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「旧約聖書の誕生」 モーセ五書はなぜ律法と呼ばれるのか。

 無知とは恐ろしい。
 旧約聖書はいつどのようにして出来たのだろう。
 なんとなくわかっていたつもりでいたが、ちっともわかってなかった。
 
 なんとなく、イスラエル定住後だろうな、というのは分かる。
 恐らく、出エジプト以前に「自分たちが一つの民族である」という自覚はなかっであろうから。
 そして旧約聖書の最初のほう、アダムとイブで始まる創成期から、モーゼによるエジプト脱出までは、19世紀くらいまではモーゼが書いたと思われていて、「モーセ五書」と呼ばれていたが、今では完全に否定されている。
 否定されていはいるものの、モーゼが亡くなった直後あたりから、まとめられ始めたのだろう、と思っていた。なんとなく。
 
 しかし、エジプトを脱出してカナンに定住し始めたのが紀元前12世紀頃、本書によればエズラによりモーセ五書がまとめられたのがバビロン虜囚が終わってイスラエルがペルシアの支配下に入った紀元前5世紀頃である。
 700年も何をしていたのだろうか。
 経典的なものが何もなくて信仰を守れるのだろうか。
 
 いや、700年間どうやって自分たちの信仰を守っていたかは、今はどうでもいい。
 問題は、なぜその時点でエズラは言い伝えを一冊の本としてまとめようと思ったのか、だ。
 
 基本的な認識。
 キリスト教の経典として新約聖書と旧約聖書の二種類がある。
 このうち旧約聖書は実はユダヤ教の経典でもあるが、当然、ユダヤ教サイドでは「旧約」などと呼んでいない。
 「なんでウチの経典が旧いねん!ウチらいまでもこれでもやっとんねん!!」
 てなもんである。
 じゃあ何と呼んでいるかというと、一応、「タナハ」という呼び名がある。
 この辺はすごくメンド臭いんで深入りはしないが、一応「トーラー(モーセ五書)」「ネイビーム(預言者)」「ケトゥビーム(諸書)」の三つを合わせて(三つを合わせると、キリスト教の旧約聖書とほぼ同じ内容になる)「タナハ」というらしい。
 まあ、われわれ異教徒としては、「ヘブライ語聖書」といえば大体ユダヤ教の経典だな、という認識でいいのではなかろうか。
 新約はギリシャ語で書かれているので、ヘブライ語で書かれているといえば、まあ、ユダヤ教から見た旧約聖書、タナハのことだな、とわかることになっている。
 
 で、ですね、なんとなく、トーラーだけでもヘブライ語聖書のことを指すような場合もあってメンド臭いわけですが、まあ、そこはどっちでもいい、問題は「トーラーってどういう意味?」ということなのよ。
 
 モーセ五書ならモーセ五書でいいじゃん、トーラーってナニ?ということですが、これが、なんと、日本語にすると「律法」である。
 コレはわたくし空中さんも昔から不思議だった。
 え?律法?律法ってどういうこと?律法っつったら法律じゃん?
 モーセ五書っつったらあれじゃん?
 アダムとイブから始まって、アブラハムが子供殺しかけたり、ノアが船に乗ったりロトの奥さんが塩になったりモーセが海割ったりするヤツじゃん?
 あれが何で法律なの?
 どうみても「物語」じゃん?
 物語をなんで法律って呼ぶの?
 
 驚いたことに本書にはその答えが書いてある。
 なぜ、物語を律法と呼ぶのか。
 呼ばざるを得なかったのか。
 その答えが書いてある。
 これは驚くべきことではないか。
 
 但し、コレについては作者自身「そう考えるのが自然ではないか」と書いているように、学会で定まった定説ではないようである。
 むしろ、作者の唱える新説なのかもしれない。
 しかし、一度聞かされてしまうと、それを否定する説を聞かされるまでは、それが真実になってしまう。
 というか、もう、そうとしか思えない。
 なるほどねぇ、、、思ってもみなかったけど、そう言われてみるとそうとしか思えないねぇ、、、
 
 あ。肝心の「答え」については本書をあたっていただきたいが、ヒントはある。
 これは秘密でも新説でも何でもない、新約聖書成立にも同じような事情があったではないか。
 それは、
 「新約聖書を作ったのは、ローマ帝国である」
 ということだ。
 
 本書は全体としては、旧約聖書の成立に合わせて古代イスラエル人たちの歴史をたどる、という構成になっている。
 なるほど旧約聖書はだいたい、ユダヤ人と神のかかわりの歴史書なので、
「ここココ、ここの時期にこういう必要があって旧約のこの部分が成立したのよ」
と言う構成はヤラレてみれば有効だなぁ、、、と思う。
 
 作者の加藤隆先生はもともと新約が専門だが、本書以降(2009年)旧約に関する著作も増えている。
 そして、ハッキリと「神学者」である。
 
 ワタクシ空中さんの中で、「神学者」と「宗教学者」は違う。
 「神学者」は多分研究しているその宗教の信者である。
 「宗教学者」は多分どの宗教の信者でもない。
 「宗教学者」が何かの宗教の信者だったらその説はあまり信用が置けない気がするが、「神学者」であればその限りではない。
 
 つまり、加藤隆先生はハッキリとキリスト教の信者であると思われる。
 またしても全く無知をさらして申し訳ないが、ワタクシ空中さんのような門外漢には、特定の宗教の信者がその宗教について批評的な見解を発表する、という行為に対してのスタンスがうまく取れない。
 もとより聖書に対して比較宗教学的な研究が進んだ現代では、福音派の一般信者のように聖書に書いてあることを頭から丸呑みするなどという研究は、学者としての立場が許さないだろう。
 しかし、本書のように曲がりなりにも「聖なる書」である旧約聖書にたいして「旧約聖書もつまりその時々の時代の要請に応じてその時々のヒトビトが成立せしめたものである」という研究をしていて、「信者」としての心の平衡がとれるんだろうか。
 この辺、同じ神学者の田川健三氏は割とスッキリ解決されていたようにも思うが、加藤先生がどうやって解決しているのかは分からない。
 まあ、当然研究者の皆さんの間ではとっくに解決されている問題なのだろうが、シロートとしてはこの辺はケッコー気になるのよ。
 しかし加藤先生はマジメな学者さんである。
 マジメな学者さんである、ということとリーダビリティの高い文章を書く、ということはイクォールではない。
 加藤先生の文章は決して晦渋ではないものの、ややリーダビリティが低く、
「アレ?この一説は何を説明するためにこの文章があるんだっけかな?」
とわからなくなることが度々あった。

 巻末で加藤先生は「聖書を分かりたければ最低限ヘブライ語とギリシャ語は勉強するように」などとおっしゃる。
 あくまでもマジメに聖書に取り組んでらっしゃるのであった。

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 05:02, 空中禁煙者, 書籍

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