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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「ほんとにあった!呪いのビデオ 72」 もう、川居尚美さんのためのシリーズなんじゃ、、、

「ベランダ」
 小学生が自宅のベランダに鳥の巣を作って、野生の鳥が住み着くかどうか実験中。
 なにしろ観察実験なので、カメラを回してる。
 で、野生の鳥が住み着いて卵を生んだらしいので、小学生が慌てて巣の中を観察しようとすると、カメラが動いてベランダの外を写す。
 と、そこには謎の男の顔が、、、

 

 この顔が、なんというか、表情のある、リアルな生きている人間の顔で、明らかに何らかの意志を持ってこっちを見ている。
 前作に続いて、「不可解な現象の顔をハッキリ写す」今のスタッフのスタンスが、一発目から如実に出たなぁ、という感じ。

 

「伝説の自主映画」
 20年前にある大学の映画サークルが撮った映像。
 そういえば今のスタッフってなんか自主映画のノリがあるなぁ、、、
 一度撮影したものの、山の中で登場人物のひとりが隠れて、他の登場人物のキスシーンを覗いてるカットに、なんか不気味なものが写ってるんで、撮り直して差し替えたものの、差し替えの前の映像が発見されたっていうのね。
 まあ、それはいいんだけどさ、どうやって撮り直したかって言うと、当時監督が不気味なものが写ってる現場にもう一回行ったら、首吊り死体があったっていうのね。
 で、監督は、なんと、その首吊り死体を動かしてもう一回撮影したっていうんだけど、、、

 

 無利でしょ。

 

 首吊り死体触りたくないでしょ。
 

 首吊り死体っつったらアレだよ?首なんかビローンと伸びて〇〇○垂れ流しで舌が口から、、、いや、もういいか。
 そんなもんヨッコラショって抱えて枝からおろしてエッチラオッチラ運ぶくらいなら、場所ズラして撮ればいいじゃん。
 んなもんどうせ山の中だし。

 

 肝心の不気味なものも言われないと分からないレベル。よく気づいたなとしか言いようがない。

 

「曲がり角」
 ウェアラブルカメラを手に入れて、嬉しくなって舞い上がって自転車走行中に撮影しまくる投稿者。
 曲がり角を曲がると、突然「髪の長いオンナ」の姿が、、、
 慌てて急ブレーキをかけてオンナの無事を確認しようとすると、すでに姿はない。
 曲がり角には自販機が置いてあって、曲がる前にこのオンナの姿が見えないのはある意味当然なのだが、コマ送りで再生すると、 

 自販機の先の標識のポールを起点に姿を現しているのがわかる。
 このオンナは凄くリアルに存在していて、実在系の一種だな、と思うが、こういう「この世ならざるもの」にカメラの視点を意識した動きをされると、個人的にはちょっと萎える。

 

 最後にこのオンナはもう一度姿を現し、さっきは見えなかった顔をハッキリ見せる。
 例によってこのスタッフは顔の造形にただならぬこだわりを見せる。

 

「存在しない友達」
 廃墟モノ。
 廃墟を探検するにあたって、二人組みがそれぞれカメラを持ってスマホで連絡を撮りながら別々に行動する、と言うのが新しい。
 BがAに呼ばれてどんどん移動するが、指定された場所にAはいない。
「どこだよ〜」と後ろを振り向くとそこには「存在しない友達」が、、、  
 Aのカメラには当然、Bを呼ぶ声は入っていないのである。
 面白いアイデアと思うが、別に怖くはない。
 なんか工夫すれば怖くなったような気もするんだけど、、、

 

「シリーズ監視カメラ 野菜泥棒」
 野菜を育てているビニールハウスに仕掛けられた野菜泥棒用の監視カメラ。
 カメラが突如倒れると、やたらデカイ手足の長いオンナがユラユラ揺れている。

 中村義洋氏のナレーションによって近所に神社があり、このビニールハウスは霊道になっている、という説明があるが、だったらなぜこのオンナがただ突っ立ってユラユラ揺れているのか判らない。

 

 ほん呪伝統の「無意味にユラユラ揺れるオンナ」シリーズの一遍。
 さらに、霊「道」だっつってんのになぜ移動しないで突っ立っているのかも謎。

 

「おくりもの」
 夫の同僚磯崎さんの自宅で子供連れでパーティー(っつっても子供は親の家飲みにつきあわされてるだけだけど)中、夫の同僚が突然錯乱。
 手に包丁まで持って妻に詰め寄る。
 慌てて大人たちが止めるが、ここで一瞬、磯崎氏の顔が不気味な顔に変化している、、、

 

 ここでも「顔」だ。
 やはり今のスタッフは「顔」にたいして相当なこだわりがある。

 

 このあと磯崎氏がスタッフ(新人女性演出補寒川女子。通称サムちゃん。地味にカワイイ)に怪我を負わせたり、失踪したり、今度は娘の由美ちゃんの様子がおかしくなったり、夫婦それぞれに浮気の疑いがあったり、毎度おなじみの騒ぎがイロイロ起こります。

 重要なのは磯崎氏の後輩の女性が最近電車のホームから落ちて亡くなっていること、亡くなった女性には磯崎氏と仲のいい後輩女性に対するいじめ疑惑があったこと、そして「なぜか」全然別の投稿者から、その女性がホームに「落とされる」前後の映像が投稿されてくることくらいか。

 この投稿映像には磯崎氏と「キスしていた」と言われる女性、悦子さんが駅のホームで「磯崎氏と同じように」錯乱する様が写っていて、やっぱり途中で顔が変わり、その顔は磯崎氏の変わった顔と同じなのである。

