2009.11.07 Saturday
「カメレオン」 良いトコも悪いトコも藤原竜也
松田優作の座付作者のような存在だった丸山昇一が優作のために書いた脚本を、阪本順治監督が藤原竜也主演で映画化。
結婚詐欺、旅芸人の一座、ボンボンに捨てられた女、銚子の漁村、と言ったATGのような設定(ある意味、優作好みでもある)と、ハリウッド映画のようなハードバイオレンスな設定を、違和感なくスルスルっと融合させている。もちろん脚本が巧いからなのだが、二つの世界を自由に行き来して、接着剤のような役割を果たす藤原竜也の演技力はさすが。
そう。この映画は藤原竜也のスター映画なのだ。「闇の子供たち」のところで「阪本監督はスター映画に戻って欲しい」などと書いたが、ちゃんとこういう映画も作っていわけだ。ゴメンナサイ、、、
そう。この映画は藤原竜也のスター映画なのだ。「闇の子供たち」のところで「阪本監督はスター映画に戻って欲しい」などと書いたが、ちゃんとこういう映画も作っていわけだ。ゴメンナサイ、、、
でも、悪いところも藤原竜也。
藤原竜也演じる主人公のゴローは、昔アメリカで傭兵の訓練を受けて、今は日本で結婚詐欺師グループのリーダーをやっているという役なのだが、藤原竜也の演技力をもってすれば、老若男女7人からなる詐欺師グループのまとめ役、なんてのは楽勝だ。
が、「元傭兵」は演技力だけじゃカバーできない要素だ。同じく元傭兵である豊原功補との交渉シーンではふさわしい迫力出せていたが、いざアジトを襲撃されて、唯一の戦闘力として仲間を守らなきゃならないシーンでは、とたんに馬脚を現す。
動きが全然元傭兵に見えないのね。ノースタントで危険なアクションに挑戦しているのは分かるが、下手すりゃギャグにしか見えないアクションすらある。
正直言って阪本監督もあんまこういうの得意じゃないんだろうなぁ、、、
藤原竜也演じる主人公のゴローは、昔アメリカで傭兵の訓練を受けて、今は日本で結婚詐欺師グループのリーダーをやっているという役なのだが、藤原竜也の演技力をもってすれば、老若男女7人からなる詐欺師グループのまとめ役、なんてのは楽勝だ。
が、「元傭兵」は演技力だけじゃカバーできない要素だ。同じく元傭兵である豊原功補との交渉シーンではふさわしい迫力出せていたが、いざアジトを襲撃されて、唯一の戦闘力として仲間を守らなきゃならないシーンでは、とたんに馬脚を現す。
動きが全然元傭兵に見えないのね。ノースタントで危険なアクションに挑戦しているのは分かるが、下手すりゃギャグにしか見えないアクションすらある。
正直言って阪本監督もあんまこういうの得意じゃないんだろうなぁ、、、
それに続くカーチェイスも、アクション自体はハリウッド級だが、いかんせん訳のわからん荒野と廃墟でしかやってない。ハリウッドはこの動きを街中でやるから迫力が出るんだよな。まあ、これは藤原竜也のせいじゃないけど。
ところが、ですね。ラストで主人公が反撃に転じるシーンの藤原君のアクションは凄くいいです。いきなり事務所に殴りこんできてからの軽快な動きは、まるでダンスを見ているような美しさで、どう見てもあんまり強そうには見えないにもかかわらず、不思議な説得力があって、ここだけ何度でも観たくなる。このシーンはカメラワークも「遊戯シリーズ」の村川透丸出しで、まさに全員であの頃の再現に取り組んでるんだろう。
ヒロインの水川あさみは、正直あんまり演技できるタイプじゃないと思っていたので、多分ダメだろうと思ったのだが、意外や凄くよかったですぅ、、、
丸山昇一は時に「臭い名セリフ」を仕込む。「処刑遊戯」(だったかな)で、片桐竜次が優作に「オマエ、考え甘いんじゃねーか?」と、凄んだ直後に優作にボコボコにされて、逆に優作に「オマエ、考え甘いんじゃねーか?」と返される、みたいな。
今回もこれに類したことを仕込んでいて、これがまた臭いのだが、コレを、水川あさみちゃんが見事にキメてくれるのだ。オジサン、胸がキュンっとなっちゃいました。JUGEMテーマ:映画



