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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「ほんとにあった!呪いのビデオ 74」 史上最大のオープンエンド!

 コレも前から何度も言ってることですが、「不可解なもの」の出現の瞬間を、カメラワークで誤魔化しているパターンが多すぎる。

 一瞬、カメラが振れて、戻ってくると写っている。
 一瞬視界が塞がれ、塞いでいたものがどくと写っている。

 

 ああいうとき、「不可解なもの」はどういうふうに出現してるのかねぇ、、、
 パッと突然そこに現れるんだろうか。
 ジワ〜っとにじみ出てくるんだろうか。

 

「山道」
 またウェラブルカメラ系。
 マウンテンバイクで山道を延々と走るが、バランスを崩して倒れてしまい、崖を転がり落ちる。
 倒れていると、「不可解なもの」がもの凄い勢いで接近してくる、、、

 下手をすると失笑モノだが、「不可解なもの」が手で這いずってくるのは、下半身がないからではないか、と思わせる手の込んだ演出と、中村氏の、「人里離れたこのような地では、我々の想像もつかないことが、、、」的なナレーションに救われている。

 

「積載車」
 事故車を運ぶレッカー車。「事故車」というところがいかにもなんか出そう、、、

 

 とは言うものの、事故車の陸送車の運転手が、眠気を防ぐために自分が陸送する様子をネットに流している、というのはいかがなものか、と思う。
ネットはオマエの眠気覚ましのためにあるんじゃないから。

 

 予想通り助手席になんか出るわけですが、例によって顔がハッキリ写っている。なんか丸すぎるオンナの顔が。
 全体はカラーなのにこのオンナだけモノクロに見えるのも、逃げと言えば逃げ、気の利いた演出といえば演出。
 一瞬、投稿者の手がカメラを覆い隠し、手をどけたときにはそこに存在している、毎度おなじみの展開も、逃げと言えば逃げ、演出といえば演出。

 

「ドッキリ」
 TV番組のドッキリ企画の最中に(というか番組のために撮影した映像に)、不可解なものが写っている、というメンド臭いネタ。
 佐野マリアという、一応ググればちゃんとタレントして名前が出てくるヒトを巻き込んでいるの新味かなぁ、、、
 そこで燃え尽きちゃって他になにもない気がする。

 

「シリーズ監視カメラ 二階の和室」
 ニューメディアもの。

 世の中の監視カメラには、録画メディアに有線で繋がず無線で飛ばしているタイプのものがある。しかし、なぜかパスワードを設定していないために、周囲にダダ漏れになっていたりする。
 そしてさらにそういうダダ漏れ映像を集めたサイトがネット上に存在する。

 コレはそんな中の一本を見た奴からの投稿。

 

 監視カメラというと屋外にある印象だが、なぜか屋内、しかも無人の和室を写し続けるカメラ。
 終始無人なので、基本ナニも起こらないのだが、やがてふすまに不思議な影が、、、
 人間の影のようだが、結構大胆に形が変わる。
 ちょっと71巻の「停電」を思わせる。
 福田氏のことだから、ナニかの伏線なんだろうか。

 

 このサイト、なんとダダ漏れ映像の出どころまでちゃんと出ているのである。
 当然、スタッフは突撃する。

 結構な高級住宅街で、上品な婦人が対応に出てくる。

 

 ワタクシ空中さんは、この婦人の言を聞いて、ちょっと驚いた。
 驚愕の展開と言ってもいいのではないか。
 まさかこうなるとは、、、

 71巻の「かくれんぼ」に次ぐ、「奇妙な味」の作品と言っていいだろう。

 

「カメラ機能」
 コレもニューメディアもの。なにしろスマホのいわゆる「ライブフォト」機能がないと成立しない。
 イヤ、成立するか、、、

 

 要するに写真にオレンジの光のスジが入り込んでいるので、前後のコマを確認してみたら、オンナの顔が写っていた、と。
 なんでこんなに真面目な顔して正面向いて写ってるのか、ちょっと不思議。

 