 そしてホームで錯乱する悦子さんは盛んに「モッカイナレ!モッカイナレ!」と口にしていて、スタッフが磯崎氏が錯乱した映像を再度確認すると、磯崎氏も「モッカイナレ!」と繰り返していたのであった、、、
 というところで、次回送り、

 

 まあ、既視感満載ですわ。
 新味はまったくない。
 新人のサムちゃんくらい。
 いかにも福田陽平好みの地味で無口でなんかあっても文句言わずに淡々と働くちょっとかわいい女子っていう。
 そう、第一期福田陽平政権時代の中晶子女子をちょっと思わせるのね。
 中ちゃん、どーしてるのかねぇ、、、


 71巻の「かくれんぼ」のような、現体制の個性を感じさせる作品はなかったが、やはり、「顔」に関するこだわり感じさせるエピソードが多い。

 

 まさか、変化があまり感じられないのは、今のほん呪を支えているのは、実は川居尚美嬢だからだ、とでもいうのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 20:42, 空中禁煙者, 邦画

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「予兆 散歩する侵略者 劇場版」 ホラー版「散歩する侵略者」

 のっけから「黒沢清臭」がプンプンしていてワクワクする。
 こんなに濃密な黒沢清臭を嗅いだのは久しぶりな気がする。
 あの、僕たちの大好きな黒沢清が戻ってきたような気さえする。

 

 ココ何作か、有名な原作を映画化することでメジャーへの道を探っていたような印象のある黒沢清作品の中では、久々に「ああ、自分のテーマに出会ったんだな、、、」という印象。

 脚本が高橋洋というもの大きい。
 高橋洋が脚本を手がけた映画でつまらなかった試しがない(自ら監督した作品以外で)。
 やはり脚本家としての高橋洋は、日本映画界の最重要キーパーソンなのだろう(特撮マンとして日本映画の最重要キーパーソンだった樋口真嗣が監督に昇格した途端ダメダメなのとちょっと似ている)。

 

 もっとも本作にも原作はある。
 要は「散歩する侵略者」のスピンオフなのだ。
 しかし、一般にいうスピンオフよりは、アナザーストーリーに近い。
 「散歩する侵略者」と同じ世界観の中で、オリジナルなストーリーを展開している。
 「人間の精神を乗っ取る侵略者」「侵略者を導くガイド」「概念を盗む能力」などの「散歩する侵略者」にも出てきたアイデアを使って、別の場所で起きていた事件を描く。
 侵略者があの3人だけな訳ないもんね。
 きっと、他にもいっぱいいたんだろう。

 

 で、ですね。
 あんまり言いたくないけど、「散歩する侵略者」より全然面白いですぅ、、、

 メインアイデアは借り物だが、借り物を利用して黒沢清と高橋洋が紡いがストーリーの方が、全然良く出来てる。
 ヘタするとこっちのほうが元みたい。

 やはり主人公の夫を侵略者本人ではなく、「ガイド」にしたのが正解だったのだろう。
 コレによりおめでたい人間賛歌だった原作が、一気にホラーになった。

 

 主人公の夏帆ちゃんが、事態に気づく前にひとり、「概念」を奪われて異常をきたすキャラを配したのもさすが。
 ホラーの脚本ってこういうもんでしょ。
 原作とは、もう、アマチュアとプロ位の差がある(まあ、「散歩する侵略者」はホラーのつもりじゃないんだろうけど)。。

 

 陰鬱な空気感のなかで、坦々とした日常の連続に突然ヒドいことが起きていく黒沢演出にシビれる。
 カタストロフに向けて盛り上げていく演出法もあるが、「敢えて盛り上げない」のが黒沢清なのだ。
 コレは、名作「運命の訪問者」以来(ってオレが気づいたのがそこだってだけだけど)の、スイッチが切れたように倒れていく人間の描写も満載。
 ああ、オレは今黒沢清映画を観てる、、、

 

 夏帆ちゃんも、買い物しちゃあピョンピョン飛び跳ねてるだけのオンナかと思ったら、すっかり大人の演技派女優になってたんだねぇ、、、
 か弱そうな雰囲気の中に、映画全体を支える「強さ」を表現できている。
 ラストにちょっと銃を撃つシーンが有るのだが、舞台が同じ廃工場ということもあって、「運命の訪問者」の哀川翔かと思ったというくらい、いざとなると(愛する夫の危機に瀕すれば)強いオンナを演じきっている。

 

 あと、特筆すべきは「寄生獣」に続いて「人間のフリが出来ているつもりで全然出来てない宇宙人」の役を演じている東出昌大だろう。
 黒沢清も絶対「寄生獣」を観てこの役をオファーしたに違いない。
 「人間のフリが下手」な役で東出昌大意外考えられないくらいハマり役。
 この映画の「不気味さ」は東出昌大じゃなかったら半減していたのではないか。
 このヒト、ホントに人間なんだろうか。

 

 夏帆ちゃんの役が「特別」な人間であり、なぜ「特別」なのかの説明がないのは、この脚本の瑕ではあると思う。

 が、おそらくは侵略者は世界中に大量に来ているはずで、それぞれのガイドが悲惨な目にあっているであろうことが予想され、その中で、たまたま「特別」な女性に救われるガイドを描いているのだ(そのほうがドラマ性が有るから)と、思うことにする。

JUGEMテーマ:映画

at 19:50, 空中禁煙者, 邦画

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「散歩する侵略者」 価値観が演劇

 前にも引用したが、誰が言い出したのか解らない、

 

 「映画は監督のもの、ドラマは脚本家のもの、舞台は役者のもの」

 

と言う考え方がある。

 その意味で、この映画は極めて舞台的であると思う。
 脚本が、舞台じゃないと成立しない論理で成り立っている。

 

 例えば。

 長澤まさみは数日間の行方不明の末に帰ってきた夫が、別人になっていることに気づく。
 気づくどころか、自分から堂々と
「えー、ワタクシ、アナタの旦那さんの体を乗っ取らせていただいた宇宙人で、地球を侵略するために来ました、、、」
と名乗りやがる。

 

 で、ですね。
 いいですか?ココ重要ですよ。

 

 長澤まさみはナント、にもかかわらず、彼を愛しているのである。

エエエエーーーーーーーーーーーーーッつ!!!

