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<< 「エイリアン:コヴェナント」 願わくば、これ以上ボケる前に続編を作って完結させてほしい、、、 | main | 「散歩する侵略者」 価値観が演劇 >>

「ブレードランナー2049」 長い。そしてしつこい。 

 リドリー・スコット監督はひとつのことにこだわり始めると延々とそればっかりやり続けるヒトで、昔は「迷宮に囚われてそこから抜け出そうと努力し続けるヒト」の映画ばっかり撮っていた。
 で、どこで転換期があったのかよく分からなくなってしまったが、最近はまた別のテーマに囚われているらしく、本作は「エイリアン:コヴェナント」と同じテーマである。

 

つまり、

 

「被造物だったものが造物主になる」

 

コレである。

 

 人間はレプリカントを作った。
 コレだけならただ道具を作っただけであり、ハサミや自動車を作ったというのと本質的には変わりはない。
 そこで「ブレードランナー」ではフィリップ・K・ディックの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の逆を突いて「レプリカントも人間だ」と言う結論に達していた。

「なぜなら共感能力があるから」。

 

 ディックとしては共感能力の有る無しが人間の条件だ、と言いたかったのだろう。

 

 「アンドロ電気羊」のアンドロイドは人間ではない。
 「なぜなら共感能力が無いから」

 

 「ブレードランナー」のレプリカントは人間である。
 「なぜなら共感能力が有るから」

 

 多分、ディックは周囲の共感能力があるとは思えない、非人間的なヒトたちに悩まされていたのだろう。

 

 今はそんなことはどうでもいい。

 今、コレを書いていて、ン十年前の入ゼミ面接のときにこのハナシをしたことを思い出したけど。

 

 レプリカントには共感能力があった。
 人間は共感能力が有る被造物を作った。
 それはそれでいい。

 だがそれで人間は神になったと言えるのか。
 ただ、とても便利な(高度な)道具を作っただけではないのか。

 

 中学の「科学第二分野」で習ったところによると、それが生命であるためには次に挙げる3つの条件が必要である。

 

1.細胞(自他の区別)がある。
2.呼吸(代謝)している。
3.繁殖(成長)する。

 

 レプリカントは1.と2.はクリアしてそうである。
 問題は3.だ。

 「ブレードランナー2049」は、つまり3.をめぐる映画なのだが、、、

 

 30年前、ブレードランナーのデッカードと逃亡したレプリカントのレイチェルは、どうもデッカードの子供を産んだらしい、、、
 そして本作の主人公、自らもレプリカントであるブレードランナー「K」は「レプリカントの妊娠」ともし事実生まれていたなら子供はどこへ行ったのかを調査し始めるが、、、

と言うハナシ。

 

 レプリカントが繁殖するというのは、スゴいといえばスゴい。
 レイチェルの出産に立ち会ったらしいレプリカントも、「奇跡」と表現している。

 だけどですね、コレが例えば「神の御業」とか、自分たちで踏ん張って繁殖できるように改造したとかなら奇跡だけど、「タイレル社長がそう作った」って言っちゃったら、奇跡でも何でもなくね?
 いやタイレル社長はスゴいけど。

 

 なんかスジとしては「タイレル社長は何故そんなにスゴいのか」を追求すべきな気もするけど、そこはスルー。
 ただ、なんか知らんがスゴいスゴいって言ってるだけ。
 ちょっとピントがズレてる気がするけど、オレがSFマニアだからそう思うだけなのかなぁ、、、

 

 この映画がやたら長い原因は、実はこの映画にはもう一つ焦点があるせいでも有る。

 レプリカントであるブレードランナー「K」と、「市販用」AIであるジョイとの恋愛である。

 

 ジョイはそこらじゅうでCM打ってるフツーのホームインフォメーションシステム(要するにグーグルスマートスピーカーの映像有り型)なのだが、完全にKとお互いに恋愛感情を持っているように描かれている。

 なんだコレは、監督は「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドだっけ?と思ったが違った。
 「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーブだった。

 

 実はこの、「人造人間とAIの恋愛」だけでも、映画一本撮れるだろう。
 コレを一緒に一本の映画でやろうとしたら、そら長くなるわ。

 

 ドゥニ・ヴィルヌーブ監督は「メッセージ」でもそうだったが、全体的に画面が白っちゃけていて平板な印象。
 極彩色を毎度おなじみの蒸気で隠して陰影の深い映像を作るリドリー・スコットとは真逆の印象でもある。

 

 実はヴィルヌーブ監督の「ボーダーライン」も観ているのだが、三作並べての共通点は

「砂っぽい」

 

コレである。

 

 全部砂漠が舞台になっていて、なんか観ていると口の中がジャリジャリしそう。

 なんでヴィルヌーブに任せたんだろうか。
 いっそ、アレックス・ガーランドに撮らせればよかったのに。

 

 あと納得行かないのは、デッカードの扱いである。
 リドリー・スコットははっきり「リック・デッカードもレプリカントである」と言っていて、そのためのディレクターズ・カットだったはずである。

 しかるに本作のデッカードは30歳分年を取っていて、しかもいやしくも「子供ができた」というのなら、母親ほどではないが父親のヒトとしての機能も問題になる筈であるが、どうもそのへんを気にしている様子がチョットも無い。
 要するに「人間だ」と言う方がハナシが通じやすい作りになっている。

 

 なんだコレは。
 おま、フザケンナよ、と言いたい。

 

 結果としてレプリカントの繁殖のハナシもレプリカントとAIの恋愛のハナシも中途半端で、長い上に退屈な映画になってしまった。

 もう、ジョイ役のクッソ可愛いアナ・デ・アルマスちゃんを眺めている時間しか、映画的な時間じゃなかったような気さえするワタクシ空中さんであった、、、

JUGEMテーマ:映画

at 21:06, 空中禁煙者, 洋画

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