smtwtfs
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
profile
recommend
マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
映画検索
カスタム検索
  
 
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
★の数が意味するところ
★★★★★
生涯のベスト10を塗り替える勢い
★★★★
ブルーレイがでたら買うかも
★★★
観といて損はなかったかも
★★
別に観なくてもよかったかも

金はいいから時間返せ
bk1
new entries
categories
archives
recent comment
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    空中禁煙者 (01/23)
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    nk (01/22)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/04)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/03)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/02)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/01)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    空中禁煙者 (06/29)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    通りすがり (06/28)
  • 「ゼロの焦点」 中島みゆきのエンディング・テーマがビックリするくらい浮いている
    通りすがり☆ミ (12/08)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (06/03)
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.
<< 「天冥の標6 宿怨PART 1」 究極のライトノベルハードSF | main | 「天冥の標6 宿怨PART 3.」 罪作りなフラッシュバック >>

「天冥の標6 宿怨PART 2.」 オムニフロラのミスチフとノルルスカインのダダー(なんのこっちゃ)

 遥かな宇宙で遥かな昔から二つの種族が延々と戦いを繰り広げていて、人類は「そうとは知らずに」二組の戦いに巻き込まれていく、、、と言うアイデアは、SF界には昔からある。眉村卓氏の代表作「司政官」シリーズの超大長編「消滅の光輪」も最終的にそんなハナシになっていたような記憶がある(超超超大長編のシリーズ最終巻「引き潮のとき」があの設定を踏まえていたかどうかは知らない。読んでないから)。
 従って、別に「2大勢力に巻き込まれ」モノだからといって駄作であると決めつけることはないのだが、実はこの設定には苦い思い出があるのよ、ワタクシ空中さんは。

 みなさん(誰だよ!)は、「チョンクオ風雲録」を憶えているだろうか。1990年から1997年まで、なんと7年の歳月をかけて文藝春秋社から16巻にわたり刊行された、デヴィッド・ウィングローブによるSF超大作である。
 今から何百年後かの世界、世界は漢民族に支配されていた!!
 つか支配されていたどころか、漢民族以外の黄色人種(もちろん日本人も、満州族さえ!)と黒人は絶滅させられており(!)、白人はかろうじて軍人としてのみ生存を許されていた!
 コレだけでも大胆な設定だが、さらに、七つの大陸の殆どの部分は「ICE」と呼ばれる丈夫で軽い謎の新物質で作られた「City」と呼ばれる何百層にも及ぶ巨大建造物に覆い尽くされていた!!
 と言うハナシである。

 実を言うとこの「チョンクオ風雲録」が翻訳刊行されていた7年間、ワタクシ空中さんは、ある意味幸せだった。ワタクシ空中さんはこのブログでもよく「究極のSF」を読みたいと言っているが、「チョンクオ風雲録」はまさに究極のSFだったのだ。ああ、まだまだ何巻も究極のSFを読み続けられるのだ、、、と思えることは、人生のほんの小さな幸福である。これくらいの幸福を味わっても許されるだろう。

 しかし、この幸福はラストで大きく裏切られることになる。
 それまで延々と異常な未来社会を丹念に描き、そこで繰り広げられるリアルな人間模様をコツコツと描いてきた「チョンクオ風雲録」は、全くリアリティのない「宇宙の2大勢力」の訳の分からない戦いに堕して終わる。
 正直、呆然とした。
 読書人生最大の失望と言ってもいい。
 これ以来、ワタクシ空中さんは、「宇宙の2大勢力にそうとは知らぬ間に人類が巻き込まれている」型のSFには、なんとなく警戒心を描いてしまうのだ。

 そして、この「天冥の標」シリーズも、実は「宇宙の2大勢力にそうとは知らぬ間に人類が巻き込まれている」式の構造を持っているのだ。その名も自らの生存範囲を広げることによって宇宙全体のエントロピーを下げてしまう「オムニフロラ」と、オムニフロラの拡大をなんとか防ごうとしている被展開知性体「ノルルスカインのダダー」だ!参ったか!!
 現時点で、ワタクシ空中さんがこのシリーズに持つ懸念は、この一点のみと言ってもいい。

 もちろん小川一水氏はデヴィッド・ウィングローブと同じ愚は犯さないだろう。「天冥の標」シリーズはそんな単純なもんじゃない。

 現時点でスリーズ最長の三分冊を要したこの第六巻「宿怨」はシリーズで最も血なまぐさいハナシだが、ココで戦いを繰り広げているのは、オムニフロラ対ノルルスカインではなく、オムニフロラが数千年前に太陽系侵攻のために放ったものの、上手く行かなかったために打ち捨てられたもののその後人類の中で育っていった勢力と、今現在オムニフロラに操られている勢力なのだ。しかも一度打ち捨てられたオムニフロラの勢力に手を貸しているのは、オムニフロラの存在に気づいてその進行を止めるために遠い宇宙から太陽系にやってきた異星人だ。
 なんとも複雑なことを考えたものだが、現実はいつも複雑で不条理なものである。

 小川一水氏のこととて大丈夫だろうとは思うが、お願いですからデヴィッド・ウィングローブと同じ陥穽にハマらないでくださいね、と祈ってやまない空中さんであった。
JUGEMテーマ:小説全般

at 20:09, 空中禁煙者, 書籍

comments(0), trackbacks(0), pookmark

comment









trackback
url:トラックバック機能は終了しました。