あり得る?

 

 例えば「寄生獣」で田宮良子の母親は、一目見るなり娘が「娘じゃなくなっている」「なにか別のものになっている」事に気づき、夫に「早く警察に電話して!!」とか言って田宮良子にアッサリ殺されてしまう。

 コレがリアリティというものではないか。

 

 自分が愛するものが、なにか別のものに乗っ取られている。
 剰え、地球を侵略しようとする凶悪な存在である。
 コレを今まで同様愛する、と言う女性心理に、ワタクシ空中さんは一片のリアリティも感じることができない。

 

 ところが。
 舞台でならコレが可能なのである。

 

 舞台は、演出よりも、なにより「脚本」よりも、まず役者のものなのである。
 観客は、ナニよりもまず役者を見に来ているのである。
 演じている役が、仕事人間の夫だろうと散歩する侵略者だろうと、まず、「○○という役者」なのである。
 脚本なんか関係ない。
 まず、〇〇と言う女優が、〇〇という男優を「愛している」という「夢」を観客に与えている、それだけが大事なのだ。

 

 そう、もう一つ舞台を見に来る客が好きなものがある。
 それは、「愛」である。

 

 舞台では建物が爆破されたり、車が高速でチェイスしたり、ゾンビの首が飛んだりしない。
 あるのは生身の人間だけだ。
 そして生身の人間は「愛」だけは得意である。

 従って、この映画もラストはひとりの女性の「愛」が全てを大きく変えるのである。

 宇宙人侵略モノ映画で、ひとりの女性の「愛」がここまで事態を大きく変える映画があっただろうか。

 

 長澤まさみちゃんは、もう少しで、見知らぬ宇宙人を愛することにリアリティを持たせられそうである。
 が、フィジカルな優位に頼らなくなった長澤まさみちゃんにしても、コレは無理。

 

 長澤まさみちゃんと松田龍平で舞台にしてくれたら、ワタクシ空中さんも素直に感動できたろうな、と思う。

JUGEMテーマ:映画

at 20:48, 空中禁煙者, 邦画

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「ほんとにあった!呪いのビデオ 71」 新体制は顔をハッキリ映す

 という訳で、演出が変わって一本目。

 

 あたらいしい「構成・演出」のクレジットは、懐かしい福田陽平氏と「監死カメラ」シリーズの寺内康太郎氏。
 二人体制、と言うのがどう機能するのかは興味がある。
 エピソードごとに担当を分けているのだろうか。
 それとも一エピソードを二人で協力して作っているのだろうか。

 

「タクシー」
 一発目からよりによって現代の怪談のド定番である、「乗ったタクシーからいなくなるオンナ」。
 なんか決意表明の・ようなものすら感じる。

 ドライブレコーダーの映像、と言うのが新しいが、ココで記憶しておくべきなのは、件の「オンナ」の顔がハッキリ写っていることだろう。
 事故で亡くなったらしくボコボコで、ハッキリ特定はできないようになっているが、「この世ならざるもの」の顔を描写した、というのは恐らくこのコンビによる「ほん呪」を象徴しているのではないか。

 

「シルエット」
 と、思ったら今度はいきなり「シルエット」である。
 カップルがイチャつきながら歩いていると、屋上からヒトが飛び降りるのである。
 毎度のことながら、すっかりオジサンであるワタクシ空中さんには、何故イチャつきながら道を歩くときに動画を撮るのか理解出来ないが、そんなことはどうでもいい。

 飛び降りを目撃してしまったあと、エライもん見てもうたー!と頭を抱えてしゃがみ込む彼女を映すと、背後に子供が映っている。
 中村氏のナレーションは飛び降りたのはこの子供であるかのように語るが、視聴者にはその根拠は解らない。

 

「シリーズ監視カメラ 老人」
 解体業者がゴミ屋敷から発掘した映像。
 ゴミ屋敷に住む老人が、何故か自分の家の中を映すカメラを設置している。
 そして、案の定カメラにはポルターガイスト現象が映ってしまっている。
 老人は、ポルターガイスト現象の正体を突き止めるためにカメラを設置したのだろうか。
 解体した跡地からは、白骨死体が発見されたという。
 老人は自ら手にかけた女性の霊に悩まされながら、死体の発見を恐れて出ていけなかったのだろうか。

 現代の闇を叩きつけられた感じ。

 

「停電」
 ホームパーティの最中に停電が起きる。
 で、明かりが戻ったときに、隣の部屋になんかいる。
 この「なんか」がシルエットだけなのだが、そのシルエットがあまりにも個性的。
 なんで停電を機に姿を表すのか、いやコイツ絶対霊魂とか呪いとかじゃなくて、なんかこういう存在だろ、とかいろいろ疑問はあるが、あまりにあんまりな造形のせいで、気にならない。
 ちょっと衝撃的な造形のせいで全て持っていかれた感じ。

 