「おくりもの」
 まあ、三ヶ月に渡ってつきあわされたわけですが、結果的にほん呪始まって以来の問題作になりましたね。
 前回までにさんざっぱら撒き散らされた伏線が一切、徹底的に、もう、ほんとにイッコも回収されまいまま終わる、という単に「ほん呪」の歴史に限らずありとあらゆるフィクション(まあ、のフィクションでもドキュメンタリーでもいいけど)の歴史に追いて前代未聞の終わり方と言っていいのではないか。

 

 なんかオープンエンドとか「謎のレベルが大幅に一段上がって終わる」的なパターンのつもりなのかなぁ、、、

 

 えーっと、前回、「そうだ!モッカになればいいんだ!」とか言ってベランダから飛び降りた女子小学生の映像ありましたね。今回、あの飛び降りた小学生の元同級生、という女子中学生Kさんが出てきます。 
 Kさんの証言によると、元同級生はRちゃんという名前であり、やはり彼女は亡くなっている。
 そして亡くなったあと、問題の映像はRちゃんをイジメた同級生たちの携帯に送られて、それを見た同級生たちが一斉にパニックに陥り、教室や廊下でのたうち回りながら苦しんでいた。
 ココで、中村氏のナレーションが入る。

「しかし、そこには、、、絶対に許されない矛盾が存在していた、、、」

 つまり、少女Rが亡くなっているのなら、自分が死ぬときの映像を送りつけることは出来ない。

 一体誰が同級生たちに映像を送ったのか、、、

 

 さらに、Kさんは驚愕すべきことを言い出す。
 Kさんはなんと、この「おくりもの」シリーズに、Rちゃんのお母さんに似たヒトが出ている、と言う。
 そしてそれは、そもそものすべての発端、磯崎家の妻、薫さんなのだと、、、

 

ええええええええええーーーーーーーー???!!!

 

 すべての元凶が薫さんだとすると、茂氏と悦子さんが謎のキスしてて、茂氏が「おくりものをもらった」って言ってたってハナシはどうなるわけ?
 この時点までは悦子さん発信だったはずのハナシが逆転してない?

 

 さらに、委員会はこの時点で致命的なミスを犯していると思う。
 Kさんへのインタビューは73巻の予告に出てきているのである。
 ということは、Kさんが72巻を見て73巻の予告に出てくるまで一ヶ月以下ということになってしまう。

Kさんが72巻を見る。
△曚鷦委員会に連絡を取る。
Kさんのインタビュー映像を撮る。
な埆犬垢襦
イ修梁召離┘團宗璽匹發垢戮栃埆犬鮟えて完パケにする。
Ε泪好拭爾鮴擇襦
Д廛譽垢垢襦
┘僖奪院璽献鵐阿垢襦
卸に流れる。
小売店(レンタル屋)に流れる。

 

 コレがすべて一ヶ月で終わる訳がない。
 正直言ってΔ△燭蠅濃間切れではないか?

 

 川居女子はわざわざKさんに市販品は顔にモザイクが掛かっていることを指摘して、「雰囲気が似ているってことですか?」と確認し、その後に手持ちのPC(タブレットだったかな?)に入っていたモザイク無しの映像を見せて、間違いなくRちゃんのお母さんであることを確認しているのである。
 Kさんが市販品を、つまり一般に流通して以降の72巻を見て「似ている」と発言していることは間違いがないのだ。

 

 もう、ボロボロですな。
 由美ちゃんの吐瀉物から発見された蜂の幼虫のハナシも、寒ちゃんが聞いた「母体を手に入れた」と言う声についても全部スルー。
 いやはや恐れ入った。
 ラストの「納品後に入ってきた映像」にしても、「納品後」でリアリティを出してるつもりかもしれないが、かえってタイミング良すぎである。

 

 なにかその辺の「時間的な整合性」みたいなことは、もう、気にしないことにしたのだろうか。
一応、『一般視聴者からの投稿』ということになっているのだから、もうちょっと気にしてほしいなぁ、、、

 

 あと、舞木ちゃん。
 監督をこっそり物陰に呼び出して、小声で「寒ちゃん、処女なんです、、、」とか言っても無駄だから。
 撮影されて全国で発売されてるから。

 

 まさか、舞木ちゃんには、「ココ、カットして下さいね」と頼まれていたのに、カントクが勝手に公開した、とでも言うのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 21:03, 空中禁煙者, 邦画

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「ほんとにあった!呪いのビデオ 73」 驚異の新人演出補、舞木ひと美登場!

