smtwtfs
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>
profile
recommend
マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
映画検索
カスタム検索
  
 
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
★の数が意味するところ
★★★★★
生涯のベスト10を塗り替える勢い
★★★★
ブルーレイがでたら買うかも
★★★
観といて損はなかったかも
★★
別に観なくてもよかったかも

金はいいから時間返せ
bk1
new entries
categories
archives
recent comment
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    空中禁煙者 (01/23)
  • 「スパイダーマンTM3」  え?え?TMってナニ?
    nk (01/22)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/04)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/03)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (07/02)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    台湾人 (07/01)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    空中禁煙者 (06/29)
  • 「ザ・ライト エクソシストの真実」 コレで実話って言われてもなぁ、、、
    通りすがり (06/28)
  • 「ゼロの焦点」 中島みゆきのエンディング・テーマがビックリするくらい浮いている
    通りすがり☆ミ (12/08)
  • 「必殺始末人」 トシちゃん渾身の殺陣が堪能できる
    空中禁煙者 (06/03)
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.
<< 「グイン・サーガ・ワールド1」 何はともあれ、読み続けなければならない。 | main | 「ハーモニー」 螺旋監察官は今日もどこかで会話する >>

「告白」 松たか子が「何か」をかなぐり捨てたド迫力

 小説が原作の映画はいくらでもあるが、そもそも小説には映画化向きの小説とそうでないものがあり、必ず映画化向きの小説が映画化されるかというとそうでもなかったりする。あんまりにも人気の高い小説だと、ちっとも映画化向きじゃないにもかかわらず、原作のファンを当て込んで映画化されて、結果的に原作ファンを怒らせたりする。怒ろうがどうしようがとりあえず映画館に来させちゃえば勝ちだという価値観が成立している。

 そんなことはどうでもいい。
 
 では映画化向きな小説とはどういうものだろう。
 おそらくはストーリーに内在するダイナミズムが、登場人物の行動によって展開していくような小説だろう。映画は何しろMovieと言うくらいで、登場人物がMoveしてくれないと画面が静的になって退屈でしょうがなくなる可能性がある。
  ごくまれに、動かないで会話してばっかりいる登場人物たちの間でうごめくダイナミズムを面白く映像化できる映画監督も存在するが(市川崑とか)、まあ、滅多にいない。
 
 ところがここに、基本的に登場人物数人の独白で成り立っている小説があったとする。仮にこれを映像化するとして、喋っている登場物人物や、日記のページばっかり撮していてもしょうがないので、当然、独白の中で「告白」されている登場人物たちの行動を映像化するのだが、これがまた破天荒ではあるが、静的なものである。
 ヒトが何人も死ぬのだが、あんまりダイナミックには死なない(殺されない)。何しろあんまり強い奴がいない。基本的に死ぬのは女子供だ。いとも簡単に死ぬので、あんまりダイナミックな絵にならない。
 この小説のダイナミズムは、むしろ点的に存在する死によって引き起こされる、登場人物たちの心の動きにある。この心的ダイナミズムには確かに激しい物があり、ある意味驚天動地のストーリーと言ってもいい。

 普通、こんなモノを映画化しようとは思わない。構造的に、小説以上のダイナミズムを表現できないのだ。
 ところがコレに挑戦しようと言う監督がいる。自分で脚本まで書いて、どうしても映画にしたいのだという。面白くなるわけないのに。

 もちろん、中島哲也監督はそんなことは分かっている。分かっていて挑戦して、ちゃんと面白い映画にしやがった。コレは驚異的なことではないか。

 中島哲也監督は基本的に登場人物の行動は静的で、動的なのは主に心の中、という小説を、持ち前のケレン味たっぷりの映像(いつもよりは色彩、ギミックともにおとなしめなようだが)を散りばめることによって、とりあえず最後まで退屈せずに観れるように描き切った。このケレン味たっぷりの映像がなければ、松たか子や木村佳乃のド迫力の芝居や、子役二人の意外に精妙な芝居、ヒロインの少女の美少女っぷりがあったとしても退屈な映画になり、ストーリーの粗暴さにせっかくの芝居も負けてしまったのではないか。

 問題は、このケレン味たっぷりの映像が、登場人物たちの心理を的確に象徴しているようには見えず、単なるケレン味に終わってしまっている様に見えることだろう。

 この映画は公開当初から毀誉褒貶入り乱れていて、各地で物議をかもしてもいる。おそらく、この映画が嫌いなヒトは、ここが気に入らないのだろう。
 何だこの無駄にカッコ付けた映像は、と。
 カッコ付けたくて付けてるだけではないか、と。
 ワタシはとりあえず面白く観れたのだからそれでもいいではないか、と思っているのだが、この無駄なケレン味が気に入らないヒトの気持ちは分からないでもない。
 でもよく考えれば、シリアスな演技で最後まで押し通せたのは、この無駄なケレン味で破天荒なストーリーを誤魔化せたからではなかろうか、と思うのだ。
 だからこそ中島哲也監督は「自分ならこの静的なハナシを映画化できる!」と思ったのではなかろうか。
 なんの勝算もなくやっているのではないことは、時間をちょっと前後させて観客の不安を煽る手法の見事さから見ても、間違いないと思うのよ。

 文中、中島哲也監督をしつこくフルネームで呼んでいるのは、ワタクシの世代は「中島監督」だと中島貞夫を思い浮かべるからです。
JUGEMテーマ:映画

at 22:59, 空中禁煙者, 邦画

comments(0), trackbacks(0), pookmark

comment









trackback
url:http://adultdoomsday.jugem.jp/trackback/266