「かくれんぼ」
 祖母の七回忌で親戚が集まる。母親連がそれぞれの子供達も集めて、旧家の広い庭でかくれんぼをする。
 たまたま撮影者が鬼になり、カメラを回しながら、「もーいーよぉ」の声とともに探し始めるが、カメラを通した視界には、子供達ばかりか母親も、ヒトっ子ひとりいなくなっている。
 ふと、視界の隅に物陰に隠れる子供が写り、追いかけるが、、、

 撮影者のカメラを通した視界だけが、異世界に紛れ込む、と言う不思議なハナシ。

 

 「ほん呪」というより、柳田國男の著書に出てくるエピソードのよう。

 

「瑕疵」
 今回の長編。

 発端は単純で、投稿者である22歳の青年は、自分の6歳の誕生日に叔母がお祝いに来てくれたときに撮影したビデオに「不可解なもの」が写っていた事と、更にその直後に母親が亡くなってしまったことの間には、何らかの関係があるのだろうか、という相談であった。

 委員会は二人が住んでいたアパートの一室が、いわゆる「瑕疵物件」なのではないかと調査するが、それらしい形跡は見つからない。

 「瑕疵物件」なのではないか、というのがタイトルの由来なのに、早々に否定されてしまうのはどうかとも思う。

 で、ですね、メンド臭いので大幅にハショリますけどね、要は瑕疵物件云々じゃなくてですね、投稿者の母親がなんか怪しげなセミナーにさんかしてました、と。
 で、その怪しげなセミナーは、ですね、セミナーの結果がうまく出ない受講者には、もう、究極にヤバい対処法を授けていました、と。

 

 この、究極の対処法のVTRがヤヴァい。


 確かにヤヴァい。
 あーあ、ヤヴァい。

 

 それまでの展開を全て否定し去るヤヴァいVTRに確かに覚える。
 このVTR中に行われている行為のヤヴァさに比べると、チラッと写っている「この世ならざるもの」など全然大したことない。

 コレは大々的に「不可解なもの」よりも現実のほうがヤヴァい路線の復活を告げているのだろうか。

 

 ただ、このVTR中に映る「不可解なもの」はハッキリ顔が写っていて、特徴的である。
 なかなかこういう状況で写ってしまった「この世ならざるもの」としては表情も豊かで、ほとんど性格までわかりそうである。

やっぱりこの「顔がハッキリ写っている」というのが、このコンビのとくちょうなのだろう。

 

 全体として、やはり大きく印象が変わったな、と思う。
 「かくれんぼ」のような柳田國男的というかメルヘンチックな方向と、「瑕疵」のような超後味が悪い方向と、二人いる構成・演出のうちどちらがどちらの持ち味の持ち主なのかはわからないが、1巻の中での幅が広がったことは確かだろう。

 

 あとは「不可解なもの」の顔をハッキリ映す傾向が、このあとも継続して行くのか、楽しみでもある。

 

 もうひとつ、いきなり女性演出補が増えているのは、露骨に福田陽平氏の傾向を感じさせる。
 もう、何十巻にも渡って、新人は男性演出補しか新たに入っていなかったのだ。
 そして、それでも川居直美嬢が残っている。

 

 まさか、ほん呪70感を超える歴史の中で最大のコンテンツは川居直美嬢の美貌だ、とでも言うのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 01:30, 空中禁煙者, 邦画

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「必殺始末人3〜地獄に散った花びら二枚〜」 役者として田原俊彦

 というわけで三作目。
 ハナシのスケール感はアップしているが、時間は短くなっている。
 つまり、そういうことなのだろう。

 

 只次郎(田原俊彦)と同じ長屋に住む浪人石川(三浦浩一)は、妻のお初(水島かおり)が奉公に上がっている津軽屋のツテで黒石藩に士官の望みをつないでいた。

 一方、前作の騒ぎで芝居小屋が潰れてしまったかもめ(南野陽子)は、仕出し屋のような仕事で黒石藩の江戸屋敷に出入りするうち、ただ次郎とそっくりの能楽笛方、麻之助(田原俊彦:二役)を目撃する。
 そして黒石藩の跡取り娘八重姫(遠藤久美子)は、能よりも、ただ、麻之助のみを見つめているのだった、、、

 

 というわけで、今回は始末人一味は黒石藩のお家騒動に巻き込まれていくわけである。

 

 前作に続いて、どういうわけか脇役の演技がみんな良い。

 全てを悟った三浦浩一の憤怒と諦めの入り混じった表情など、一世一代の大芝居ではなかろうか。。

 あるいはエンクミが「八重じゃ。戻ったぞ」と決然と言い放つセリフなど、ただの箱入り娘が運命を自分の手に取り戻そうする決意に満ち溢れていて、ちょっとゾクゾクする。

 悪役の寺島進も平泉成もワルワルしくキマっている。

 

 が。
 ですね。
 なかなかどうして。
 今回は役者としてのトシちゃんも見せ場が多いのだ。

 まず、なにしろ一人二役である。
 能楽笛方の麻之助はほとんど何もしない白塗りのアホみたいな役なのだが、このつっころばし振りがデビュー当時のトシちゃんを彷彿させて印象深い。
 ああ、そう言えばこんな感じだったなぁ、、、と言う感じ。

 

 さらに、普段の山村只次郎は「女たらし」を自称しつつ、その実いつも(前作でも)中年の一人暮らしのお姉さん(小唄の師匠とか)の家に居候しては、役立たずの宿六ぶりをなじられ、玄関先に追い出されては家財を投げつけられてオロオロと言い訳に終止する。
 そのサマは、「教師びんびん物語」などで確立した、彼独自の「マヌケ」演技の流用だろう。
 80年台、イヤミにならない「まぬけ」を演じて彼ほど魅力的な役者はいなかったのだ。