 この巻を観ていて思ったんだが、このシリーズの裏テーマの一つは、「この世ならざるものは嫉妬深い」だな、と思う。
 このシリーズに出会う前、ワタクシ空中さんは、もし幽霊というものが姿を現すとしたら、その幽霊側からの理由は、

 

・恨みを晴らしたい。
・何事か伝えたい。
・単純に恐怖を与えたい。

 

くらいかな、と思っていた。
 が、「ほん呪」シリーズで多いのは、

 

・楽しそうなので見に来た。
・仲間に入りたかった。
・羨ましかったので邪魔しに来た。

 

このパターンである気がする。

 「ほん呪」以前に幽霊出現の原因をこのパターンで考えたことがなく、コレは「ほん呪」発信の新しい認識なのかな、などと思う。

 

 「サプライズ」
 パパの誕生日をサプライズ演出で祝うべく、ケーキを用意し、部屋の電気を消してパパの帰宅を待つ母娘。
 パパが帰ってきて、玄関へ向かう途中カメラが洗面所に向くとそこには「この世ならざるもの」の姿が、、、

 

 この映像を撮影した時点で、実はこのアパートの下の部屋で女性が孤独死しているのが発見されたという。
 女性は、楽しそうな一家団欒風景が羨ましかった、とでも言うのだろうか、、、
 というのだが、別にサプライズ関係無いよね。このエピソードのラスト、つまりタイトル前に、この「この世ならざるもの」の姿に母娘の歌う「はっぴばーすでーとぅーゆー、、、」を被せたかっただけだと思う。

 

「夏合宿」
 女子中学生の合宿風景。
 フツーに合宿の宿舎で夜女子中学が執り行うであろう風景を写しているが、突然、別の部屋から先輩が訪ねてきて、
「この部屋から『助けて〜』って聞こえてくるんだけど大丈夫?」
とのたまう。
 このとき、何故か先輩は左足をキレイに曲げて一本足で立っている。

 この「合宿」とやらがなんの部活の合宿だか分からない(彼女たちがよく踊っているのでダンス部かなと思っていたが)のだが、先輩の立ち方を見ると、野球部で、先輩は一本足打法の名手なのかもしれない。

 

 やがてカメラが押し入れを写すと、不気味な顔が二つ、こちらを覗いていた、、、

 この二つの顔がなんか密着しすぎ。
 幽霊は実体がないからかまわないっちゃかまわないけど、体の部分重なり合っちゃってるのかな、、、

 

「民宿」
 先輩と温泉旅行しているときに、先輩が泊まった民宿の部屋で撮った映像に、その部屋で首を吊った白骨死体が混ざり込んでしまう。
 そして先輩は、白骨死体が着ていた服から見て、この死体は投稿者だ、と言い出す。

 

 先輩と温泉旅行。

 

 つまりこの二人はゲイなのだろう。取材に応じた投稿者はこけしと山崎邦正のハーフみたいなルックスで髪も染めてるし、問題の服もワタクシ空中さんの感覚ではゲイっぽい。

 

 スタッフは当然シリーズの過去にあった「奇怪な未来」とその続編「奇怪な過去」を思い出す。
 「委員会はこの問題を追い続ける」と言うが、多分、作品になるのは投稿者が亡くなってからだろう。

 

「花火の上」
 ドローンで上から撮影した花火大会。

 

 「ははー、花火って上から見るとこう見えるのねー、、、」
 などと感心していると、いきなり「手」がドローンを掴んで引きずり下ろす。

 

