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「八日目の蝉」 オトコですみません、、、

 どうもエンジェルホームのことが気になって原作にまで手を出してみた。

 が、まず、一読して冒頭の誘拐の舞台が東京であることに驚く。
 あの印象的な坂のある住宅地とか、ロケ地も東京なのかねぇ、、、
 考えてみれば東京じゃないと判断する理由は微塵も無いのだが、何故か両親の家から恵理菜のバイト先や下宿に至るまで地方都市の出来事だと思い込んでいて、原作を読んだらよく知ってるご近所の地名が続出するのにたまげてしまった。なんで地方だと思っちゃんたんだろうなぁ、、、

 で、エンジェルホームですが。
 読み進んでいくと意外とあっさりエンジェルホームを脱出してしまうので、「アレ?あんまり重きを置いていないのかな?」と思いかけるが、後半、「エンジェルホームで育った女」、自称フリーライターの千草が調査結果を語り出すに至り、やはりエンジェルホームこそがこの作者の思想の具現化であることを確信するワタクシ空中さんでありました。

 千草の口から語られるエンジェルホームは、徹底した女性原理、徹底した男性軽視に貫かれた集団であり、オトコと見れば赤ん坊でも拒否するその姿勢はある種強迫観念的ですらある。。
 作者の筆致はある時は批判的でもあるが、隠さないでもよろしい、オトコなんてバカで嘘つきで役立たずで、タネ馬程度の価値しか無いと言うスタンスは、まさにこの小説全体に流れる通底音でもあるではないか。

 実際この小説におけるオトコどものクソの役にも立たなさ、存在感の薄さは尋常ではない。
 久美の父親にしてそうめん会社の社長など、映画版ではなまじ平田満という肉体を与えられてしまっているから、それなりの存在感も持ってしまうが、小説版ではほとんど居るんだか居ないんだかわからないレベル。

 宮田恭子のお見合い相手の市役所職員(映画版には登場しない)など、「アレ?やっとまともなオトコかな?」と思うと、図らずも凶報をもたらす役を振られていて、ここまで来ると、もう、笑ってしまう。

 徹底的に女性(だけ)の救済機関を目指し、そのためにはオトコの子供さえ拒否するエンジェルホームが、作者のユートピアでなくて何であろう。
 それが確認できただけでも一読の価値はあった。

 一方で、今どきの日本映画界には珍しく、原作を読んで改めて映画版のスタッフ・キャストの偉大さに気づくという効果もあった。
 すべての登場人物の中で、野々宮希和子だけがオレの脳内でハッキリと永作博美の像を結んでいて、改めて永作の神がかり的な演技に感服したが、他にも小池栄子が、映画を観ただけでは気が付かなかったが、実は「ついに他人との距離を測れないオンナ」の役を好演していたことにも気づいた。
 
 しかし。
 「八日目の蝉」の場合、原作と映画化の関係において、一番偉大なのは脚本かもしれない。
 原作のアブリッジと改変において、コレほど見事な例をワタシは他に知らない。ましてや最近の日本映画界においておや。
 脚色の見事さという点では、以前「プレステージ」を絶賛したことがあったが、アレを超えたかもしれない。
 何しろ映画版を観て印象的だったシーン、例えばエンジェルホームのフェルメール風の衣装やエキセントリックなエンジェルさんの佇まい、「お星様の歌」のエピソード、小豆島の海岸近くの芝生で寝転がるシーン、大人になった恵里菜が小豆島の写真館に行くシーンは全て映画版のオリジナルなのだ。コレには参った。

 全てを経過した後で恵里菜の手にする結論が、オトコの身としては今ひとつピンとこないというか、いや、分かることは分かるんだけど、ひとつの物語を終えるに値するかどうかよく分からないのは映画版と一緒(そら同じだわ)。
 まあ、所詮タネ馬としての価値しか無い、バカで嘘つきで役立たずでヘンタイで不潔で臭い中年オトコの身としては、こういう小説を読んでその向こう側に何らかの世界が広がっていることを垣間見るしか無いのだろう。
JUGEMテーマ:小説全般

at 19:58, 空中禁煙者, 書籍

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