 

 おまけに(汗、、、)トシちゃん渾身の殺陣まで(分量的には1作めと2作目の中間くらい)楽しめて、トシちゃんファンにはオトクな一作となっている。

 

 監督がなぜか石原興じゃない。
 松島哲也と言うヒト。
 石原興のようなシュールなまでの映像美は望むべくもないが、ラストのトシちゃんと平泉成の襖を使ったトリッキーな殺陣など、ある程度過去の「必殺」シリーズのカメラワークを意識して作ってくれているのかなぁ、と言う感じ。

 

 しかし今回は元締めのおとら(樹木希林)自ら「今度の仕事は大掛かりだよ」というくらいで、大名屋敷に忍び込んでの「始末」である。
 もうちょっとトシちゃんがバッタバッタと切り結ぶシーンが欲しかったなぁ、、、

 

 しかし、シリーズも三作も付き合うと、ラスト、人相書きが出回って江戸を離れる三人の(特にナンノの)道行きを観ているだけで、ああ、良かったなぁ、、、などと思ってしまうワタクシ空中さんであった、、、

JUGEMテーマ:映画

at 21:33, 空中禁煙者, 邦画

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「必殺始末人〜乱れ咲く女役者の夢舞台〜」  ほぼ、若林志穂の映画。

 「必殺始末人」の続編。
 多分、観ることはできないだろうと諦めかけていたが、時代劇専門チャンネルで3作目と合わせて視聴できた。

 時代劇専門チャンネル、エラい!

 

 一作目が一応劇場公開映画だったのに対し、いきなりビデオスルー。
 多分、撮影もビデオ撮り。

 案の定、一作目と比べるとスケールダウン感が否めないが、一本の映画として(Vシネだけど)、ちゃんとタイトにまとまっており、必殺シリーズの一本として過不足ない仕上がり。

 とは言うものの、私見では本シリーズの売りはトシちゃんの殺陣とナンノのフトモモであるべきだと思うが、その意味では不満な出来である。
 トシちゃんの殺陣も一作目の半分もないし、ナンノの膝下までしか見せない。
 コレはイカん。

 ナンノのフトモモ、などというキワモノで勝負するのはスタッフの誇りが許さなかったのかもしれないが、トシちゃんの殺陣はドンドン見せるべきだろう。
 せっかく稽古したのにもったいない。

 

 では、トシちゃんの殺陣もナンノのフトモモ(しつこいな、、、)も見せないで、何をやっているかというと、ですね、

「芝居小屋を舞台に繰り広げられる劇場主と看板太夫の愛憎」

コレをやっております。

 

 で、ですね、コレはコレは時代劇っぽくてイイッちゃイイのね。
 
 「女役者」を育てることに偏執的な喜びを見出す劇場主の丈太郎(原田大二郎)と、そのお気に入りの看板「女役者」蝶花太夫(若林志穂)。
 ある日、深夜の路上でゴロツキに金をせびられていた蝶花太夫を助けたことで蝶花太夫と親密になった只次郎。
 やがて只次郎は蝶花太夫に、丈太郎を殺してくれ、と頼まれる。
 折しも丈太郎の劇場では若い女役者が立て続けに3人も死んでいた。
 始末人一味は丈太郎が下手人かと調査を始めるが、、、

 

 始末人一味に芝居の上手い人が樹木希林しかいないせいか、脇役を巧い人で固めている。
 原田大二郎はあの「クサさ」も含めての巧さだが、とりあえず若林志穂の美しさと熱演ぶりが強烈な印象。
 とにかく登場した瞬間からラストシーンまで、あまりの美しさに目が離せなくなってしまう。
 さらに、(なにしろ女役者なので)弁天小僧菊之助の有名な啖呵を切るシーンの口舌の良さに、ホレボレする。
 ラストシーンの、全てを悟る前後の芝居の切り替えなど、女優として相当の実力の持ち主なのだなぁ、と思う。

 コレはもう若林志穂の代表作なのではあるまいか。
 少なくとも、若林志穂本人は、連続ドラマ以外で代表作を聞かれたら、「必殺始末人です」といいそうな気がする。

 

 要するに、今回スタッフは蝶花太夫と丈太郎のハナシをやりたかったんだろうな、と思う。
 始末人のフォーマットを借りて、世話物をやっているわけである。

 結局、業の深い二人の男女、丈太郎と蝶花太夫の、業と業のぶつかり合いに始末人一味が巻き込まれた、という形だろうか。
 この「ぶつかり合い」を際だたせるために、あえて始末人一味の活躍は抑え気味になっているのではないか、などと邪推したくなる。

 蝶花太夫の過去を探るため、ナンノが旅をするシーンなんて、イイんだけどねぇ、、、
 それも蝶花太夫の「業の深さ」を描くためだし。

 

 リョウ(もうひとりの始末人)が幼馴染の遺体をナンノと二人、河原で発見するシーンのシュールなまでの美しさなど、石原興節も健在。
 「必殺」を観た!という満足感はそれなりにあるんだが、、、

JUGEMテーマ:映画

at 21:11, 空中禁煙者, 邦画

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「ほんとにあった!呪いのビデオ 70」 菊池宣秀の静かなる退場

「マリオネット」
 父親がフリマで操り人形を買ってくる。
 居間で父親が操作する操り人形を見て喜ぶ小学生高学年くらいの娘。
 この娘の演技がなかなか自然で良い。

 

 絶対この操り人形が暴れだすんだと思ったら違った。
 踊る操り人形の後ろの箪笥と壁間の隙間から、あり得ない角度であり得ないものが、、、
 箪笥とかその横の本棚とか全部ぶち抜いて横たわったんだろうか。
 でも本棚にはちゃんと本入ってるしなぁ、、、

 

「染み」
 廃墟もの。
 廃墟の床にシミが広がって、そのあとバーさんが起き上がってくるが、、、
 あの角度で手をつかないで起き上がってくるって、寝たきりのバーさんとは思えない腹筋力じゃね?