 この映像インパクトにはちょっと感心した。
 あんな上空に一体誰の(何の)手が、、、

 

「シリーズ監視カメラ 復元」
 深夜のオフィスで男女二人が残業していると、突然火の手が上がる。
 原因は全く不明。

 

 コレはやはり「男女」というところがポイントでしょう。
 この二人は当然デキていて、「不可解なもの」が嫉妬に狂って放火、というパターンであると思われる。
 映像の中、男性があくまで女性のみを気遣って安全に避難させようとしてるあたりが特に腹が立ったんだと思う。

 

「おくりもの 中編」
 えーっと、この、ほん呪の長編モノは、油断してると延々あらすじを書きたくなるんで、敢えて大幅にハショリます。

 この巻で重要なのは、前作で出てきた「モッカイナレ」は「もう一回なれ」ではなく、「モッカになれ」であることを新人スタッフ寒ちゃん(カワイイ)が突き止めたこと。ここで「魔術堂のKATOR氏」なる人物が登場して、モッカとはサンスクリット語で人間が完全に解脱した状態、つまり「死」のことである、と解説すること(KATOR氏の解説では音声を消されているが、多分、オウム真理教でいわゆる「ポア」と同じである、と言っていると思われる)、さらに委員会は失踪中の悦子さんの母親の許可を得て、悦子さんの部屋を探索し、悦子さんのパソコンから「モッカ」と名付けられた動画を発見すること、などであろうか(長いわ!)。

 KATOR氏とはまたいかにも怪しげだが、現行の制作陣のひとり、寺内康太郎の一味らしい。

 

 そして、悦子さんのPCから発見された動画は、ある意味ヤヴァい。
 川居女史ですら「これ、公開できませんよね」と言っているが、当然、ヘーキで公開してしまうのだ。

 

 動画は、8才の少女がカメラに向かって延々と語り、最終的には窓を開けて外のベランダから飛び降りてしまう、というものだ。
 ココまでワンカット。

 

 どうってこと無いと言えばどうってこと無いが、ヤヴァいと言えばヤヴァイ。
 8才の少女の自殺動画なのである。

 語る内容は主に自分をイジメていたクラスメート達やそれをほったらかした教師たちへの恨み言である。
 そして少女は最終的に「そうだ!みんなモッカになればいいんだ!まずアタシがモッカになるね」と言って飛び降りてしまうのである。

 

 まがりなりにも8才の少女を巻き込んで、延々と分けのわからない思想を語らせた挙げ句、死を選ぶ、という動画。
 なんとなく、ヤラセだったら許されるものではない、という気がする。

 

 フィクションなら許される。
 ドキュメンタリーだったら許されるもクソもないが公開が許されない。
 ヤラセだったら許されない。

 

 結局、この辺を曖昧にしたままヒリヒリした感じを持続しつつ浮遊し続けるのが、ほん呪シリーズの魅力なのかなぁ、、、

 

 現在、磯崎茂氏と悦子さんの二人が失踪しており、その行方を追うために演出補が3人増強されている。
 特に、20代女性のくせに初登場の場面でくわえタバコ、自ら「アタシ常識無いんで」とのたまう舞木ひと美嬢はなにかやらかしてくれそうな期待をもたせる。

 

 中編のラストは、委員会による磯崎家の監視下、娘の由美ちゃんが包丁を持ち出したので慌てて止めに入った寒ちゃん(カワイイ)が包丁を持ったままの由美ちゃんと揉み合いになり、倒れて起き上がらない、と言うもの。
 寒ちゃん(カワイイ)、辞めちゃうんじゃないの?

