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「読み解かれるD」 願望充足装置としての少女小説

  この小説は、ロック小説としてよりも、ミステリーとしてよりも、まず、少女小説としてあるようだ。
 少女の願望充足装置としての少女小説。
 この小説は、なにより主人公の少女くれないの願望充足で成り立っている。

 くれないはこのストーリーが始まった時点で、ナニモノでもない。絶対音感とピアノの腕はあるが、所詮ドロップアウトしたニートだ(よく出歩くので引きこもりではないが)。
 しかし何故か大人気のロックバンド(の残党)の面々に可愛がられ、リーダーの兄(影のリーダー)とは淡い恋人同士のような関係になる(ちっとも進展しないが)。参考までに書いておくと、「爛漫」のメンバーは1人妻帯者がいるだけで(案の定ドラムだ!)、残りは亡くなったリーダーを含めて全くオンナの影がない。んなわけあるかーーーーーーーーーーーーーーーーッxつ!!!!!!!!!!!
 母親のむらさきさんはちょっと困ったヒトではあるが、結局ロックバンド「爛漫」のメンバー(の残党)と知り合ったのも彼女のおかげだし、彼女の絡みで知己を得た世界的ギタリストは、何故か彼女の保護者然として振る舞う。

 「アタシってば学校に馴染めなかったりちょっと変わってるけど、「爛漫」のメンバーとマブダチだし世界的ギタリストの岩倉理は父親かもしんないし、母親は有名な音楽ライターなの、ギョーカイ育ちなの」という訳だ。

 くれないは天才的なピアノの腕を持っているし、結局物語後半で高認(昔でいう大検)を取得して音楽大学に入る。
いずれそれなりの努力が必要なはずであり、くれないも努力したと思われるが、そのシーンは描かれない。読者である少女は努力が嫌いだから。

 そのようなあり方とはつまり正しい少女小説のあり方であり、まさにそれこそ津原氏がやりたかったことなのだ。

 一応殺人事件をめぐる物語だが、ミステリーとしてはフェアじゃない。なにしろ真犯人が登場するのは第三巻の後半だ。ラストに至ってはほとんど犯人捜しも犯人もどうでも良くなってしまい、まさに少女小説としてあるべき終わり方をする。

 少女小説が願望充足装置であることに文句をいうつもりはない。エンターテインメントとは多かれ少なかれそういうものだ。多少臆面もないことを別すれば。
 ワタクシ空中さんにとって興味深いのは、あの、「五色の舟」の、「バレエ・メカニック」の津原泰水氏が、誰に強いられるでもなく、自発的にどうしても書きたくて願望充足装置としての少女小説を書いてしまるらしい、と言うことだ。

 あの、悲惨美の世界で水晶のような文体によって不思議な性愛の世界を描き出していた津原泰水氏が、少女小説。
それはそれでどこか腑に落ちるような、安心してしまうような発見ではありました。
JUGEMテーマ:小説全般

at 18:48, 空中禁煙者, 書籍

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