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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「スリーデイズ」 アメリカ人がフランス的感性に挑戦している映画

 ある日突然妻が殺人罪で逮捕されたオトコが、妻のために奮闘するハナシ。「クラッシュ」のホール・ハギス監督作品。2008年のフランス映画のリメイク。
 ポール・ハギス監督はこのハナシのどこに興味を持ってリメイクする気になったんだろう。おそらく、このハナシのフランス的なところに違いない。
 この映画、プロットが実にアメリカ的じゃないのだ。微妙なところだが、おそらくアメリカ人には(おそらく日本人にも)、このプロットは思いつかないのではないか。
 殺人罪で投獄された妻のために奮闘するハナシ、と聞けば、誰でも「ああ、冤罪を晴らすハナシだな、、、」と思うだろう。
 真犯人を見つけるとか。
 それがダメでも妻が犯人じゃない証拠を見つけるとか。
 でも、全然そうじゃない。そういうハナシには全然ならない。
 つまるところ、「正義」に興味が無いのだろう。「正義」が実現されなくても構わない。コレは「正義」病にかかっている、アメリカ人には無理なのではないか。
 興味があるのは「愛」だけ。
 なんともフランス的ではないか。
 主人公の短大講師は口では「妻は無実だ」と言っているが、実はどうでもいいのだろう。
 彼は裁判で妻の有罪が覆りそうにないと知ると、一気に妻を脱獄させる、と言う選択に飛びついてしまうのだから。まだ、真犯人を見つける、と言う手は有効だと思うんだが。
 要は、愛の為に、親も、名誉も、正義すら捨てられるか?がテーマなのね。
 脱走計画自体は何やら杜撰で行き当たりばったりな感じもあるが、一旦ことが動き出してからのサスペンスはスゴい。動物園のくだりなど、サスペンスが主人公のミス頼みで生まれているところは気になるが、テンポの良い切り返しで、逃げる方も追う方も死力を尽くしてる感じはよく出てる。
 主人公のラッセル・クロウは後半アクションになってからは、全てを納得させる存在感を示すが、前半、短大の文学講師に見えなくて困る。授業で「ドン・キホーテ」の授業をしているシーンなど(スペイン文学が専門なのかな?)ギャグにしか見えない。
 
 その父親にお懐かしや「F/X」シリーズのブライアン・デネヒー。顔は似てないが、鈍重な雰囲気の肉体がよく似ている。寡黙だが、息子の判断をすべて受け入れる覚悟を表情と肉体で表現していて流石。
 ところでこの映画、妻の容疑が冤罪なのかどうか、観客にはラスト近くまで判らない作りになっている(オリジナルはすぐに明らかになるらしいが)。つまり、妻役の女優さん(エリザベス・バンクス)の演技をどう観ていいのか解らないのね。こういう役って女優さんにとっては不利だよね。ポール・ハギス監督が、何と言って演技指導してたか気になりますね。
JUGEMテーマ:映画

at 22:40, 空中禁煙者, 洋画

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「八日目の蝉」 文芸モノらしい文芸モノ

 まあ〜文芸作品です。ヒトコトで言うと。松竹らしいっちゃ松竹らしい。
 どの辺が文芸作品っぽいかというと、主に井上真央ちゃんの全てを拒絶するかのような眉毛の間のシワです。ついこの世界に馴染めない、などと言う文学的なテーマをこのシワが表現してます。

 自分には堕胎を強いた愛人が、正妻との間に作った赤ん坊を誘拐して育てながら、4年間逃避行するオンナと、成長したその赤ん坊のハナシ。誘拐犯のオンナは堕胎手術のせいで二度と子供の産めない体になっているので、誘拐してきた赤ん坊を、自分の子供のように愛情豊かに育てる。

 逃避行の4年間が、美しく楽しそうであればあるほど(観客はこの逃避行の行方がどうなるか知っているだけに)、観ていて悲しくなってくる、と言うしたたかな構造を持ったストーリー。
 そしてちゃんと美しく、楽しそうに撮れてる。
 アイドルから、日本映画屈指の怪優(しかもアイドル顔のまま!!)へと成長を遂げた永作博美渾身の演技と小豆島の美しい風景が相俟って、このシーンは日本映画史上に残る名シーンかもしれない。ただ美しく、楽しそうに撮るだけで、その裏に観客が勝手にヒリヒリした悲しみを感じて5割増しになってしまう。
 永作博美ってホントすごい女優になったなぁ、、、もしかすると日本映画界の最終兵器なのではないか。