 

 そろそろ新体制の色が分かってきたかなぁ、、、

 

「サプライズ」と「夏合宿」は今までどおり割とハッキリ顔が写っている。

 

 そして前作のウェアラブルカメラに続いて今回はドローンを使用している。

 つまり、
”垈腸鬚覆發里隆蕕鬟魯奪リ表現する。
⊃靴渓椶離瓮妊アが好き。
 といったところがすぐ挙げられるだろう。

 

 もう一つ、菊池体制が徹底的に追求していた「禍々しさ」はすっかり影を潜め、「奇妙な味」みたいなものを追求しているような気がする。

 さらに、福田体制らしく、演出補が増えて、演出補の生き様、みたいなものが表現されるようになっている。菊池時代にも散々「演出補イジリ」はあったが、寒ちゃん(カワイイ)と舞木の描き方は、他人にイジられるのではなく、自ら身をもってナニかを証明していく、という迫力がある。

 

 まさか、そのうち舞木ひと美が演出に昇格する時代が来る、とでも言うのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 20:27, 空中禁煙者, 邦画

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「ほんとにあった!呪いのビデオ 72」 もう、川居尚美さんのためのシリーズなんじゃ、、、

「ベランダ」
 小学生が自宅のベランダに鳥の巣を作って、野生の鳥が住み着くかどうか実験中。
 なにしろ観察実験なので、カメラを回してる。
 で、野生の鳥が住み着いて卵を生んだらしいので、小学生が慌てて巣の中を観察しようとすると、カメラが動いてベランダの外を写す。
 と、そこには謎の男の顔が、、、

 

 この顔が、なんというか、表情のある、リアルな生きている人間の顔で、明らかに何らかの意志を持ってこっちを見ている。
 前作に続いて、「不可解な現象の顔をハッキリ写す」今のスタッフのスタンスが、一発目から如実に出たなぁ、という感じ。

 

「伝説の自主映画」
 20年前にある大学の映画サークルが撮った映像。
 そういえば今のスタッフってなんか自主映画のノリがあるなぁ、、、
 一度撮影したものの、山の中で登場人物のひとりが隠れて、他の登場人物のキスシーンを覗いてるカットに、なんか不気味なものが写ってるんで、撮り直して差し替えたものの、差し替えの前の映像が発見されたっていうのね。
 まあ、それはいいんだけどさ、どうやって撮り直したかって言うと、当時監督が不気味なものが写ってる現場にもう一回行ったら、首吊り死体があったっていうのね。
 で、監督は、なんと、その首吊り死体を動かしてもう一回撮影したっていうんだけど、、、

 

 無利でしょ。

 

 首吊り死体触りたくないでしょ。
 

 首吊り死体っつったらアレだよ?首なんかビローンと伸びて〇〇○垂れ流しで舌が口から、、、いや、もういいか。
 そんなもんヨッコラショって抱えて枝からおろしてエッチラオッチラ運ぶくらいなら、場所ズラして撮ればいいじゃん。
 んなもんどうせ山の中だし。

 

 肝心の不気味なものも言われないと分からないレベル。よく気づいたなとしか言いようがない。

 

「曲がり角」
 ウェアラブルカメラを手に入れて、嬉しくなって舞い上がって自転車走行中に撮影しまくる投稿者。
 曲がり角を曲がると、突然「髪の長いオンナ」の姿が、、、
 慌てて急ブレーキをかけてオンナの無事を確認しようとすると、すでに姿はない。
 曲がり角には自販機が置いてあって、曲がる前にこのオンナの姿が見えないのはある意味当然なのだが、コマ送りで再生すると、 

 自販機の先の標識のポールを起点に姿を現しているのがわかる。
 このオンナは凄くリアルに存在していて、実在系の一種だな、と思うが、こういう「この世ならざるもの」にカメラの視点を意識した動きをされると、個人的にはちょっと萎える。

 

 最後にこのオンナはもう一度姿を現し、さっきは見えなかった顔をハッキリ見せる。
 例によってこのスタッフは顔の造形にただならぬこだわりを見せる。

 

「存在しない友達」
 廃墟モノ。
 廃墟を探検するにあたって、二人組みがそれぞれカメラを持ってスマホで連絡を撮りながら別々に行動する、と言うのが新しい。
 BがAに呼ばれてどんどん移動するが、指定された場所にAはいない。
「どこだよ〜」と後ろを振り向くとそこには「存在しない友達」が、、、  
 Aのカメラには当然、Bを呼ぶ声は入っていないのである。
 面白いアイデアと思うが、別に怖くはない。
 なんか工夫すれば怖くなったような気もするんだけど、、、