 

「二段ベッド」
 25年前の映像。
 投稿者が兄と二段ベッドで遊んでいるところに、この世のものならざるものが映り込む。
 カメラが振られたときに自然にそこにいる感じが良い。
 当時投稿者の兄を溺愛していた近所のオジサンに似ていると言うが、確かに兄弟のうちをひとりを目で追っている。

 

「シリーズ監視カメラ ペットカメラ」
 ペットカメラを監視カメラっていうかなぁ、、、

 

 ペットカメラが度々倒れているので、一日中録画しておいたハナシ。

 

 ボールでじゃれたりしていたかわいいワンちゃんが、突然カメラの上方に向かって唸りだす。
 やがて突進してきてカメラが倒れてしまうが、倒れる途中のカメラに写っていたものは、、、

 

 コレは、犬を使っている点で画期的かもしれない。
 当たり前のハナシだが、犬は子供以上に演技させるのが難しいので、なんかリアリティが増す。
 映っていた何者かの顔が、マスクのようなものを被っているように見えて不気味なのもちょっといい。

 

「寝顔」
 恋人の部屋に訪ねてきたオトコ。「地味可愛い」彼女が寝ているので、スマホで彼女の寝顔やら、シャツをめくってエッチな姿やら撮ろうとしていたら、たまたま映り込んだ鏡にこの世のものならざるものが、、、

 

 投稿者は寝ていた彼女。鏡に写ったものにビビった彼氏はスマホを取り落としてそのまま失踪したらしい。

 彼氏について調べてみると、投稿者が死別したと聞いていた彼氏の元妻は、実は離婚しただけで生きているらしい。
 しかも離婚してから投稿者と付き合うまでに付き合った二人の女性は、それぞれ悲惨な目にあっている。

 

 付き合ってた女性が全身骨折したりやけどを負ったりすると分かれるオトコ。
 クズかも知れん。

 

 このハナシは論理的に考えてこのあと「地味可愛い」投稿者もひどい目にあうだろう、と言うことであって、このハナシこそちゃんと追いかけるべき。

 

「墓」
 なんともシンプルかつありがちなタイトルだが、、、

 

 合宿中に夜中にお墓にやってきた男女数人のラクロス部員(ラクロスってオトコもいるのね、、、)。
 一行のうち一番可愛い女の子の髪の中からこの世のものならざるものが、、、

 この娘はこのあと中年のストーカーに刺されたという。
 つまり、お墓はなんの関係もないんじゃないの?

 そして二本続けて「生霊」のハナシですな。

 

「fake」
 今回の長編。

 投稿者の夫昭一の実家に帰省した際、みんなで花火大会をしたときの映像に、恐ろしい顔が映っている、と言うのが発端。

 

 昭一の実家周辺を調査してみると、その辺りの子どもたちには「濡れ女」という「子供を探す髪の長い濡れた女」の都市伝説があることがわかる。
 さらに、20年前、井戸に落ちて亡くなった子供がいることもわかった。

 前作から復帰している演出補森澤が、ここでも抜群の冴えを見せる。

 亡くなった小学生、健(たける)くんの小学校は投稿者の夫昭一氏の実家のそばであり、当然、昭一氏も同じ小学校の出身、さらに言えば健くんは生きていれば昭一氏と同年代のはずで、二人は知り合いだった可能性があるのではないか、と気づくのである。

 もう、この時点で先の展開が見えてしまふ。

 

 昭一氏にハナシを聞こうと投稿者の家に取材に行くと、案の定昭一氏は取材拒否どころか、怒り狂って製作委員会の面々にモノを投げつけてくる始末である。

 更に調査を続けると、案の定、昭一氏と健くんは幼馴染で、健くんが亡くなった当日も、5人の仲間と共に井戸に遊びに行っていたという。

 

 ここで突如、健くんは手に欠損があった、というハナシが出てくる。

 健くんは片手の親指が欠損しており、それを隠すために普段手袋をして暮らしていた。
 そして健くんは井戸に投げ込まれたその手袋を探すために自ら井戸に落ちたのであり、手袋を井戸に投げ込んだのは当の昭一氏だという、、、

 

 このハナシはコレで終わりでもいい、というかココまでで十分ヤヴァい、と思うが、実は、この後、更にヤヴァい展開が待っているのだ。

 片手の親指が欠損、の時点で、お?ヤヴァいかな?と思ったが、欠損が有った理由、さらに実は死因に不審な点がある、という辺りから菊池カントクのヤヴァさがキュキュキューーーッ!!と音を立てて加速していく。

 

 さらに意味があるのかないのか全く分からない問題の井戸への深夜の探検(何故深夜に行くのかも全くわからない)など、エンディングに向けて菊池カントクらしさが噴出してくるのだが、、、

 

 今回は、ストーリー的にはヤヴァいものの、数巻前までの信じがたい禍々しさは影を潜めているようである。

 そして、我々はすでに菊池カントクが今回でほん呪を離れることを知っている。

 