 で、問題は映画のおよそ半分を占める、永作博美の出てないシーンですが、、、
 まあ、井上真央ちゃんは頑張ってる。
 擬似母娘が3年過ごした「エンジェルホーム」で育ったオンナ役、小池栄子はミスキャストかなぁ、、、他の映画ではいい演技してるんだけど、コレはちょっと無理ではないか。小池栄子が「ワタシ男性が怖くて、ごっつい手で触られそうになるだけでダメなの」とか言い出すと笑ってしまう(失礼)。もうちょっと見た目も儚げなヒトをキャスティングしてあげればいいのに、、、

 男子禁制のキリスト教コミュニティ「エンジェルホーム」のエピソードはちょっと興味深いですね。
 恐らくはヤマギシ会あたりがモデルになっているのだろうが、原始共産制コミュニティとカルト教団がごっちゃになったような(もともと原始キリスト教と言うのはそういうものだろうが)組織で。映画を観た限りでは、例えば原作者がこの団体をある程度肯定的に描いているのか、否定的に描いているのかよく解らないが、少なくとも行き場のない女たちの駆け込み寺としては機能してる。
 実を言うと、オレはこのエンジェルホームから脱出するくだりの意味がよく分からなかった。
 教祖の「エンジェルさん」は被害者団体の視察が来る前に逃げ出せって言ってるの?
 それとも希和子がいずれ娘を取り上げられると悟って脱走したの?
 どうもよく判らないんだが、いずれにしてもこの「エンジェルホーム」のエピソードだけ、全体的に「母性」ってややセンチメンタルな感情でまとめたストーリーの中で、原作者の社会性が噴出してるような感じ。
 いや、「エンジェルホーム」も母性なのかなぁ、、、エンジェルホームの解釈次第で、全体の印象がちょっと変わってきますね。

 で、ラストシーンね。
 画面が暗くなって、クレジットタイトルが流れ始めた時、ちょっと呆然としてしまった。
 「ええええ!ココで終わり?!?!」

 いや、ココで終わりなのよ。コレがある意味正解なのだろう。この結論が出れば、それ以外はいらない。後は全部過ぎたことだ。
 原作者も脚本家も女性であって、女性の視点でこの事件を斬れば、この井上真央ちゃんがだした結論以上のものは無い。
 がさつなオッサンが物足りながっているだけだ。JUGEMテーマ:映画

at 22:42, 空中禁煙者, 邦画

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「127時間」 誇らしくて、ちょっと恥ずかしい実話

 アウトドアなにーちゃんがアウトドアり過ぎて岩に手を挟まれてしまいにっちもさっちも行かなくなるハナシ。「にっちもさっちも行かなくなってしまいました、あ〜あ」では映画にならないので、当然いずれはこの状況に何らかの劇的な変化が訪れるわけである。
 
 水も食べ物もなくなって死ぬとか。
 絶望のあまり自殺するとか。
 偶然発見されて助かるとか。

 しかしどんな変化であろうと、それが訪れるのが127時間後であることを我々は知っている。なにしろタイトルが「127時間」だ。死んでから発見されるまでの時間をタイトルにする訳がない。
 このアウトドアにーちゃんの、127時間の悪戦苦闘に付き合わされるに決まってる。

  が、悪戦苦闘っつったって一歩も動けないしね。一体全体ナニをやれば「一歩も動けない悪戦苦闘」を一本の映画になるくらい引っ張れるのか。
 当然、ダニー・ボイル監督はコレがやりたかったわけで、一生懸命引っ張ってます。探偵ナイトスクープで捜し人があっさり見つかっちゃった時の小枝探偵くらい引っ張ってます。

 まあ、「死を覚悟せざるを得ないオトコの心象風景」、コレだよね。コレで引っ張るわけ。1時間半。
 彼は何度も死を覚悟する。覚悟してはビデオカメラに遺言を残す。家族に謝る。元カノに謝る。
 そしてまた諦めきれずに悪戦苦闘する。体力は徐々になくなっていく。
 彼は思い出す。元カノの事。家族のこと。事故直前にあった二人の女性ハイカーのこと。
 彼は幻想を見る。助かった時のこと。女性ハイカーと約束したパーティーに参加した時のこと。
 コレの繰り返しです。