 

「シリーズ監視カメラ 野菜泥棒」
 野菜を育てているビニールハウスに仕掛けられた野菜泥棒用の監視カメラ。
 カメラが突如倒れると、やたらデカイ手足の長いオンナがユラユラ揺れている。

 中村義洋氏のナレーションによって近所に神社があり、このビニールハウスは霊道になっている、という説明があるが、だったらなぜこのオンナがただ突っ立ってユラユラ揺れているのか判らない。

 

 ほん呪伝統の「無意味にユラユラ揺れるオンナ」シリーズの一遍。
 さらに、霊「道」だっつってんのになぜ移動しないで突っ立っているのかも謎。

 

「おくりもの」
 夫の同僚磯崎さんの自宅で子供連れでパーティー(っつっても子供は親の家飲みにつきあわされてるだけだけど)中、夫の同僚が突然錯乱。
 手に包丁まで持って妻に詰め寄る。
 慌てて大人たちが止めるが、ここで一瞬、磯崎氏の顔が不気味な顔に変化している、、、

 

 ここでも「顔」だ。
 やはり今のスタッフは「顔」にたいして相当なこだわりがある。

 

 このあと磯崎氏がスタッフ(新人女性演出補寒川女子。通称サムちゃん。地味にカワイイ)に怪我を負わせたり、失踪したり、今度は娘の由美ちゃんの様子がおかしくなったり、夫婦それぞれに浮気の疑いがあったり、毎度おなじみの騒ぎがイロイロ起こります。

 重要なのは磯崎氏の後輩の女性が最近電車のホームから落ちて亡くなっていること、亡くなった女性には磯崎氏と仲のいい後輩女性に対するいじめ疑惑があったこと、そして「なぜか」全然別の投稿者から、その女性がホームに「落とされる」前後の映像が投稿されてくることくらいか。

 この投稿映像には磯崎氏と「キスしていた」と言われる女性、悦子さんが駅のホームで「磯崎氏と同じように」錯乱する様が写っていて、やっぱり途中で顔が変わり、その顔は磯崎氏の変わった顔と同じなのである。

 そしてホームで錯乱する悦子さんは盛んに「モッカイナレ!モッカイナレ!」と口にしていて、スタッフが磯崎氏が錯乱した映像を再度確認すると、磯崎氏も「モッカイナレ!」と繰り返していたのであった、、、
 というところで、次回送り、

 

 まあ、既視感満載ですわ。
 新味はまったくない。
 新人のサムちゃんくらい。
 いかにも福田陽平好みの地味で無口でなんかあっても文句言わずに淡々と働くちょっとかわいい女子っていう。
 そう、第一期福田陽平政権時代の中晶子女子をちょっと思わせるのね。
 中ちゃん、どーしてるのかねぇ、、、


 71巻の「かくれんぼ」のような、現体制の個性を感じさせる作品はなかったが、やはり、「顔」に関するこだわり感じさせるエピソードが多い。

 

 まさか、変化があまり感じられないのは、今のほん呪を支えているのは、実は川居尚美嬢だからだ、とでもいうのだろうか、、、

JUGEMテーマ:ノンフィクション

at 20:42, 空中禁煙者, 邦画

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「エル ELLE」 ミスター・グッドバーなんか探さない。

 冒頭、いきなりレイプシーンから始まる。
 この映画は、通常の映画のように、ラストのカタルシスに向けて徐々にボルテージを上げていく作りではないのだな、と思い知らされる。
 いきなりボルテージをボンッ!!と上げておいて、そのままベターっと面白い、日本で言えば相米慎二や園子温のような映画なのだ。

 

 そう。
 日本でこの映画を撮るとしたら園子温だろう。

 

 「Elle」には普通ならそれだけで一本の映画が撮れるようなテーマが二つも三つも投げ込まれている。

ー膺邑の父親は数十年前(40年位?)、ご近所さんを23人ぶち殺した有名大量殺人犯であり、主人公は未だにそのせいで差別を受けている。

 

⊆膺邑は映画の冒頭でレイプ被害にあう。

 

主人公は数十年来の親友にして会社でも右腕の女性の旦那と不倫をしている。

 

 どうです?
 どれ一つとってもそれだけで一本の映画になりそうでしょ?

