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「老人と宇宙」 爆笑スペースオペラ哲学風味シリーズ開幕?

 もともとは作者がブログに乗せていた小説の書籍化だそうで、つまりシロートの書いた小説である。
 しかし、冒頭から登場人物たちの会話が爆笑に次ぐ爆笑で、アメリカンヒューモアの底力を見せつけられる。
 やはりシロートとはいえ只者ではないのだろう。

 

 「老人と宇宙」っちゅうくらいで主人公は老人なのだが、ココにこの作品最大の「SF」が仕掛けられている。

 

 この時代、CDF(ColonyDefenceForce、つまり宇宙軍)に入りたい地球人は、65歳になると入隊の意思を登録し、10年後、はれて入隊できる。
 なぜ10年待たされるかというと、その間に登録した人間の、クローンを作っているのである。
 そして、20代の見た目と宇宙戦に適した能力を与えたクローンに、古い体から「意識を転移する」のだ。

 

 この、「別の肉体に意識を転移させる」技術が本作最大のSF的テーマであり、この、扱いようによってはやや哲学的にもなれるテーマは、シリーズを通して繰り返される。

 

 なぜ75歳なのかというと、それくらいになれば人生に未練がなくなっているだろうという、単純な理由であるが、コレもまたよく考えると深いテーマではある。
 もともと全ての戦争において、肉体的には若いほうが有利だが、精神的には人生に未練がなくなっている方が(クニに恋人とか子供とか残してるとかがない)、勇猛果敢に戦えるのではないか、というのだ。
 言われてみればその通りで、普遍的な二律背反をSFならではの手法でひっくり返すことに成功したと言える。

 

 そんな哲学的なテーマなど含みつつハナシは進むわけですけどね、一方で、まあ、眼高手低というか、シロートらしいところも満載です。

 

 例えばですね、主人公を含め、主要登場人物のほとんどが(精神的には)老人なわけですが、まあ、老人が描けてないですね。
さすがに30代の青年には感じないように描いているが、まあ、40代くらいの感じ。

 

 逆に、若い肉体を得た老人どものハッチャケぶりから逆算して、「ああ、老人だったんだな、、、」と思う始末。
 多分、「何かをそれらしく描く」というような文学的営為には興味が無いんだろう。

 

 後半はふつうの「星間戦争モノ」になっていくが、主人公がちょっとした工夫から戦争の英雄になっていく過程を、ごまかさず描いているのは良い。
 こういうことはちゃんと出来るんだなぁと思う。
 アイデア一発勝負の単なるシロート芸では無いと思わせて、なんとなく頼もしいです。

 

 全体として、やはり日本のラノベに似ている。
 日本のラノベはそれなりに得意な成立事情があり、根本的には違うのだろうが、結果として似てくるのは、なんか理由があるんだろうか。

JUGEMテーマ:小説全般

at 20:39, 空中禁煙者, 書籍

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