりゃそうだ。
 前記の初期エッセイは70年代の終わりから80年代の作だ。40年前だ。人間40年も生きてりゃイロイロ変わる。
 
 とは言うものの、ココまで変わるか、、、というのが正直な感想。
 ココにはもはや「読んだヒトを文章力で面白がらそう」という思いは感じられない。
 そういう意味で「山下洋輔の文字化け日記」と全く同じ印象。
 若い頃に好きだった作家が枯れちまった悲しみに、今日も小雪が降りしきる。
 夢枕獏氏にも一時同様の思いを抱いたが、バク先生はなんとか持ちこたえてもいる。
 
 むかし筒井先生のエッセイに、編集部の注文を受けて書いたエッセイがボツになったと言うハナシを書いていた。
 筒井先生としては注文通りに書いたつもりだったが、担当編集者の上司の編集長から、望んでいたものと違っていました、と言う旨の手紙が来たと言う。
 筒井先生はその手紙を読んで「あ、連絡トレテナーイ」と思ったそうだが、その編集長の考えでは、「随筆とは、心象と物象の交わるところに生じるものであると思います」ということらしい。
 筒井先生は随筆が心象物象の交わるところに生じるとは知らなかったので、「ハハァーー」と思って寝てしまったそうである。 
 
 さらに、コレももう何十年も前だが、今は亡き中島梓氏は「エッセイとは、面白くてはイケないものである」と言っていた。 面白いエッセイなどというものはまだまだ「若い」し「青い」のであって、吐き出して吐き出して、ひねり出してひねり出してスッカラカンになってからが、エッセイの真髄だ、というのだ。
 何も書くことが無くなってから、それでも書かざるを得なくなって書かれた出がらしのようなモノを楽しむのがエッセイの楽しみかたなのだという。
 
 本書はまさに心象(心霊現象)と物象(宿屋)の交わるところに生じた出がらしである。
 ワタクシ空中さんももうトシなので、本来こういうものを楽しめなければならないような気もする。
 しかしトシということは残り時間が短いということでもあって、あえてつまらないものを好んで読む時間は残されていないなぁ、、、などと思うのであった、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクショ

at 02:31, 空中禁煙者, 書籍

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