 

 ところが、だ。
 コレらは全てある一つの事を表現するための背景に過ぎない。
 ある一つの事とは、主人公ミシェルの複雑かつ強靭な人間性だ。

 

 映画の中でミシェルに降りかかるすべての事象は、ただ、ミシェルの人間性を際立たせるために存在する。

 この映画はレイプ事件だの親族の殺人者だの不倫だのを通して、ミシェルの人間性を描いているのだ。

 

 事件ではなく、人間を描く、というのは、ある意味映画的というよりは文学的なあり方だ。
 しかしコレを一気にあまりにも映画的な映画に引き寄せているのが、ミッシャルを演じるイザベル・ユペールの圧倒的な、文字通り圧倒的な身体性であり、演技力であり、女優としての腰の座り方である。

 ワタクシ空中さんは当然ポール・バーホーベンの映画だと思って観始めたが、観終わってみればコレは完全にイザベル・ユペールの映画であった。

 

 多分、バーホーベンは自分の映画がイザベル・ユペールに乗っ取られていくのを見て、
「しめしめ、こりゃスゲエ映画になるぞ、、、」
とほくそ笑んでいたに違いない。
 それくらいスゴいです。

 

 ミシェルはレイプされても泣き叫んだり狂ったようにシャワーを浴びたりしない。
 淡々と割れた花瓶を片付け「寿司」のデリバリーを頼む。
 息子が訪ねてくる予定だったのに(レイプ事件のせいで)食事の準備をしておらず、デリバリーで済ますことにしたのだ。
 そして「ハマチ」を注文し、「ホリデー巻き」とはなんなのか、電話の相手に尋ねる。

 

 しかし彼女はレイプなんか大したことないと考えてるわけではない。
 スタンガンと斧を買い込み、しまいにゃ射撃の訓練を始める。
 完全に今度来たら殺すつもりなのだ。

 

 彼女が警察に頼らないのは、自分が8歳のときに起きた父親の殺人で、自分も「何らかの役割を果たしたのではないか」と疑われたことから、警察を一切信用していないのだ。

 やはりコレが彼女の原点なのかな、という気もする。

 

 そして家族でレストランで食事をしているとき、突然「レイプされた」と告白する。
 家族が慌てふためくと、
「ああ、やっぱり話すんじゃなかった。このハナシは終わり」
と一方的に打ち切ってしまう。
 普通の人間はレイプを深刻に受け止める、あるいはレイプ被害者は深刻に受け止めるはずと思っていることを忘れているのだ。

 

 こんな人物像を、魅力的に、美しく演じることができる人類が存在するとは、バーホーベンも想定外だっただろう。

 

 ワタクシ空中さんは、観ていてなんとなく1977年の傑作映画「ミスター・グッドバーを探して」を思い出していた。
 40年の時を隔てて同じように性に放埒な女性を描いているが、そのラストの違いは、この40年における女性の生き方に関する考え方の変遷を強烈に感じさせる。
 ミシェルはミスター・グッドバーなんて最初からいないことを知っている。
 だからわざわざ探さずに手近にいる男で済ませる。
 そして、暴力を振るうオトコには自らケリを付けるのだ。

JUGEMテーマ:映画

at 21:05, 空中禁煙者, 洋画

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「予兆 散歩する侵略者 劇場版」 ホラー版「散歩する侵略者」

 のっけから「黒沢清臭」がプンプンしていてワクワクする。
 こんなに濃密な黒沢清臭を嗅いだのは久しぶりな気がする。
 あの、僕たちの大好きな黒沢清が戻ってきたような気さえする。

 

