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マジックソープ ベビーマイルド 236ml
マジックソープ ベビーマイルド 236ml (JUGEMレビュー »)

中年オトコが石鹸をオススメかよッ!!と言うなかれ。ワタシはコレをガロンボトルで買い込んでます。
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「ブッシュ」 スコット・グレンを悪役で使う映画は嫌いです

  ここにいるのは「華氏 911」で描かれた、ブッシュ一族の資産を増やすためなら手段を選ばない(文字通り、アラブ人がだろうがアメリカ人だろうが何人死のうと気にしない)守銭奴にして極悪人ではない。むしろ気のいいにーちゃんである。ただし、アホの上に根性がない。
 生産的なことには全く知恵も働かず、根性も出ないが、どういうわけかヒトに好かれるためには努力を惜しまないオトコ。友達は多いがまともな仕事は何をしても続かない。
 そんなオトコを大統領にまでのしあげたのは、優秀な父親に対する劣等感であった、とこの映画は言っている。徹底的にそこに的を絞っている。

 オリバー・ストーンがブッシュを描く、と聞けば、みんなもっと無茶苦茶なモノを想像するだろう。「コレはいくらなんでもブッシュ陣営の誰かに訴えられるんじゃないか、、、」と言うような(もちろんこの映画だって完全にバカ扱いしてるわけで、怒ってることは怒ってるんだろうが、多分、訴えられない。全部ホントだから)。だがこの映画はむしろ淡々とブッシュの苦悩とお気楽な日常(と、パパブッシュの怒りと絶望)を交互に描く。
 もしかするとオリバー・ストーンは、ブッシュ大統領を通して、「優秀な父親(と弟)の影に悩む息子」を描きたかったのかもしれない。

 一方、オリバー・ストーンは意外なコメディセンスをも見せる。
 中盤、大統領となったブッシュが取り巻きを引き連れて、自分の広大な農場を散歩しながらミーティングしている。ふと、あたりを見回して大統領が言う。
 「ここはどこだ?こんなところには初めて来たぞ?」
 次のカットではブッシュと取り巻きが広大な農場の一部にポツンと佇む遠景。
 思わずう吹き出してしまうが、よく考えると笑うに笑えない。
 アホにかじ取りを任せた結果、自分たちがどこにいるかわからない。つまりこれが今のアメリカってことさ、と言っているのだ。
JUGEMテーマ:映画

at 16:46, 空中禁煙者, 洋画

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「レスラー」 ミッキー・ロークの地獄めぐり一周目

 二十年前に全盛期を過ぎた元スーパースターレスラーが、今はドサ廻りに落ちぶれ、スーパーのバイトで食い繋ぎながらもプロレスから離れられない、、、というハナシ。
 だいたい、このあらすじから予想される範囲のことしか起こらない。ストリッパーとの恋、何年も会ってなかった娘との確執等、いろいろあるが、だいたい、予想の範囲内。

 強いて言うなら、薬物使用や対戦相手と試合内容の打ち合わせなど、プロレス界の内幕を描いてしまっていることだろうか。どちらも「衝撃の事実!!」風ではなく、ごく当然のことして描いてます。

 やはりこの映画に突出した部分があるとすれば、主人公の"ザ・ラム"(雄羊って意味だそうだ)をミッキー・ロークの「二十年前に全盛期を過ぎた元スーパースターが、今は脇役に落ちぶれ、B級映画で食い繋ぎながらも映画から離れられない、、、」姿とダブらせたことだろう。若い頃の、アクターズ・スタジオ出身(安室ちゃんとは関係ない)であること鼻にかけた「ウマぶる(マルシー山城新吾)」演技はすっかり影をひそめ、ダメ人間である自分を素直に表現しようとしているようだ。もしかするとこういうのを演技開眼、と言うのかもしれない。