 前回、今回と本来の菊池カントクらしさがやや控えめなのは、やはり親会社からなにか言われたのかもしれない。

 

 まさか、持ち味を控えた結果が思わしくなかったから交代させられたとでも言うのだろうか、、、

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at 21:47, 空中禁煙者, 邦画

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「ほんとにあった!呪いのビデオ 69」 川居さんイジりも大概にしないと辞められちゃうよ、、、

「火葬場」
 だからわざわざ深夜の火葬場(しかも廃墟)に行くなっていうのに、、、

 

 投稿者たちが火葬場を探検中に「別の場所で肝試し中」(バカばっかりなんかコイツの仲間内)から電話がかかってくる、というフックがあるが、たいして利いてない。

 

 で、結局予想どおりのところから、ほぼ予想通りのモノが出てきます。
 撮影者と対象物の間をふさぐ位置に立っていた人物がどくと映り込む、というカメラワークが気になる。
 普通にカメラ振ったら映り込む、でええんちゃうの?
 なんか「鶴田法男風カメラワーク」を誤解してる幽霊がいるような気がする。

「消える」
 だからきちんと分別されていなかったからって、フツーの主婦がゴミ袋開けてわざわざHI-8のビデオテープ再生すんなよ(よく再生できたな)、、、
 んでもって多少変なもんが映ってたからってほん呪製作委員会に送ってくんなよ、、、

 

 とは言うものの、菊池カントク得意の「ヤヴァい系」の映像ではある。

 

 家族四人がちゃぶ台を囲んで正座してキチンと座っている。
 最初はマジメくさって誰も口をきかないが、やがて四人ともゲラゲラ笑い出す(何がおかしくて笑っているのかは全く分からない)。
 そして、笑いながら、ひとり、またひとりと消えていなくなる。
 誰かがいなくなっても残った者はかまわず笑っている。

 

 テープが出されたあたりでは、昔空襲が有っただの老夫婦が立ち退かなかっただの、グダグダ取材を入れているが一切無意味だからヤメレばいいのに。

「砂浜」
 砂浜の砂の上に次々現れる「子供の足跡」が、ホントに砂の上に刻まれているように見えないばかりか、形もヘン。
 それだけ。

 

「シリーズ監視カメラ マンション」
 監視カメラを観る立場にあった投稿者と、映っている少女が幼なじみ、という関係性が、うまく接合しない。
 階段→階上の外廊下、と、徐々に登ってきてる感は良いと思うので、そこを掘り下げればよかったのに、、、

 

「雛人形」
 投稿者の先輩が夫婦(!)で防空壕を探検(よせばいいのに、、、)すると、奥に10段飾りくらいの豪華な雛人形があり、そのお内裏様とお雛様には「首がなかった」。
 その後夫婦は不幸な目に会い、委員会が現地に調査に赴くと、雛飾りはすでになくなっていた、、、

 これだけでいいと思うんだけどな。

 

 なんで余計な「不可解なもの」が映り込んでいないと気がすまないのだろうか。
 まあ、目を見開いて大口開けて覗き込んでくる顔はちょっと面白かったけど。

 

「指輪」
 側溝に指輪を落としてしまったので、側溝の中に自撮り棒でスマホを突っ込んで撮影するハナシ。
 側溝の中の映像より、蓋にある手を入れる用の切掛けから覗く目がリアルで良い。
 コレは多分ほんとにヒトが入ってる。

 

 今回の中ではコレが一番良い。

 

「禁忌」
 今回も、菊池カントクの「探検趣味」が大々的に展開されてはいるが、、、

 要は「ムサカリ絵馬」用写真の撮影を頼まれたカメラマンから、依頼人の名前と住所を聞くわけね。
 で、突撃するわけ。

 まあ、この突撃シーンはどんなヤヴァいシーンが観られるかと期待したんだけどなぁ、、、
 アレで十分ヤヴァい、と判断したんだろうねぇ、、、

 

 突撃するにあたって、くだんの依頼人、平塚家(仮名)の次男の同級生だった、という人物を見つけて、このヒトに協力を頼むのね。
 昔の同級生として平塚家(仮名)に訪ねていって欲しい、その際にスタッフも同級生と言う体で同行させて欲しい、と。
 で、誰が同行するか、の会議。

 

阿草「僕と熊倉くんは一回見られちゃってるんで、、、」
菊池「じゃあ川居さんかぁ」
阿草「え?ん?同級生ですよね?(熊倉に)いくつだっけ?」
熊倉「27です」
阿草「27ですよね、、、、、、、、、、、、、、、、」
川居「(阿草を睨む)」
菊池「無理?」
川居「(阿草を睨む)」
阿草「いえ、あの、、、、、、、、、、、、、、」
川居「(阿草を睨む)」

 

 まあ、笑いどころもないとね。

 結局、最近表に出なかった森澤を引っ張り出して事なきを得ます。

 

 このハナシは結局どういうことだったのかちっとも明かされないんだが、結局、こういうことでしょ?