 ココ何作か、有名な原作を映画化することでメジャーへの道を探っていたような印象のある黒沢清作品の中では、久々に「ああ、自分のテーマに出会ったんだな、、、」という印象。

 脚本が高橋洋というもの大きい。
 高橋洋が脚本を手がけた映画でつまらなかった試しがない(自ら監督した作品以外で)。
 やはり脚本家としての高橋洋は、日本映画界の最重要キーパーソンなのだろう(特撮マンとして日本映画の最重要キーパーソンだった樋口真嗣が監督に昇格した途端ダメダメなのとちょっと似ている)。

 

 もっとも本作にも原作はある。
 要は「散歩する侵略者」のスピンオフなのだ。
 しかし、一般にいうスピンオフよりは、アナザーストーリーに近い。
 「散歩する侵略者」と同じ世界観の中で、オリジナルなストーリーを展開している。
 「人間の精神を乗っ取る侵略者」「侵略者を導くガイド」「概念を盗む能力」などの「散歩する侵略者」にも出てきたアイデアを使って、別の場所で起きていた事件を描く。
 侵略者があの3人だけな訳ないもんね。
 きっと、他にもいっぱいいたんだろう。

 

 で、ですね。
 あんまり言いたくないけど、「散歩する侵略者」より全然面白いですぅ、、、

 メインアイデアは借り物だが、借り物を利用して黒沢清と高橋洋が紡いがストーリーの方が、全然良く出来てる。
 ヘタするとこっちのほうが元みたい。

 やはり主人公の夫を侵略者本人ではなく、「ガイド」にしたのが正解だったのだろう。
 コレによりおめでたい人間賛歌だった原作が、一気にホラーになった。

 

 主人公の夏帆ちゃんが、事態に気づく前にひとり、「概念」を奪われて異常をきたすキャラを配したのもさすが。
 ホラーの脚本ってこういうもんでしょ。
 原作とは、もう、アマチュアとプロ位の差がある(まあ、「散歩する侵略者」はホラーのつもりじゃないんだろうけど)。。

 

 陰鬱な空気感のなかで、坦々とした日常の連続に突然ヒドいことが起きていく黒沢演出にシビれる。
 カタストロフに向けて盛り上げていく演出法もあるが、「敢えて盛り上げない」のが黒沢清なのだ。
 コレは、名作「運命の訪問者」以来(ってオレが気づいたのがそこだってだけだけど)の、スイッチが切れたように倒れていく人間の描写も満載。
 ああ、オレは今黒沢清映画を観てる、、、

 

 夏帆ちゃんも、買い物しちゃあピョンピョン飛び跳ねてるだけのオンナかと思ったら、すっかり大人の演技派女優になってたんだねぇ、、、
 か弱そうな雰囲気の中に、映画全体を支える「強さ」を表現できている。
 ラストにちょっと銃を撃つシーンが有るのだが、舞台が同じ廃工場ということもあって、「運命の訪問者」の哀川翔かと思ったというくらい、いざとなると(愛する夫の危機に瀕すれば)強いオンナを演じきっている。

 

 あと、特筆すべきは「寄生獣」に続いて「人間のフリが出来ているつもりで全然出来てない宇宙人」の役を演じている東出昌大だろう。
 黒沢清も絶対「寄生獣」を観てこの役をオファーしたに違いない。
 「人間のフリが下手」な役で東出昌大意外考えられないくらいハマり役。
 この映画の「不気味さ」は東出昌大じゃなかったら半減していたのではないか。
 このヒト、ホントに人間なんだろうか。

 

 夏帆ちゃんの役が「特別」な人間であり、なぜ「特別」なのかの説明がないのは、この脚本の瑕ではあると思う。

 が、おそらくは侵略者は世界中に大量に来ているはずで、それぞれのガイドが悲惨な目にあっているであろうことが予想され、その中で、たまたま「特別」な女性に救われるガイドを描いているのだ(そのほうがドラマ性が有るから)と、思うことにする。

JUGEMテーマ:映画

at 19:50, 空中禁煙者, 邦画

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