 あとは監督の特徴的なカメラワークが印象に残った。手持ちカメラを多用して、「ドキュメンタリータッチ」にしたいのかな?と思うと急にデ・パルマのように対象の周りをグルグル回ったりする。
 歩くミッキー・ロークを後ろから追いかけるカメラワークは何度も繰り返される。リングに上がるミッキーをの姿を追いかけるシーンで毎度毎度出てくるのだが、スーパーの倉庫から売り場に出るシーンでも使われているのを見てアッと思った。このシーンのザ・ラムは怯えているのだ。スーパーの売り場に出るのが怖いのだ。で、売り場をリングに見立てて自分を鼓舞している。リングの上ならお手の物だ。と。
 セリフによる説明を一切排して、カメラワークだけでこれらのことを語り切る手腕に痺れた。「全てをセリフにして説明しないと気が済まない病」なる病気が三丁目あたりに蔓延してるらしいので、治療薬として観せてあげたい。JUGEMテーマ:映画
 

at 19:06, 空中禁煙者, 洋画

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「愛のむきだし」 実話は(普通の)映画より奇なり

 この映画を観ている間中、ある一つの想念が脳内を駆け巡ってついに離れることが無かった。
 「で、この主役のオトコの子は近藤マッチの息子かなんかなの?」
 違うらしい。西島隆弘クンと言うらしい。ボーカル・ダンスグループ「AAA」のメインボーカルで、北海道出身、近藤マッチとは何の関係もないらしい。オジサン世代には、もう、血縁関係が無いとはとても信じられないくらいクリソツ。

 実を言うと、何か突出した演出があるわけでも、巧妙な仕掛けの脚本があるわけでも、涙、涙の感動ストーリーがあるわけでもないのである(イヤ、世間は結構泣いてるみたいだけど)。でも、この映画、4時間弱の長きにわたってベッタリと面白いのだ。これだけ嘘くさい展開とマンガチックな演出の連続で4時間面白い、というのは凄いことではないか。
 そう、この映画、嘘くさいけれどもリアリティはあるのだ。

 ぶっちゃけて言うと、「盗撮魔が新興宗教に取られた妹を取り戻しに行く」ハナシ。コレを4時間かけてやってる。別に取り返しに行くにあたって盗撮魔として磨いた技術が役に立つわけではない。別に盗撮魔じゃないくても良いのである。でも、盗撮魔。実話だから。
 実際に園子音監督の友人の盗撮魔(友人に盗撮魔がいるっていうのも凄いが)に起きた事件が元になっているらしい。でも別にモデルと同じ盗撮魔にしなくても良かった筈。どうせ全体的に観れば嘘だらけだ。
 でも、盗撮魔。
 なんか意味があるのである。
 園子音監督はそこに何らかのリアリティを見たはずなのだ。
 何しろ4時間のうち半分は主人公の「ワタシはいかにして盗撮魔になりしか」を描いているのである。

 ハナシはどんどん飛ぶが、オウム真理教だ。
 一連のオウム真理教騒動で、ワタク空中さんが一番不気味に感じたのは、幹部たちの心にポッカリと口を開けた心の闇だった。あんな、特に貧乏でも馬鹿でも不細工でも病気でもない、将来を約束されたようなにーちゃんたちの心に、なんであんなにも巨大な心の闇が巣食っているのか。それはまさに何ものでも埋め尽くせないブラックホールのようであり、その巨大さ、暗さは若き空中さんの心胆を寒からしめた。
 この時ワタクシ空中さんが「ポッカリ口を開けた心の闇」と感じたものを、園子音監督は「空洞」と名付けた。
 この映画は空洞に関する映画なのだ。
 そりゃそうだ。エンディングテーマがゆらゆら帝国の「空洞です」だ。 

 主要登場人物5人は全員巨大な空洞を抱えている。妻に死なれた空洞(テツ)、母に死なれ、父に拒否された空洞(ユウ)、ろくなオトコに巡り合えない空洞(カオリ)、母は無く、虐待してくる父しか持たない空洞(ヨーコ・コイケ)。ヨーコとコイケは双子の姉妹のようだ。
 この中で主人公のユウだけが宗教に取り込まれなくて済むのは、彼だけが空洞を埋めることに成功するからだ。彼は変態行為である盗撮という「罪」で埋めている(ユウ自身はそれを「愛」と表現している)。
 そしてラストでコイケは、空洞が、結局自分であれだけ打ちこんできた宗教では埋まらないことに気づいてしまう。 
 園子音監督ははっきり断言してしまうのだ。「宗教なんかじゃ埋まんねーよ。勃起だよ」と。
 彼はは盗撮魔の友人を見て「コイツが妹を救えたのってもしかして、、、」と思ったんだろう。