 

 平塚家には二人の男子がいたが、長男は幼くしてなくなってしまう。
 その後次男は成長して結婚するが、今度は夫婦ふたりして交通事故で亡くなってしまう。
 その後、子供をふたりとも亡くし、精神のバランスを崩した母親は、「長男が隙間から覗いている」と言う妄想にかられる。

 

 つまり、幼くして亡くなった長男の霊魂は、それまで別になんとも思っていなかったが、弟が奥さん連れで冥界にやってきたため、羨ましくなってしまったのだろう。
 そこで、母親にせめて「ムカサリ絵馬」の製作を頼むのである。

 

 まあ、結局、発端となった女性の撮影を依頼に来た「生きているのか死んでいるのか分からないオトコ」の正体は解らないが、長男の死霊、としか解釈しようがないだろう。

 

 「冥婚」だの「ムカサリ絵馬」だの魅力的なネタを繰り出してきた割には尻切れトンボ感が異常。

 

 「禁忌」が着地しそこねたせいで、全体としてハナハダ不調と言わざるを得ない。
 ここ数作にあった「ヤヴァい系の映像」が無いのがイタい。

 まさか、本作で一番ヤヴァいのは川居女史の年増いじりだ、とでも言うのだろうか、、、

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at 21:32, 空中禁煙者, 邦画

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「虎影」 SUSHI TYHOONの残党×清野菜名ちゃん(となればよかったんだけど、、、)。

 今となっては懐かしい気すらする「SUSHI TYHOON」一味だった西村喜廣カントク作。「ヘルドライバー」の頃よりはダイブまともになっているが、マジのアクションとかギャグとかグロとかのバランスが取れず、てんでに混在しちゃってる印象なのは相変わらず。

 

 かつて「最強の忍者」と言われながら今は抜忍となって妻子と平和に暮らす虎影。
 しかしかつてのお頭が
「この任務をこなせるのは虎影だけ!」
とか言い出したからさあ大変、と言うハナシ。

 

 西村喜廣カントクというヒトは、グロいイメージを考え出す才能はすごいと思う。
 今回も「目無し」や津田寛治のメイク、「壺女」などのイメージは素晴らしい。
 しかしアクションは大してキレてないし、ギャグに至ってはことごとく外している。
 やっぱり特殊メーキャップや「残酷効果」(西村カントクの造語)に徹して、監督業には手を出さないほうがいいような、、、

 

 今回も何がイカンと言って、工藤工がちっとも「最強の忍者」に見えないトコロがイカん。
 虎影の奥さんにして同じく抜忍である「月影」役の芳賀優里亜ちゃんのほうがよっぽど堂々とアクションしてる。仮面ライダー以来ある程度「アタシはアクション女優よ!」と言う自覚があるのだろう。
 しかも「最強」と言いながら、敵役(と言っても「エースのジョー」的なポジション)の鬼卍(三元雅芸)と鬼十字(清野菜名)のコンビにアッサリ負けてしまい、なんか腰砕けである。
 一方ココでも「真のアクション女優」である清野菜名ちゃんを活かしきっていない。
 もう、何を考えているのかわからない、というか、そもそも「痛快忍者活劇」的なものを作ろうという気はないんだろうな、という気がする。

 

 なんか、自分のビザールな感性を披露するために、カネの集めやすい「忍者」(本作は「伊賀の里 忍者映画祭」の記念映画なのである)とか言うフォーマットを利用してるつもりなんだろう。

 で、初盤からちょくちょくネタは振っていたのがだ、ラストは「この後『仮面の忍者 赤影』になりますよ」と言って終わる。
 イヤイヤイヤ。
 白影はオンナじゃねーし。
 それにあの仮面、超強力な磁力を帯びてたんじゃねーの?
 この後ずっとあれ顔につけてたら顔に金属が集まってきて不便じゃねーの?

 

 伊賀野市の皆さん、次はぜひとも千葉誠治監督に出資してあげてください。

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at 20:24, 空中禁煙者, 邦画

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「日本で一番悪い奴ら」 痛快警官ピカレスク・ロマン(実在モデルあり)

 「凶悪」の成功で、「あ、オレって実録モノじゃん!」と思ったであろう白石和彌監督の3作目。

 とは言うものの、同じ犯罪実録モノでも、一応だいぶ雰囲気は変えてきている。
 「凶悪」がサイコホラーだとしたら、「日本で一番悪い奴ら」はピカレスク・ロマンなのだ。
 映画が世の中に与える影響として良いことか悪いことは別にして、この映画の中盤までは、確かに悪漢が世の中を出し抜いて成功していく痛快さがある。イヤイヤイヤ、警官が世の中出し抜いてどうするよ!というツッコミも込みで。

 

 東直己氏の著作でも散々語られてきた北海道県県警における「日本警察史上最悪の不祥事」、稲葉事件を、張本人の稲葉圭昭自身が著した本が原作。

 

 綾野剛はワタクシ空中さん的には「新宿スワン」以来のハマリ役。やっぱり綾野剛には単純バカが似合う。

 柔道しか能のなかった若者が、先輩刑事に仕込まれて、ある意味「正義のため」と信じて悪事に手を染めていく。やがて金やオンナ、そして友情(コレ重要)に溺れ、正義と悪の区別がつかなくなっていく、、、

 就職当時の筋肉バカな感じから、チョーシに乗ってイケイケな感じ、さらには破滅感まで、一人のオトコの様々な局面を演じきって間然とするところがない綾野剛の振り切れっぷりは気持ちいいほど。

 

 演技陣では他にデニスの行雄ちゃんがトンデモ無いリアリティで中村獅童やピエール瀧を超えているのが目につく。ホント、得な外見だなぁ、、、

 

 ただ、演出面であまり映画的な興奮を感じるシーンが無かったのは残念。
 特に、道警への怒りを表現したいのか、官僚主義の弊害を描きたいのか、人間の持つ普遍的な愚かしさを描きたいのか、ハッキリしない(もちろんそのどれでもない可能性もある)。
 その辺の腰の座らなさと、綾野剛のハマり方のせいで、必然的にピカレスク・ロマンになってしまうのだと思うワタクシ空中さんであった。

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at 21:36, 空中禁煙者, 邦画

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