「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
評価:
マット・バグリオ,リチャード・ブレナー,メリデス・フィン,ロバート・ベルナッキ,マイケル・ペトローニ ¥ 1,223 |
誰が悪いのか知らないが。
何故違ってくるかというと、「製作者サイドが信じてるかどうか」、ココだ。
何しろ「実話」っつっちゃってるんだもん。いまさら「いや、信じてません」なんて言い訳は許されらないでしょ。
B級ホラーの「ラスト・エクソシズム」と同じネタなのに「実話」。
調べてみるとこの監督は「1408号室」のヒトだ。
ホント、難儀やなぁ、、、
「反(アンチ)キリストとは何か?」と言う回があって、どうもアメリカには(キリスト教圏全般?)、未だに反キリスト(要するに悪魔ね)の復活を恐れるヒトがいるんだと。
んなアホな、と言うなかれ、なにしろ福音派(聖書に書いてあることは全部真実だと信じて進化論を否定したりするヒトたち)が大統領選の趨勢を決めたりする国だ。
「歴史解読レポート」の番組制作者たちのスタンスとしては「都合が悪くなるとアンチキリスト持ち出してるだけじゃねーの?」と言う冷静なものだが(いやとにかく真面目なヒト達なの)、オレはとにかく聖書で立った一行言及されるだけのようなシロモノを、真剣に恐れているヒトが存在している、と言う事実に驚いた。
要はそういうことなのだろう。この映画は、アンチキリストの復活を恐れるようなヒトに向けられて作られているのだろう。
なにしろホラーとしてはたいして怖くないのだ。アンソニー・ホプキンスまで呼んでおいて。
悪魔の存在を信じている奴らが、悪魔の存在を信じている奴らに向けて作っているのだ。
その事実のほうがよっぽど怖いわ!!
そっちで作れば傑作になったんじゃなかろうか。
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