 空洞は、宗教では埋まらず変態行為では埋まる。なんというリアリティ。これが映画4時間を支えるリアリティというものだ。

 巷間、満島ひかりちゃんが「コリント人への手紙」を暗誦するシーンが絶賛されているが、ワタクシ、空中さんはむしろ、ヨーコが「さそりさん」の前で初めてパンチラどころかパンモロしてしまうシーンの、恥ずかしそうな、それでいて嬉しそうな演技を推したい。この芝居の精密さに比べれば、コリント人の手紙なんてただ怒鳴っているだけだ。
 そしてこのカットの満島ひかりちゃんの演技の精密さをもってして始めて、我々は生まれて初めて「アイドルのパンモロシーン」を目撃することが可能になったのだ。
JUGEMテーマ:映画

at 18:07, 空中禁煙者, 邦画

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「ドゥームズ・デイ」 スネーク・プリスキンの眼帯の下が判明する映画

 「ニューヨーク1997」で始まって、途中「マッドマックス(ご丁寧に1から3までやってる)」になって結局「ニューヨーク1997」で終わる映画、と言ってしまうとなんかこの映画の全てを語ってしまったような気になる映画。あと、「エイリアン2」や「グラディエイター」も出てきたかな、、、「ワイルド・ギース」とかね、、、

 これはつまりこの映画を作った奴はジョン・カーペンターとジョージ・ミラーとりドリー・スコットがすきに違いないということで、勘の良い方なら薄々お気づきの通り(んな奴ぁいない)、ワタクシ空中さんの好みと一致します。
 で、好きな要素がいっぱい詰まっているから大好きな映画が出来るかというと、世の中そんなに甘くない訳で、、、

 ハッキリ言って今回この「ディセント」の監督は、特にオリジナルなモノを作って世に問いたい、とか言う思いは全くないんでしょうね。
 大好きなモノを寄せ集めて一本作ってみました。
 それだけ。
 まあ、それがやりたかったんだからそれでもいいんだけど。

 正直、そんなに酷くはないです。そこそこ面白いと言ってもいい。アクションシーンがモタモタしてないし、ヒロインのねーちゃんがカッコイイので、どんなに無茶な展開(そら好きなモノを次々出してたらイキオイ無茶な展開にもなるわ)でも一応観ていられる。
 少なくとも監督のやりたかったことはちゃんとできてるんだろう。

 もしかすると「いや、オンナ6人組が洞窟に潜ったら中にわけのわからん生き物がいてですね、、、」等と言うよりは「今回、女スネーク・プリスキンがマッド・マックスの世界に潜入します!」等と言ったほうが予算が取りやすいのかもしれない。
[JUGEMテーマ:映画
 

at 19:19, 空中禁煙者, 洋画

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「消されたヘッドライン」 古臭いのはBBCドラマのリメイクだからなのか

 今時珍しい、正統派で正攻法な感じのする映画。
 逆に言うとちょっと古臭い。
 60年代にモノクロで七三分けにワイシャツの袖まくりしたような新聞記者を主人公にシドニー・ルメットが撮ったら傑作のにおいが漂ったかもしれない。
 
 たまにこういう映画を観ると、普段いかに狂った映画を観てるか思い知らされる。この映画にも狂った要素はあるのだが、あえてそこに焦点を当てない作りになっている。
 そう、このハナシ、暗殺者とその依頼者の関係に焦点を絞って描いたら、ぐっと現代的になるよね。
 結局このハナシで一番面白いのってそこじゃなかろうか。今時、単なるしぶといブンヤのハナシをこんな豪華なキャストで描かれても困る。それとも「戦争を外注してる」ってハナシがそんなに衝撃的なんだろうか。

 どうもサスペンスを描きたいのか、ドロドロした陰謀を描きたいのか、主人公のしぶとさを描きたいのか、映画として何でエンターテインしたいのかさっぱり分からん。
 と、思ったら元はイギリスのテレビドラマかぁ、、、
 
 主人公と疑惑の代議士、主人公と疑惑の代議士の妻、主人公と上司、主人公と手柄にはやる部下、といろいろ人間ドラマを用意してなんとか深みを出そうとしてはいるが、全部どうでもいいのはラッセル・クロウがふてぶてしすぎて全部大したことないように見えるからではないか。
 「ワールド・オブ・ライズ」で無理やり太らされて以来の出っ腹がすべてを呑み込んでいるようだ。
 
 あと、別にヘッドラインが消されるシーンは無いと思うんだが、、、
JUGEMテーマ:映画

at 18:31, 空中禁煙者, 洋画

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