 引っ張りきったダニー・ボイルを流石と見るか、退屈だったな、、、と思うか。
 オレは正直言って、「ちょっと引っ張りすぎじゃ、、、いくらなんでも無理なんじゃ、、、」と思ってしまいました。助かった幻想を見るシーンは正直言って反則スレスレではないか。まあ、事実そういう幻想を見たんだろうけど。

 そう、コレ、実話です。なんで舞台設定が2003年何だろう、、、と思って観ていましたが、実話だからでした。

 ところでさ、この映画、スプリットスクリーンを多用したオープニングが滅茶苦茶カッコイイの。ダニー・ボイルの映像センスってスゲエなぁ、、、ってホレボレするくらい。御年55歳の筈だけど、凄く若々しい映像感覚。どんな最先端のPVよりかっこいい。
 結局、本編でこの映像センスはあんまり発揮されないんだけど、ただ一箇所、映像ではなく音のセンスに舌を巻いた。
 ラスト直前、ある、音のしない現象に敢えて音をつけているのだが、この音が戦慄すべきセンスでまさにこの現象にピッタリ。
 この映画、試写や映画祭で失神者が続出したらしいけど、多分、この音に耐えられなかったんだと思う。ダニー・ボイル、恐るべし。JUGEMテーマ:映画 

at 20:30, 空中禁煙者, 洋画

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「アジョシ」 韓流好きなオバ様の嫌いな韓流

 韓国映画は傑作と駄作の落差が激しい。
 「殺人の追憶」「チェイサー」などは、今の日本映画では到底かなわない、映画に対する真摯な取り組みとパワーを秘めた傑作だったが、「ボイス」「シルミド」などは、一体全体なんでこんな映画を作ってしまうのかと、首を傾げたくなるようなシロモノだった。

 今回、「殺人の追憶」「チェイサー」級の傑作を発見しました。
 「アジョシ」です。
 
 心に傷を負って場末の質屋の店主として隠遁生活を送っていた元凄腕特殊部隊員が、麻薬絡みでトラブルに巻き込まれた近所に住む少女を命がけで救うハナシ。
 という訳で露骨に「レオン」のパクリなわけですが、なかなどうして単なるパクリには終わらない激しさ面白さ。

 テレビドラマの韓流ブームに全く興味を持てないので、ウォン・ビンはコレが初見だったが、まず、このテレビドラマのアイドル俳優が(いやよく知らんけど)、本当に元凄腕特殊部隊員に見える体技を見せてくれるのに感動する。日本でアイドルどころか普通の俳優でも(いやウォン・ビンも普通の俳優なんだろうけど)こんな事が出来る奴がいるだろうか。
 最初、鬼太郎のような顔のよく見えないヘヤスタイルで出ていくるうちは、ミステリアスでボソボソと喋る声とハードボイルドな雰囲気がよく似合っているのだが、戦闘開始!とばかりに髪を短くすると甘い顔が目立ってしまい、コ、コレはちょっとどうだろう、、、と思わせる。こんな甘いルックスでこれから始まるハードな展開に違和感生じないのかしら、、、
 ところが、結局圧倒的な体技で全てを納得させてしまうのだ。いやぁ、韓国の俳優さんはエラい。一本の映画のために、トレーニングの時間とか今までの自分のイメージとか犠牲にする覚悟が出来てる。

 もうちょっとで「ジェイソン・ボーン」シリーズの様なガチャガチャしたカメラワークになってしまうところを、ウォン・ビンのせっかくのトレーニングを無駄にしないよう、直前で踏みとどまったカメラワークも流石。二階の廊下から助走をつけて突き当たりの窓をぶち破り、地面に着して走りだすまでを、吹き替えなし、ワンカットで追ったカメラワークには脱帽。役者本人が「演ります出来ます」っつってもなかなか怖くてヤラせられないよ?ジャニーズ事務所の役者でやったらジャニーさんが卒倒して監督以下スタッフ全員干されるのではないか。
 スローモーションの使い所など、ちょっと説明過多かな、と思うところもあるが。

 悪役の極悪非道ぶりにも目を剥く。韓国の麻薬ビジネスに食い込もうとしてる、大陸の臓器密売業者。
 当然人殺しなんてなんとも思ってない訳だが、ライバル組織のボスだろうと、殺す前にかならず生きたまま売れる臓器を全部抜く。子供は麻薬の運び屋に使い(疑われにくいから)、ある程度大きくなるとやっぱり臓器を抜く。この容赦のなさには恐れ入る。
 例えば「SP」のV6岡田クンなどは比較的頑張ったアクションを見せていたが、ジャニーズ主演の映画で「死ぬ前に目玉を含んだ臓器を全部抜かれたオンナの継ぎ接ぎだらけの全裸死体」などという物が映るだろうか。子供たちが閉じ込められている部屋で、部屋の片隅の新聞紙の上にうずたかく盛られた糞尿、などという物が映るだろうか。
 日韓の映画というものに対する腰の入りかたの違いに絶望せざるを得ない。
 日本映画界は「ナントカカントカ The Movie」だの「ナントカカントカの夕日」だのばっかりやってる内に、すっかり韓国映画界に抜かれてしまったのだ。

 脚本上、もう一人、キーとなる人物がいる。ラスボスの側近のベトナム人の殺し屋だ。罪悪感や恐怖心を麻痺させるためか、ややハイテンションな人物が多い大陸側組織の中で、唯一沈着冷静な凄腕の殺し屋。ある意味ウォン・ビンの鏡像であるこの人物の心理の複雑さが、この映画の後味を決定しているのだ。この人物にスポットを当ててもう一本映画が作れそう。

 贅沢を言えば少女役の子役(キム・セロンちゃん)がもうちょっと可愛くてもいいような気もするが(ウォン・ビンはジャン・レノに拮抗できているが、少女役はナタポだからね、、、)、この子は今韓国で天才子役として有名な子らしい。韓国のダコタ・ファニングとまで言われいるそうだ。やっぱり後数年で、廊下で立ちファックするような役に挑戦するんだろうか。
JUGEMテーマ:映画

at 23:07, 空中禁煙者, アジア

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「ラビット・ホラー」 正しいシチュエーションで観ないと無意味な映画

 う〜ん、コレは失敗しましたね、いろんな意味で、、、ゴメンナサイ、オレのせいです、、、

 見始めてすぐ、「あ、しまった、、、」と思ったのね。
 そういえばコレ、3Dだったね、、、2Dで見ても意味なかったね、、、
 パナソニックが開発した世界初の一体型二眼式3Dカメラ「AG-3DA1」を映画で初めて使うって課題がまずあんのね。しかも、後述する理由でジャンルはホラーでなきゃならん、と。で、オジサン達が会議を開いったと思うのよ。

 「そんなわけで3Dでホラー作んなきゃなんないんだけど、誰に任せればいいん?」
 「『呪怨』でハリウッド進出も果たした、清水崇じゃないっすかねぇ、、、ヒロインの使い方も上手いし」
 「キマリ。じゃそれで。あとヨロシク」

 この選択は間違いじゃない。で、任せられた清水監督も必死で考えたと思うのよ。

 「え?3D?、、、3D。3Dってなんだろうなぁ、、、画面が飛び出す、、、飛び出す、、、画面から飛び出してくる、、、飛び出してくる?飛び出てくる?、、、そうだ!!」

 ってんで、思いついたのが、劇中劇の3D映画から何かが現実世界に飛び出してきちゃう映画。「エルム街の悪夢」で夢のなかからフレディの帽子持ってきちゃうみたいに。
 コレ、3Dであること自体がテーマなのね。んなもん2Dで見ても無意味だったわ。

 その後の展開も、やたら遊園地が出てきたりして、なんとなく納得がいかない。ネタバレされるといよいよ納得がいかなくなる、と言う驚愕の展開。
 なんだろうコレ、なんか一本の映画というより、遊園地のアトラクションみたいなものを目指してるのかな、、、と言う予感が生じる。「ヴィジョナリウム」とか「キャプテンEO」みたいなね。

 と思っていたら、エンド・クレジット後のエピローグに二行の文字。
 コレ読んでやっと全てが氷解しました。
 コレ、目指してるどころか、富士急ハイランドの戦慄迷宮で上映するための映画じゃん!!もろアトラクションじゃん!!そういう環境で若いカップルが観たりすると、3Dっつーくらいで2Dで観た場合より1.5倍くらい面白いのかも知れない。

 こんなもんDVD出だしちゃイカンなぁ、、、とも思うが、満島ひかりちゃんのファンのためにも出さないよりは出したほうがいいのかな、、、

 今、慌てて調べたら、そもそも「戦慄迷宮3D」の時点で清水崇監督でしたね。古い付き合いなわけだ。
だったらもうちょっとちゃんとししたもの作らせて貰いなよ、、、
JUGEMテーマ:映画

at 19:55, 空中禁煙者, 邦画

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